「男の子の視点」ぼくとパパ、約束の週末 HKさんの映画レビュー(感想・評価)
男の子の視点
父と子の心の交流を描いたじんわりする物語かと思いきや
サブリミナル的な短いカットやノイズ的な音響、
さらには短い非連続的なつなぎのカットで自閉症の男の子の忙しい内面を表現し、
それが結果的に全体のスピーディな展開と呼応してあっという間の2時間でした。
男の子の言動、行動に振り回される周囲の人間にも共感すると同時に、
自分が普段いかに合理的に生きていないか、
でもそれによって逆にどれだけ生きやすいのかを思い知らされました。
こうゆうテーマの映画ですが、話が湿っぽくあるいは暗い調子にならず、
サッカーの応援のようにアクティブにドライに話がグングン前に進むのは
さすが欧米の映画だなと感心しました。
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