劇場公開日 2024年10月4日

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HAPPYENDのレビュー・感想・評価

全64件中、21~40件目を表示

4.5<映画「HAPPEYEND」> 上映中 監督:空 音央(そらねお)...

2024年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

<映画「HAPPEYEND」> 上映中
監督:空 音央(そらねお)  初の長編映画
 どこから話そうか。思うところがいっぱいの、そして忘れかけていたあの思いと、口の中に広がる苦い苦い悔しさが甦る、そんな映画でした。
 まず、テクニカルな面から言えば、映像の切り取り方、映し方はもう、どこを取っても素晴らしい。そして、長編は初めてというのに、映画の全てに独特の空気感、世界観で統一されていて、近未来だとわざわざ言われなくても、奇妙な違和感が「絵」だけで感じる事が出来る。どういうテクニックなのだろう?
 ストーリーは、学校や社会といった体制と、それに反発し自由を求める人とのせめぎ合い、、、とは思わなかった。 極めて純粋に、これまで取り上げられて来なかった、高校生として極めて普通の、しかし一色ではない多様な価値観のぶつかり合い。そして、少しも説教臭くない。押し付けがましくもない。素晴らしい脚本と構成でした。
 映画としての完成度の高さ、役者、演技、脚本、演出、構成、カメラワーク、どこを取ってもここまで極めて高いところでバランスされた映画は、数少ない。しかし、完成度の高い映画は、例えば山田洋次の様に、どこかで見たような小さくまとめられた映画になりがちだか、これは違う。 とはいえ、激しい暴力やぶつかり合いのある映画では無く、権力側の象徴であるはずの佐野史郎の校長ですら、普通に良い人の範疇に入るほど、いい人しか出てこない。。。  そう、だからこそ、それぞれの人の、それぞれ違う価値観や大切なもの、守るべきモノの違い、考え方や感じ方の違いが浮き彫りになってくるのだと思う。
 映画の中ではないが、どこかの誰かが、「友達と仲間は違う」と言っていた。友達は利害も目的も持たない、だからこそいい。しかし、共通の目的を持っていないので、協力しあえない。仲間は目的の下に集まるからこそ、共通の価値観を分かち合える。しかし、赦し合う事が難しい。 この映画では、そういう「ただの友達」から「目的を持った仲間」が必要になる場面があり、ただ友達として馴れ合っている事に疑問も出てくる。。。  だけれども、やっぱり「利害のない友達」のいい面も、よく描かれているなと思う。
 この映画のコウは、まさに高校時代の私に似ている。何か社会のおかしさに気づき、抗い始めたまさにそんな時代が高校時代だった。私はその昔、関西空港の反対運動を有志で取材して、文化祭で発表した。聞きつけた新聞社が3社取材に来て、先生方は学校や我々有志が反対運動を支持しているとかそういう事ではなく、純粋に公平な立場で、問題点を考察しているだけだと、説明に追われていた。

 ユウタとコウは、幼い頃からの友達。供に音楽の世界にのめり込んでいる。
 しかし高校生になり視野が広がると、世界を変えたい、そのためにデモにも参加しているコウ。 一方、ユウタは音楽など楽しい事さえしていれば十分だと言う。 私には、どちらも正しい感じ方だし、どちらもそれなりに意味ある価値観だと思える。
 そうしてコウは次第にユウタと距離を置くようになるのだが、最後の最後、結局学校の校則(セキュリティシステム)を変えたのは、ユウタであり、コウは結局何も変えられず、何もできないまま社会システムの中に組み込まれていく。。。
 最後のこの部分、私の中でも何か経験があるような、そんな気分になった。 あの時の有志は今どうしているのだろう? 高校卒業以来40年以上、やっぱりシステムの中で生きて来て、バブル崩壊後の長すぎる30年は、我々にも責任があるはずだ。 それでも自分なりに、自分でできる範囲で、あまりにも微力で少しだが、社会をよくする方向へ向けられたのではないかとも思っている。そんな事を想起させられる映画でした。

 今年一番を付けてもいい、素晴らしい映画でした。
何より、完成度がとても高い。
もうあと少ししか公開期間がありませんが、機会があれば是非見て欲しい映画です。

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HiraHiraHirappa

3.5自由を受け入れるか

2024年10月20日
iPhoneアプリから投稿

AKIRAを彷彿とさせる世界観
輝かしい仲間たち
社会への鬱屈
正しくないことは正しくないという

すべてが素晴らしいもののはずなのに
自分の居場所が無いように感じた

作り手とは明らかに生きてきた土壌が違う
それでも、同じ歌を歌い続けたいとも思う
いちばん偉いのー、電子計算機ー

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JYARI

3.0感情移入できずで。

2024年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

わかるんだけど感情移入できずで。
政治的なことを映画で表現するのは難しいかもね。

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khapphom

4.0少し未来の日本の高校。生徒たちがつるむ様子。 校内での悪戯が度を越...

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

少し未来の日本の高校。生徒たちがつるむ様子。
校内での悪戯が度を越して、校長の逆鱗に触れ、生徒を監視するAI装置が導入され。

今を楽しみたいひと、
進路や将来を悩むひと、
往年のデモみたいな行動をとるひと、
etc.
様々の心の機微が、丁寧に描かれていました。

何より音楽が心地よくて... DJブースの重低音のキック、劇場で体感して良かったです🎧️

設定は東京とのことですが。じかに見た映像の印象では、
映像の街並み、坂の多さやビルの並び、東京よりむしろ関西ぽいような外見ではないかと…。

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woodstock

3.0お前がいう大事なことってなに?

2024年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

近い未来の話。日本の映画というよりも香港か台湾の空気。車は、横にフォーリフトがあったけど、それを操作する技能があるのかってほうが疑問。タイトルの意味もやや不明。あれじゃ全然ハッピーでもエンドでもないな。だけど、主役の二人の演技が瑞々しくてそこは好き。

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栗太郎

3.0あまりハマらなかった。

2024年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

近未来の高校での出来事を描いたストーリーなんだけど刺さらず。

タイトルを含め皮肉が沢山組み込まれた感じだったけど退屈だった印象。
楽器屋のオバチャンのDJ姿は最高だった(笑)

佐野史郎さんや中島歩さんはお似合いのキャラだった!
子供達の演技も素晴らしかった。

AI監視システムは賛成派です( ´∀`)

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イゲ

3.5とても不思議な味わいの映画

2024年10月14日
iPhoneアプリから投稿

近未来の話でありながら、撮り方なのか、なぜか90年代の日本映画風でもあり、しかし明らかに過去にあった日本映画とも違う、そして出演者たちの顔がとても近未来の日本の子どもたちのようで、もういろんな忖度抜きにしたら実は日本映画はとても豊かなものになるのではないかと思えるくらいタイトルバックの疾走するカメラが素敵で、クラブシーンはとてもよく、そうだ、この非日本映画感は、小島央大監督の『JOINT』に似てる、とも思った。空音央監督も小島監督もニューヨーク育ちだからか、と。

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ONI

1.534型のフェアレディZって立てる事が出来る?

2024年10月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

近未来の日本で、ユウタ、コウたち男子4人と女子1人のグループは、タバコ吸ったり酒飲んだりして一緒に遊んでいた。高校3年生のある夜、学校に忍び込み、イタズラをして、次の日の朝、激怒した校長は、生徒を監視するAIシステムを学校に導入する事にした。そして・・・そんな話。

Z34型のフェアレディって立てる事が出来るのだろうか?
近未来とか言いながら、警官がスマホで個人の顔認証出来る事くらいで、他は全然未来的じゃない。
そして、男子4人と女子1人のグループの行動も何も共感できず、ただ退屈なだけだった。その女子高生が可愛くて魅力的ならまだ観れたのに、そうでもなく、合わなかった。

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りあの

2.5基本は同じ.思いやる心は普遍だと思う.

2024年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

いつの時代も,親のいない家に高校生はたむろするもんね〜.女の子もまざってて(笑)

近未来ではなく,充分現在の話だと思った.(現在のほうがもっと,巧妙で陰湿なシステムだったりするし……).

若い子たちの自由奔放さも,世の中の閉塞感も同じなのかなぁと思った.

想像力・イマジネーションが大事.

「警察は武器をもった官僚.富裕層と政治家を守る勢力」.アジテーションしていて,

お寿司を大切に握ってつくってくれた人がいるって,想像できないのはダメ.はたいてゴミ箱に捨てる.
私の父はお寿司屋さんです!っていう人もいる.

校長先生だって,立てこもりは付き合ってくれてたんでないかと思う.

いつの時代も基本的に変わらない.
大事な基本姿勢も変わらないのかなあ…って感じた.

結局,就職の時には髪を切ってきた…みたいな。

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night runner

4.5世界の不公正が作る溝を越えて、いかに友情を維持するか

2024年10月13日
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jinmin

ハッピーエンドとは? 政治に対する問いかけが強いと思った。

2024年10月12日
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難しい

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マサヒロ

2.0何かすっきりしない

2024年10月10日
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Yumeko

2.5近未来?

2024年10月10日
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ごっとん

5.0まさしく金字塔

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

観た後にすごく余韻の残る映画でした。

異なるルーツ、多様性をどう受け入れるのか、
ただひとつの正解、結論を安易に導き出し、ルールをつくることではなく、
それぞれの立場で考え、悩むことが大事なんだなと。

楽しく過ごしたい、真剣に考えたい、ふざけたい、悩みたい、
ときにぶつかったりするけれど、お互いへの優しさに溢れていて
登場するすべての青年たちに愛おしさを感じました。

それにしても美しい映像とすばらしい音楽です。
普段見慣れているつもりの東京(都会)の景色も、
プロフェッショナルが切り撮るとこんなに美しいとは。

政治的なテーマも扱っていますが、
ちょいちょい笑いのエッセンスが入っていて、
シリアス一辺倒にならず、集中も途切れませんでしたし、
大事なこと、気持ちを伝える場面でズームアウトして余白を想像させるようにしたり、
フレーミングや演出もすばらしいと思いました。

みなさんに見てほしい映画です。

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HK

1.0寿司はゴミ箱、キンパうめぇ~な映画

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

なんか凄く嫌な気持ちになれる映画

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YU

1.5クソでチンケな学生運動

2024年10月9日
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uz

3.0寿司好きの悲しみ

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

意識高い系の青春映画。
予告見て期待したけど思想の強さが全面に出すぎてたかなぁ。映画に政治を持ち込むなとは思わない。でも単純に私にとっては面白くなかった。音楽とか映像がかっこいいだけに内容の薄さを感じた。佐野史郎はとてもよかった。
あと、寿司を無駄にしないで…

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Ao

4.5昔から近作までの学園ドラマにも似た

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

難しい

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てつ

5.0近い未来の話

2024年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

青春真っ盛りの尖った、淡い高校生たち。実に生き生きして、その演技は自然体で好感が持てる。さりげない会話のひとことひとことが、響いてくる。演出がいいのか、役者陣がいいのか、終始、目が離せない。圧倒的な若さを、静かに爆発させる表現が、たまらない。

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DnaH

3.5近未来のお話‼️

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

単純

暴君のような校長が、生徒を監視するAIシステムを導入したことからの生徒たちの抗議、そしてその中心人物となる親友同士のユウタとコウの、進むべき道の違いによる決別・・・‼️青春映画特有のみずみずしさと、反骨な精神が感じられる佳作です‼️ただ生徒たちはオーディションで選ばれているらしいのですが、イマイチ魅力不足かな⁉️それを補ってあまりある校長先生役の佐野史郎の存在感はスゴいの一言‼️

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