「ドイツの車窓から」ぼくとパパ、約束の週末 kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
ドイツの車窓から
自閉症の息子が起こす数々のトラブルや感情の暴発に振り回される家族の物語。
人々が熱狂興奮して騒ぐスタジアム、嫌いなボディータッチなどハードルは高いけど、
本人が望んだサッカースタジアム観戦。
最初はパニックで周りを巻き込み大混乱な様子だったけれど、徐々にそんな外部刺激を許容できるようになっていく、という展開なんだけど。
…いやいや、アスペルガーの子を持つ親って大変!
子ども自身も、頭の中で自らのルールについて、矛盾した出来事に葛藤していると告白しているから、大変で辛い事なのは分かってはいるけれど、ついつい振り回される親側の気持ち立ってしまってた。
見どころは、ドイツの列車の旅と、各地の色々な形のスタジアム。
スタジアムでのサポーターたちの盛り上がりっぷりがそれぞれ違っていて面白い。
ストーリーも中だるみも感じず、ちょうど良い塩梅でまとまってる。
実話系のお約束、エンドロールで流れる実際のミルコ&ジェイソン親子の画像(割と似てた)最後にちょっと緊張から解き放たれて(どんな⁉)ニッコリ。
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