「エストニアの福田雄一映画」エストニアの聖なるカンフーマスター La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
エストニアの福田雄一映画
エストニアにカンフーですよ。この怪しげな安っぽさ。これは観ない訳にはいかないでしょう。
う~む、『ノベンバー』の監督だからぶっ飛び映画であろう事は覚悟の上だったのですが、その覚悟を超えるぶっ飛びで、もはや破綻していました。ソ連時代のエストニアで、ブラックサバスとカンフーに夢中の男が修道僧となって・・というはちゃめちゃコメディです。でも、残念ながら僕は全く笑えませんでした。制作の現場ではさぞや盛り上がって楽しかったのだろうと想像はできますが、その一つ一つのショットが微妙に僕の心を逸れて行きます。まるで、エストニアの福田雄一映画を観る様な思いでした。
ソ連下のエストニア社会や、その時代の宗教問題を秘めているのかもとは思いましたが、それを調べてみようという気持ちも起きませんでした。
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