野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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映像美はさすが
原作を読んでいた時には泣かなかったのに、映像がつくと、飛ぶ練習で泣き、お別れで泣き、協力しあう動物たちに泣き、再会で泣き…始終号泣する羽目に…ちいちゃいきらりかわいかった…
ロズを回収しにくるシーンが原作よりも過酷になっていましたが、映像化にあたってよりエンタメ化しおもしろくなっていたと思います。続編もやってくれないかなぁ~!
みんなにも原作読んでほしいなぁ~~~!続編があるんだよぉ~~~!
ドリームワークスのアニメはいつも日本では字幕の上映がされないような印象なのですが、本国版のキャスティングがすばらしかったので字幕で観たかったなぁという気持ち…
あと、原作を手に取ったのが「野生のロボットってなんだろう!」というワクワク感からだったので、原作、原題から味気なく変わった邦題のことは好きじゃないですね…ロズを入れたいなら野生のロボット ロズとかでよかったやん…
ロズだからこその愛情が尊い
予告を見たときの印象があまりにもジブリのそうとしか思えず突っ込んでしまったが中身は疑似家族の愛のお話。
カモ科の雁は渡り鳥であるために冬には温かい場所へ移動しなければ生きていけない。そしてロズは“仕事”がなければ存在意義を無せない、雛鳥との出会いが救いになった。
ロズに心がないため見ているこちらが代わりに喜怒哀楽を担うストーリー展開でシビアな部分もありつつテンポがよく飽きない作りでした。
声優の綾瀬さん柄本さんを初めキャストの皆さん演技に違和感がなくキャラクターの個性を引き出していたのも良かったです。
そして何より映像美や音楽が躍動的で他の洋画アニメとは違った素晴らしさがありました。空の映え方も印象的でスクリーン映えしていたと思います。
堂々たる王道ロボット映画ぶり
異種を超えた家族愛と友愛の物語
誰にも受け入れてもらえない最初のロズが切なかったけど、狐のチャッカリや雁鳥のキラリとの関わりで、その島での生活がかけがえのないものになっていき、互いに絆が芽生えていく。野生の動物が住む島に1体のロボットという違和感が、過酷な島で生きていくことで次第に馴染んでいく姿が印象的で、食物連鎖のマトリョーシカにはちょっと笑えた。というかユーモアな動物たちのやりとりもたくさんあって、笑いながら(声を出さずに)見てることも多かったです。
異種間の家族愛に加え、友情を超えた友愛ってこういう事をいうんだなぁと思った。
余計な考察を考えずにただ観たまま感動が味わえる。予告のヒナが可愛すぎて楽しみにしていました。キラリがずっと可愛くて最高だった。
またなんといっても、色彩豊かな森と躍動感ある動物と無限に広がる大空、そして、その中を優美な旋廻で渡る鳥たちが本当に美しくて素晴らしかった。物語はシンプルで少し物足りないかもしれないけれど、極彩色の海を大きな画面でこそ体感して欲しいですね。
何でもできる有能なロボットのロズだけど、唯一出来ないことは空を飛ぶことだったことに今更ながら気づく。もっとたくさんの人に届いてほしいです。
ロボット✕動物=ラストで号泣、のつもりが。わたしこそロボット(笑)
無人島に漂着した都市型アシストロボのロズは、島を彷徨う中、動物たちの言動を学習し順応していきますが、ある日、雁の卵を見つけて孵化させたら「ママ」と呼ばれたことでロボットなのに人間並みのココロを持ちます。
そして、育てる雁が越冬のために島から旅立つ迄に、エサを取ること、泳ぐこと、飛ぶことを学ばせるなど、正にママになったロボットが、越冬やロズを作った組織から島の仲間を守る為に奮闘することになります。
結果、バッテリーが切れるのですが、育てた雁の呼び掛けに呼応する、、。
ここで、お涙頂戴になるはずが、、。
問答無用の名作の誕生!
私もロボ泣きしてきましたよー!ここまで泣かされるなんて…正直侮ってました。
まずストーリーが素晴らしい!無人島に漂着したお手伝いロボットが、ひょんなことから雁のひな鳥を育てていくことになったというお話ですが、試行錯誤しながら泳ぎ方や飛び方を教える姿が本当に健気で胸を打たれました。その姿はまさに理想の親子愛。中盤の「渡り」の為飛び立つキラリを見守る姿、クライマックス(後半クライマックスばっかりだったがw)で自身を犠牲にしてキラリを守る姿に涙が溢れます。
キャッチコピーに「プログラムを超えて…」とありましたが、これは大人にこそ刺さるテーマだったのではないかと思いました。日常で繰り返される、固定観念から生まれる行動の数々を見直すきっかけになるかもしれませんね。私も「私はこの仕事を任されている。あの仕事は私には関係ない。」と思ってしまっていることがあります。それでうまくいっていれば良いのですが、うまくいかなくなった時、プログラムを超えて行動する大切さってあるよなぁとしみじみ感じました。…って書いてて気づいた。私もしかしてロボっぽい生き方してないか?やばい、気をつけよう…😓
そして映像の素晴らしさよ。季節ごとに変わる色彩、躍動感溢れるアングル、ロボットと動物の描き分け、大自然の美しさ…どのシーンも本当に美しく、絵になる。ロボットは感情表現が難しそうですが、色の変化や目の開け閉めなどで表現したのは分かりやすかったし、あくまでロボットですよっていう見せ方は良かったですね。
さらに、音楽も素晴らしい!「Kiss the sky」が流れるタイミングが絶妙!このシーンで泣いた人も多いのではないでしょうか。キラリが困難に立ち向かい、ロズが全力でサポートする、勇気と愛に溢れた最高のシーンでした。後半の怒涛の展開を盛り上げる壮大なBGMは涙腺崩壊の後押しとなりました。
脚本、演出、音楽、映像…全てが最高でした!「素晴らしい」ばっかり言ってるレビューになってしまいましたが…(笑)だって本当にそうなんですもん!文句のつけようがない!これは子供から大人まで、老若男女問わずぶっ刺さるはず!最高の映画でした!
何度でも立ち上がるロボットってステキ
キャラクターが人間とロボットではなく、ロボットと動物という関係は、我々が否応なく意識させられる属性、例えば性差、年齢、人種などに囚われることなく、存分に縦横無尽のアニメーションで本当に楽しませてくれました。
ロズの自由闊達で超便利ロボアクションが心地よく、しかしサポート用ロボットなので、何かの役に立たなければならないプログラムを全うしようとする姿勢が健気、ただ自己決定の意思は持てない。
ここらがフリになって終盤の展開は熱量が増していくのは見事。動物たちを助ける、他動的意識はある事を伝えるため故郷を守ると考えると泣けてくる。あとこの部分は推測にすぎないけど、アベンジャーズアッセンブル的なカメラワークからの、左から失礼、のセリフは意図的だと思います。吹き替え版で鑑賞なので元はわかりませんが。ここも好き。
宮崎駿が大好きだ、という監督なのでどこかラピュタのロボット兵を彷彿させるデザインと動物たちの親和性も合間ってずっと楽しく観れました。物語が進むと機体にキズや汚れが着いてくるのも、もうすぐで終わるのだ、とわかる演出も見事。原作にはロズにクチがある様ですが、それを取っ払うことにより、眼で演技させることに成功しています。カメラの半開きで佇む姿が何とも言えない。全年齢対応の素晴らしいアニメでした
親に想いを伝えたくなる
世の母親の奮闘を思い号泣。綾瀬はるかの声もよい
泣いた。そして映画館でるのがこんなに清々しいこと久しぶり。ほぼ時間にあいそうなのがこれしかなく、しかも始まって綾瀬はるかっぽい声と鈴木福っぽい声がしてヤベ日本語版かと思いながら、逆にどっぷり浸かってこの野生の島のロボットの子育て奮闘記に涙するハメに。
こういう原作があるのね。エンドロールで英語版はルピタニョンゴだと知る。それもいいかもだけど、綾瀬はるかはぴったり。もともと性別を超える感じのところがありながら母性に目覚める感がぴったり。それゆえにボロボロになりながら滅私の心で我が子を飛ばそうとしたり、遠くから我が子が仲間とうまくやれるだろうかとのぞいたりを観ていると、もう自分が散々迷惑かけた母親を思い出したりしておいおい泣きそうな感じになるエモーション。
無事島を飛び立ってからの寂寥感ったら半端なく、この後どんな物語が待ってるかと思えば、ほぼ民族超えてとりあえず今は仲良くしようや、みたいなメッセージでこれも泣けた。ここから我が息子が戻って来てから散々チラつかせてきた自己回収ボタンを押してからの騒動もあるが、この辺りがもう少し単純に親子まとめでもよかったような気もするが、とにかく観終わって清々しい思いでいっぱい。こういうのを子供に見せながら親は涙したりするのだろうな。いい時間だったな。
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