劇場公開日 2025年6月6日

  • 予告編を見る

「さすがの命乞い演技」MaXXXine マキシーン おきらくさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 さすがの命乞い演技

2025年6月23日
iPhoneアプリから投稿

映画冒頭のオーディションで、主人公マキシーンが主演女優に選ばれる場面は、その抜擢も納得の演技力を見せるミア・ゴスが本当に素晴らしかった。
「将来の夢は女優です」と語る若い女性は多いと思うが、この場面でのミア・ゴスレベルの演技を披露する自信があるのだろうか、と意地悪なことを思ってしまった。

中盤のケビン・ベーコンが命乞いをする場面も、彼の俳優としての力が存分に生かされた素晴らしいシーンだった。

個人的にこの映画で良かったと思えた場面は、上記の二箇所くらいだ。

前半は「ホラー映画制作」と「ナイト・ストーカー」についての話が軸だったと思うのだが、どちらも話の進展が遅く、退屈さを感じてしまった。

中盤以降の展開も唐突に感じてしまい、物語に入り込めなかった。

ポルノ女優がさらなる富と名声のためにハリウッドのスター女優を目指し、結果的に大成功する女性の姿を見ても、あまり興味が持てなかったことが、個人的にこの映画を楽しめなかった要因だと感じた。

おきらく