「学生映画みたい。」HAPPYEND 羅生門さんの映画レビュー(感想・評価)
学生映画みたい。
大学で映画の勉強されたようですが、イマイチその魅力が理解出来ません。エドワード・ヤンを彷彿とさせる、なんて修辞を目にしたが、ウソだろとしか思わなかった。画もありきたり、テンポとカッティングは凡庸としか思わなかった。何より、脚本が酷い。ありがちな陳腐なストーリーで、左派に影響受けたであろう表層的な体制批判が可愛らしい。近未来の寓話として扱うにしても、保護者たちが中途半端。あんな学校運営に文句つけないはずはないのに、いい加減。保護者など絡ませずに学園だけにすればまだしも。「台風クラブ」が懐かしい。外国人問題も在日韓国人・朝鮮人と黒人に特化していて中途半端で恨みがましい。「パッチギ!」はそれでもカタルシスがあった。若松孝二監督のような爽快感がない。映画監督続けるより、活動家の方が向いているのでは。「狙われた学園」を大学の映画サークルが撮ったような感じだ。
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