「生きづらさと迸る若さと」HAPPYEND ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
生きづらさと迸る若さと
主人公のユウタとコウ、
若さゆえに生きづらい世の中でうまく適合できなかったり
自身の出自から不条理な扱いを受けたりと
実にもどかしい心持ちをうまく表現していると思います。
劇中の悪巧みだったりや、友達との時間の過ごし方も
若さがあっていいなあと。
劇伴も効果的というか、
監督が坂本龍一さんの息子さんということもあるかも
ですが、それっぽさを感じたりもしました。
主人公がテクノDJを志している設定も私としては
刺さりましたし、面白かったです。
ラスト近くの楽器店の店長さん(?)のプレイとか、
すごくよかったですね。
空中に文字が表示されるディスプレイが近未来感を
醸し出していたり、世界観も現実離れしすぎておらず、
リアルで親近感が持てました。
何か結論がある話ではないけれど、
この世代でしか味わえない生きづらい感じを
体感でき、ちょっと自分も若返った錯覚に陥りました(笑)
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トミーさんのコメント
2024年11月10日
共感ありがとうございます。
年寄りだろうが若かろうが食べ物を捨てるのは駄目ですね。あの場合、校長が食べねば退学!の方向へ誘導していたのが非常に狡猾だと思います。