「雰囲気は良かった」ロングレッグス フクメンさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気は良かった
だが思ってたのとは違った。
言ってみれば悪魔崇拝者のイカれた人形作家が子供を狙い、我が子を助けるためにと母親が共犯者になり、しまいには自分までイカれた母親も一緒になって引き起こした連続殺人。
人を操作できる(父親が家族を殺し最終的に自殺する)理由というのは、人形の中に作家自身の肉体の一部を埋め込むことによる呪いという、古典的な理由。オカルティックな展開が好きな人ならそれなりに見られるだろうが、行き着くところまでいったところで、これといったどんでん返しもなく、最後の人形を壊しきれず幕を閉じる(もちろんその後壊しただろうけど)。次から次へと、これと言った理由もなく人か殺されていくのはある種ホラーの王道だが、なんか釈然としない点もある。
マイカ・モンローはいい味出してたけど、ニコラス・ケイジに関しては無駄遣いの感すらある。
コメントする