「高校時代のもどかしさの描き方が秀逸、でもなんとなく未消化」HAPPYEND めいこさんの映画レビュー(感想・評価)
高校時代のもどかしさの描き方が秀逸、でもなんとなく未消化
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思いつきと勢いで行動したり、思い込みが強かったり、友人を焚き付けたり。
ハイティーンの頃のキラキラ=大人が眉をしかめるふるまいが、誰もが一部は思い当たるような「あるある」で描かれ、それなのに舞台はちょっとずれた架空の張り詰めた世界なのがこの映画の見どころかも。
説明的なセリフがないので、リアルだけど、わかりにくいところもある。
高校生がタバコを吸うのは、大人に言われた通りにしたくない、自分は違うものなんだ、ということを、そうはいっても大人にわかってほしい振る舞いなのかもしれないと初めて感じた。
「誰も最初から諦めてる」と同世代を責める子に、「そういう君が最初から同世代を諦めてる」という先生はかっこよかった。
床掃除しながらたわむれるふたりのシーンが一番好き、可愛いいい絵だった。
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