「喜劇でも悲劇でもなく、アイロニーもない。 あるのはスペクタルな映像のみ。」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 八べえさんの映画レビュー(感想・評価)
喜劇でも悲劇でもなく、アイロニーもない。 あるのはスペクタルな映像のみ。
アカデミー賞作品賞を受賞したラッセル・クロウ主演映画「グラディエーター(2000年公開)」の同じ監督による四半世紀後の続編。
前作と同様、スケールの大きな作品となっている。
ローマ世界の作り込みと画面いっぱいに広がる迫力ある映像がこの映画の要素。
そこはとても惹き込まれる。
ただ、それがほぼ全ての要素という感じではあった。
確かに四半世紀の映像の進化はあった。
しかし、それが全部?
デンゼル・ワシントン演じるキャラクターが味方側なのか、敵側なのかというところを除くと、物語としての面白さというのは、とても淡白な印象があった。
喜劇でも悲劇でもなく、アイロニーもない。
あるのはスペクタルな映像のみ。
ちょっと味気ない感じはした。
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