劇場公開日 2025年2月7日

「ストーリの先が読めても泣ける 圧倒的な色彩美」野生の島のロズ とんかつくんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ストーリの先が読めても泣ける 圧倒的な色彩美

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

幸せ

予告動画が気になったので視聴決定。
字幕版を見たかったのですが上映館が少なかったため吹き替え版で視聴しました。

ストーリーは王道、ロボットが感情を持つ系の感動ものです。
予告動画を見て想像した通りの展開が続くのですが映像の鮮やかさと音楽の良さで作品に引き込まれます。
特に予告版にもある蝶が飛び立つシーンやキラリの旅立ちシーンでは大量の3Dキャラクターが生き生きと動いていて映像美に圧倒されました。

声優は吹き替え版で見てよかったと思えるくらいメインの3人のキャスティングが完璧でした。
チャッカリ役の柄本佑さんが本業声優のように上手だったのが印象的で、綾瀬はるかさんは淡々としつつも優しい声でロズ役にピッタリでした。鈴木福さんは子役時代を知っているとキラリの成長と重なり中盤の旅立ちシーンがより感動的に感じました。(福くんも大人になったんだな)

ありきたりなストーリー展開ですが、映像・音楽・声優が最高でキャラクターに感情移入できるので先が分かっていても泣いてしまいました。
話の展開が早くアクションも楽しいので子供でも飽きずに楽しめると思います。
ただ子供向けというわけではなく、育児や自然の厳しさ、生死の概念、人類の衰退などさりげなく大人向けのテーマも含まれているので全年齢が楽しめる作品です。

王道展開を高い次元でまとめた傑作です。
映像・音響が素晴らしいので是非映画館で見てほしい作品です。

残念な点は、日本ではあまり話題になっていなく上映数が少ないこと。
予告編を見て気になっている人は早めに映画館で見た方が良いです。

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とんかつくん