ウィキッド ふたりの魔女のレビュー・感想・評価
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早く続きが見たい
昔劇団四季で1度だけ見て1幕ラストのシーンに衝撃と感動だったので映画でそれがもう一度見られてとても嬉しい。Part2はオズの魔法使いへの後付けだけど伏線だらけの内容なのでめちゃくちゃ楽しみなんですが情勢的に見ることが叶うのかだけが心配です。
今回はグリンダのキャラクターの面白さがわかってきて以前と違った楽しさも感じられました。彼女の本能的な資質で人気が取れる方へ方へと自然と動いていくところがアレもまた自身ではコントロール出来ない才能や力の一端なのだな〜と、当時ヤなやつ〜とだけ見えてた初見から時間がたった今は感じます。
あの力がカリスマ性の芽だと思うとコントロール出来ている様で出来ていない事が恐ろしい反面、ああいった人が味方になった時のパワーっていうのは本当に力強いもので反面敵に回した時の恐ろしさったらない。
そういった意味で彼女もエルファバに劣らない力がある。
良い方向に働けば人を引き上げられるとても素晴らしいものに感じるけど自分都合で気付いてない辺りこのまま行ったらヤバい奴すぎる!
対するエルファバの力も使い方を間違えると大変な事になるものだしちょっとワンマンになったらヤバいでしょ、どちらも人の為に使おうが自分の為だろうが根本はどうしようもなくエゴイスティックなところにあるのも業が深い。まあ皆んなの為が自分の為に合致するならそれで良いんだけど。
色々考えるとストーリーの誤解を誤解のまま全て進んでいくところなんかも含めてこの奇跡的に均衡の取れた友情関係が素晴らしくてお話自体が凄い。加えて歌も最高で胸熱です。
オズの物語り全体のテーマとしてある、外見と中身、建前と本音、嘘と真実、憧れと現実、魔法と化学みたいな対照的な要素がなぜここに生まれているのか必然性を説明しているところが本当にすごい。これは本当にアメリカでしか生まれないお話だなぁとつくづく思います。
それとこれを作った人はブロードウェイの才能の世界にいてグリンダとエルファバどちらのタイプの人も沢山見てきたのかもとも思ったりもして。随所に痛烈で風刺の効いた視点が入っていて本当に面白い。
例の緑の瓶はアブサンだと思うのですが、あれを出してるお店で砂糖をのせて飲んでみたい(もちろん幻覚の見えないやつを)
決して差別には屈しない~真の強さを感じたよ。
先日アカデミー賞発表の後の公開となった
「ウィキッド ふたりの魔女」を観に行ったよーーーー!
衣装と美術だけ獲れたね。他は惜しかったけどね。
本作見て受賞は納得だと思うね。
今、封切った本作 (*^。^*)
観に行った人 多いと思うのよ。
観るなら絶対字幕版かな。生歌で聞けるし。私は訳あって(劇場の都合で)日本語吹き替えを観たわ。
高畑さんと清水さんも吹替頑張ったと思うのよ。
ただ、歌だけはシンシアとアリアナの方に軍配かな。
最初から終わりまで飽きずに観れました。
ミュ-ジカルですのでね コレに合わないと飽きちゃうかも。
特にピンク~ドレスがとっても似合う グリンダ・アップランド役:アリアナ・グランデさん(後に北の善い魔女グリンダになる)が可愛くって仕方がない。
お名前知ってるぐらいだったんだけど 中々イイ感じですね。
そして対照的なグリ-ンキャラ、エルファバ・スロップ役:シンシア・エリヴォさん(後の西の悪い魔女になる)。
最初は馴染めなかった二人だったが、ダンスパーティで二人で踊った辺りから
友情が芽生える。
マダム・モリブル役:ミシェル・ヨーさんと
エメラルドシティの偉大なるオズの魔法使い役:ジェフ・ゴールドブラムさんが
これまた見もの。
列車でエメラルドシティへ連れて来られるが、デカい鬼面の仕掛けが面白かった。しゃべると壁の炎が ボウゥ~と燃え盛り。中々イイ感じ。
この素敵なグリ-ン列車に乗る時(オレも乗りてぇわ)、
仲間たちが一堂に送ってくれるんだが
その中の一人、ツインテールの女性が どうしても落ち武者風に見えてしまって
(笑)どうしても馴染めず。スゲ-キャラを発見してしまったのは私だけだったで有ろうか・・・(;^ω^)
そして その後の気球で脱出を図るアクション場面がハラハラした。
そして ウィキッドに目覚める彼女。
魔女の誕生が今作までの展開。
次作に 続きます~ (えっ(@_@)、続編アリなんて知らなかったわ)
全体的に 美しい豪華背景、世界観、そしてキレのダンス、流れは十分楽しめましたが やっぱりポリコレ感が随所に在って アジア風なキャラの登場などどうも馴染めない~って声もやっぱり出そう。
そう言うのが有って 昨今のキラ-的判定要素にて受賞はされなかった恐れ大だと感じました。
まだ続編ありますのでね。次回作に大きな期待です。
非常に楽しみにしています。
上手く育ってくれるシリ-ズに成れば 業界的には嬉しい限りなのですがネ。
もう一つのアナ雪的な・・・目論見がw。
兎に角 コレはお金かかってるぅ~
観客よ いっぱい入れ~!!!!(もう魔法をかけるしか無い)
ご興味ある方は、
友人知人をお誘いの上
劇場へ 是非どうぞ!
きっかけは悪意
原作舞台も『オズの魔法使い』も名前しか知らずに鑑賞。
結末から始まる形式は本作では非常に効果的だったが、導入がちと冗長。
「死んだ!グッドニュースだ!」の連呼はなんか怖い…
モリブルに声を掛けられた後のエルファバの『The Wizard and I』に関しては最悪のひと言。
同じようなことを繰り返すだけで話が進まない上に、画面映えもせず、そのくせやたらとクドくて睡魔が…
自分は一つの感情を長々と歌われるのが苦手らしい。
図書室での『Dancing Through Life』も同じく話は進まないのだが、こちらは良かった。
部屋のカラクリとアクロバティックなダンス、カメラワークで見応えもあり、尺も適正。
エルファバとガリンダの和解も好みではない。
あれって、悪意を勘違いしたエルファバの身体を張った“お礼”に、ガリンダが心動かされたって流れでしょ?
ネッサとボックのことも併せて、素直に「よかったねぇ」とは思えない。
エルファバが人気者になったのはガリンダの働きかけのお陰なんだろうけど、その描写がないから唐突。
ミュージカル映画って、本作に限らず歌やダンスや演出に比重が行き過ぎる傾向を感じる。
そこにストーリーや感情が“濃縮”されるなら大歓迎だが、尺だけ食って話が薄くなるなら普通にやってほしい。
終盤の塔の上も、歌がしつこ過ぎて緊張感がログアウトしちゃったし…
演技や歌唱、ダンスなどに関しては文句ナシ。
エルファバと和解してからエクボが出る頻度が激減したので、ガリンダのイラッとくる感じもワザとかな。笑
ラストの『Defying Gravity』は最高でしたよ。
冒頭にどう繋がるのか、本当にエルファバは死んでしまったのかなど、後半も話は気になる。
コンパクトかつ濃く描いてほしいが、ムリだろなぁ。
テーマパークみたいな歌と踊りのシャワー
冒頭からキレッキレのダンスが目を引くね。基本的に歌もノリノリが多く、良い感じ。ミュージカル用の音楽だから、歌曲賞にはノミネートされてないけど、まあ、「ウエストサイドストーリー」もそうだしね。
ラストの歌い上げも圧巻。ただ最終評価は後編観てからだよね。後編は話しが深刻になりつつ、パワフルな音楽と踊りも欲しいところ。でも、現時点では★5かな?グリンダのキャラが性悪なのか天然なのか少し立ち位置がブレてるような気がしてその分展開のテンポが鈍くなった部分あるようには感じたけどね。
50年後歴史に残るミュージカル映画になるかどうか。久々に続編が待ち遠しい感じだな。
2025年度劇場鑑賞13作品目
追記
オズの魔法使いの設定を随分踏襲してるみたい。結構昔だけど、「オズの魔法使い」見ておくとまた、違った面白さが出てくるかも?後編出てくるのかな?
追記
4月18日に2回目鑑賞。劇場で複数回観たのは久しぶり。より細かい所にも気がついてさらに堪能!170分が長くなかったなあ
『つづく』
童話 「オズの魔法使い」 に 繋がる 裏の魔女たちの 物語なんだけど。。 凄まじいですね。それの ミュージカル映画。なので 事が スムーズに ストレートには 進まず ダンスも 歌も 感情も 台詞の中に入ってくる。喧嘩に発展しても ミュージカル風に。。なので 角がなくなり 丸くなって。「西の悪い魔女が死んだ」あたりで 空中からの撮影で オズの魔法使いの 一行が 歩いているのが 見えたけど。。それに繋がる 「善い魔女」と「西の悪い魔女」の 出会いから 回想して エルファバの出生から これから起こる 数々の 問題発展するのが 第一部。エルファバの 生まれつき 緑色の肌が どうしても 「シュレック」に 似てて。。何とも言えず。。で 。エルファバの母の 不倫で 不倫相手との子供だった。って 事だけでは 簡単には 済まされない。その子は 肌の緑色と 魔力も持ち備えていて。。可哀想な 数奇な 運命を背負うことに。。幼い頃から イジメや 誹謗中傷にも 合い。辛いことばかり。妹も出来るが これも また 体に障害があり 彼女も 可哀想な運命を背負うことになる。。この物語は 何もかも ひねくれてて。。大学の学長も アリンダに協力させ エルファバの 魔力を陰謀に利用して。その結果 村民や 周りのものに対して エルファバは 酷い魔女だと 言い広げる。。エルファバは どんどん 追い詰められて 更なる敵対意識を持ち 西へ 去っていく。。そして 後半 第2部へ。。アリアナ・グランデは 姫ですね。魔女なの? って 。。グリンダは この第1部では とくに 荒波もなく。。この先の 展開が 楽しみですね。動物も 人間の世界に 溶け込んでいて。。何も 抵抗もなく。。2人の魔女の 「ミュージカル映画」って 事を忘れてはいけませんね。そういうテンポなので。大人たちの 身勝手な 行動ばかりが 目立ち 暴言や 暴力にまで至り 子供の 成長を 阻害して しまう。対して 子供の 友情に 助けられた 1部でした。
舞台版「ウィキッド」をご覧の方はこれで良いの?ハリウッド労組ストライキの影響をまともに受けた作品?
舞台ミュージカルの「ウィキッド」は未見ながら、複雑なキャラクターを持つ二人の女性の話しをシンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデが歌い上げるという事、劇場予告編もまずまず良かったので劇場鑑賞(TCXドルビーアトモスチケット完売)。
しかし・・・一言で言うと長い
2時間40分あるのにPART 1!っていくら歌唱でもたせたって話しがだれて仕方ない。
まあ歌って踊ってのシーンがインド映画くらいはあるので、脚本もへったくれも無いという感じ。
それにしてもこの脚本、舞台版「ウィキッド」を観たお客さんは納得できるのだろうか?
そして、分業が進んだハリウッドの人材不足の深刻さを垣間見たかもしれない。
ミュージカル映画だから歌って踊っては勿論良いのだけど、こんな作品作ったらミュージカルアレルギーの人が増えちゃうだけでは?
「グレーテストショーマン」やディズニー「アラジン」の方が遥かに面白い。
美術・衣装はアカデミー賞を受賞しているだけあって、見応えはある。
特に衣装は素晴らしい!美しいフォルムを保ちながら、ミュージカルの動きにも映えるっていうのは本当に凄い!劇場エントランスにレプリカの衣装が飾ってあったが、あの衣装を着て歌を歌うっていうだけでも一見の価値はある(ので+0.5)。
美術も、セットの建て込みを予告編でも流しているが、エメラルドシティもシズ大学もディズニーランドばりの実物大セットを組んでいるので圧巻!
なのだが、せっかくリアルな街を贅沢に作り上げているのに、何か色々なところが残念でもある。
例えばVFXの出来栄えがいただけなかったり、ジェフ・ゴールドブラム演じるオズの魔法使いの部屋もちゃちいの一言、お城へ続くミニチュアシティ・街道のレンガの色をLED?で見せたり、紗幕裏のホリゾントに思いっきりシワが出ていたり、舞台だったら真っ先にNGとなるところを平気で映像として残している気遣いの無さが気になって仕方ない。
※ホリゾントのシワなんていくらでも編集で綺麗にできるのに、こう言った細かい部分に気が回らず派手な面だけに目が向いているハリウッド作品の問題点が現れている様にも感じた。
キャスティング、シンシア・エリヴォは期待通り歌も演技も素晴らしかった、アリアナ・グランデは良い意味で憎めない憎たらしさがチャーミング、ただネクストマライアと言われた歌唱力はやや影を潜めていたのか正直物足りなさを感じた(昔のアリアナグランデはマライアのハイトーンを軽々歌い上げていてるMVもあるが、そんな姿を期待していると正直肩透かし。実力と言えば実力なのかな)、その他キャスティングは正直微妙、多様性を全面に出すのも理解できるがチャイナマネープンプン配役が鼻につく。特に酷かったのがシズ大学の魔法学部長ミシェル・ヨー、せめて歌わなければだったが申し訳程度の歌唱がこれまた酷い。
やはりミュージカルは音楽が命だが、さすがにこれだけ引き伸ばすと音楽の魅力も薄れている気がする。素晴らしいミュージカルは舞台でも映画でも鳥肌立つほど感動するが、ドルビーアトモスの効果も虚しく終映。
ただ一つ思った事は、この作品の吹き替え版キャストがどんな風に歌い上げているのだろうか?最近のミュージカル映画はオリジナルと吹き替え二作品あると言っても良いほどなので、そこは楽しみ。
分業制が進みプロフェッショナルなスタッフが集まっているのがハリウッド!なんてのは今や幻想で、2023年の全米脚本家・俳優労組の相次ぐストライキがハリウッドに深刻な影響を与えているのは明白、このクラスの大作なら200〜300人のクルーが3ヶ月は拘束されるだろうが、そのクオリティを管理するだけでも大変だろうし、ましてや企画から撮影開始迄の間にコロナ禍となり、撮影期間中にストライキ迄あった事を考えると仕方がない面もあるが、少なからず影響があった事を感じさせる出来栄は残念。
余談:そもそもだけれど、多様性にフォーカスした世界観、熊の姥やヤギの教授が当たり前に存在する世界で、何故緑色の魔女があんなに蔑まれるのか合点がいかないのは私だけだろうか?
「本を踏むな!」魅力的なアリアナ・グランデ、美術、衣装も素晴らしい オリジナル舞台の完成度の高さを思わせるミュージカル
まず、タイトルに臆面もなく「PART1」と出てびっくりした!
これまで「隠されていた」から騙された感じで印象が悪いスタート。
ミュージカルは嫌いじゃないので、歌にダンスはさすがです。
未見ですが、オリジナル舞台の完成度の高さを思わせます。
ミシェール・ヨーが歌い出した時はビックリしました。
そして、マイノリティがらみのネタの連発。
そもそも主人公の肌の色をキーにしている時点で意欲的ですが、そこに加えて障害やルッキズム?まで堂々と扱っているのもよくやったと言えます。本当に嫌な気分になります。
さらに、アカデミー賞を受賞した美術、衣装も本当に素晴らしい。
ただ、巨額な予算が適切に使われている結果ですが、結局、お金があってこその技術・能力であるところが何とも残念ではあります。
2部作にしたことで、製作費も節減できる部分が多かったのだろうとも推測できます。
また、個人的には「本を踏むな!」と言いたい。
その信条は日本人だけのものでしょうか。
よい子に真似されたくない。
回転式の図書館のセット(「2001年宇宙の旅」を思い出す。)は面白いけれど。
そして、とにかくグリンダ役のアリアナ・グランデが誰よりも輝いていた。
典型的な嫌な奴で能天気、普通ならただの「おばか」になりかねないのに、愛すべきキャラクターにしているのが見事です。
衣装にも助けられていますが、歌も素晴らしい。
アカデミー賞が取れなかったのが本当に残念。
160分という長さは全く感じさせませんでした。
話として、ポイントになるシーン、クライマックスまでほとんど予告編で観てしまっていて、想定通りの展開になったのが残念。
最近、予告編でネタバレすることが多くて問題です。
パート1であることを隠していたのと同じくらいに、もっと慎重にしてほしい。
「つづく」が必要以上にでっかく出るのも嫌味。
余談)ジェフ・ゴールドブラムは、ロバート・ダウニー・ジュニアかと思った。
ジュディ・ガーランドに観せたい‼️
今作はブロードウェイの大ヒット・ミュージカルの映画版という事ですけど、我々映画ファンにしてみれば、名作「オズの魔法使」の前日譚‼️何世代にもわたって世界中の子供たちを震え上がらせた "悪い魔女" と、逆に世界中の子供たちの憧れだった "善い魔女"‼️その緑色の肌ゆえ幼い頃から誤解と差別を受け、自分の本当の力を知らないエルファバと、やる気と特権と美しさを持ち、こちらもまだ自分の本当の力を知らないグリンダ‼️この二人が魔法と幻想の国オズの大学で知り合い、深い友情を築く。しかしオズの魔法使いがエルファバの力に目を付けたことから、二人の友情は岐路に立ち、別々の道を歩まざるをえなくなる・・・‼️と、ここまでが今作の物語‼️そうなんです、今作は「WICKED PART1」‼️今年の年末に「PART2」がアメリカ公開‼️日本公開は来年の今頃でしょうか⁉️結論から言うと今作はミュージカルとしても、ファンタジーとしても、前日譚映画としても最高の作品の一つですね‼️まず、舞台でなく映画だからこそ実現できた、その世界観とディティール‼️夢と希望に満ちたオズの国、シズ大学、絶対乗りたくなるゼンマイ仕掛けのエメラルドシティ急行、あまりにも美しいエメラルドシティ‼️ホントにジュディ・ガーランドに見せたい‼️そして名作「オズの魔法使」を現代にアップロードしたようなオシャレな衣装と小道具の数々‼️エルファバの黒い三角帽をはじめとするダークな衣装、対する魔法やファンタジーという言葉をそのまま形にしたようなグリンダの華やかな衣装‼️ホントにジュディ・ガーランドに見せたい‼️そして素晴らしき哉、ミュージカルナンバーの数々‼️どのナンバーやシーンもあまりにも素晴らしすぎるので、特に印象に残った二つのシーン‼️エルファバとグリンダが初めて心を通わせ、エルファバの滑稽なダンスに周囲が呆れ果て、それでもそれに合わせてグリンダが一緒に踊り出すシーンの美しさ‼️そしてクライマックス、箒に乗ったエルファバがエメラルドシティの窓を突き破って、オズの大空へ翔け上がり、それを翼の生えたモンキーたちが追う一大スペクタクルシーンで流れる「ディファイング・グラヴィティ」‼️そのあまりにも素晴らしいすぎるシーンの後の「to be continued」‼️もうホントに「PART2」が楽しみすぎてたまらない‼️もうホントにジュディ・ガーランドに見せたくてたまらない‼️エルファバを演じたシンシア・エリヴォの素晴らしさはもちろん、意外にグリンダを演じたアリアナ・グランデが良かった‼️「オズの魔法使」での天使のような、聖女のような "善い魔女" の若き日として、オシャレとハンサムな男子に夢中な現代っ子みたいなグリンダを、楽しそうに演じてて見直しました‼️髪の毛をフリフリさせる仕草もサイコー‼️そんな二人の肌の色や偏見といったものを超えた熱き友情に胸アツくなる、ホントに素晴らしい「PART1」でした‼️さて「PART2」なんですが、私は舞台版を見たことないので、物語を知らない分、楽しみで仕方ない‼️クライマックスでエルファバに去来した様々な過去の記憶を振り払い、そして信じていたマダム・モリブルやオズの魔法使いが本当の凶悪だった事実を踏まえると、エルファバはヒーローになりそうな雰囲気もあるんですが、そんな彼女がなぜダークサイドに堕ち、ダース・ベイダー、いや "悪い魔女" になったのか⁉️グリンダとの宿命の対決はあるのか⁉️今度はどんな素晴らしいミュージカル・ナンバーがあるのか⁉️果たしてドロシーやライオン、案山子、ブリキの人形は登場するのか⁉️名曲「オーバー・ザ・レインボウ」は聴けるのか⁉️映画史上最高の三部作は「ロード・オブ・ザ・リング」だけど、ひょっとしたら映画史上最高の二部作となるかもしれない「ウィキッド」‼️乞うご期待ですね‼️
圧巻の歌唱&ダンスパフォーマンス!!
エルファバ(シンシア・エリボ)と
グリンダ(アリアナ・グランデ)の歌唱が圧巻!!
そしてダンスパフォーマンスも相まって、
極上のミュージカル映画に昇華している。
衣装と美術はさすがアカデミー賞🏆受賞も納得。
グリンダによる昔語り的な導入であり、
エルファバとグリンダの深い関係性に至るまでの
描写とそれぞれが別の道を歩むことになりそうな
エンディングが秀逸。
エルファバは悪い魔女なんかではなく、
動物に優しいすごく良いヤツ。
一方、グリンダは野心家だが愛嬌があり憎めないし
エルファバとのコミュニケーションによって
少しずつ心の持ちように変化が現れるのが
実に良いキャラクター造形になっている。
PART1である本作はグリンダにフォーカスされている
場面が多く、アリアナ・グランデがとてもキュートで
愛嬌があり魅力的。もともとアーティストとして
好きだったが、本作でますます好きになった。
主演と助演がこの二人じゃないと成り立たない作品。
インタビューを読むと撮影中もお互いが支えになって
いたとのこと。
その雰囲気が映像にも現れているようだ。
実にいきいきと演技、歌唱&ダンスしている二人に
ずっと釘づけになった。
私としては、ミシェル・ヨーの存在感がハンパなく
作品が引き締まる素晴らしい演技だった。
鑑賞前にパンフレットも購入。
実にハリウッド大作らしい出来で好感が持てる。
おススメ。
161分の長尺だが、それほどの長さは感じない。
が、フィエロ(ジョナサン・ベイリー)の登場シーン
あたりでちょっと疲れが出た(笑)
PART2も観る覚悟をして鑑賞することをオススメ
するが、これぞエンターテインメントといった
大作なので、多くの方が楽しめると思う。
みんなの表情が愛おしい
字幕版と吹替版両方鑑賞。
実写映画の噂が出始めた頃から何年待ったのか…!
ようやく観られて幸せです。
知らない人は少なくともオズの魔法使いは予習して行った方が楽しめると思います。(ジュディガーランドのドロシー可愛いです。絵本でもいいのでストーリーをオズの国のビジュアルを把握してほしい)
シンシアは舞台のカラーパープルのイメージでパワフルな歌いぶりな印象だけがあったけれど、表情も歌い方も最高のエルファバだった。
アリアナもオリジナルキャストへの敬意を感じる愛おしすぎるグリンダだった。
舞台が映画化されて1番嬉しいのは、キャラクターの表情がよく見えること!!
一番実感したのは冒頭No one mourns the wickedの
グリンダの表情。舞台でも皆さん素敵な演技だけれど見えにくいこともあるし、明確にグリンダの表情を抜いてくれるのは嬉しい。アリアナが複雑なグリンダの気持ちを表現していて素敵だった…
popularの「ミスエルファバ、とても綺麗よ」の時のエルフィーの表情、嬉しくて胸がいっぱいになって泣きそうだから出て行ったんだよね。映画だとよりわかりやすく表現されているから本当に愛おしい。
ダンスホールのシーンもエルファバの孤独さ、弱さ、強さが伝わってきて涙。舞台版では割とエルファバ役の女優さんの演技が可愛くて笑っちゃうシーンだけどシリアスな演出にしたの最高。
あと黒板の落書きを見つけた時のディラモンド先生の表情。とてもショックを受けているヤギの顔、
こちらまで悲しくなった。
よく感想で見かけるけれど、舞台版を見てきた人が納得できないようなキャラ変更や設定変更はほぼ無くて、満足度が高い実写だった。
映画だからこそより良かったなと思ったのは
エルファバの乳母がダルシーベア?でクマだったという設定。動物を守りたいと強く思うエルファバの心情が理解しやすくなった。
フィエロとエルファバがお互いに惹かれる過程もよりわかりやすかったかなと思った。
ミュージカルナンバーはほぼ大満足だけれども、
やはりDefying Gravityは舞台の方が圧倒的に曲のパワーを感じられるなと思った。
映画版では途中で回想や他の登場人物の状況を移すから
見ている側としては盛り上がるきもちがトーンダウンした気がした。その回想も素敵だったけど…
あの曲だけばあの勢いのままシンシアの歌を聴きたかったな…
あとDancing Through Lifeめちゃくちゃかっこよいけどやっぱり本を踏みつけたりするのが気になりすぎてちょっと気が散る…フィエロの今後との対比のために必要な演出なんだろうけど、グリグリ踏まずに単に本を閉じさせるとか投げ捨てる、くらいで良かったのでは?
と思った。やってること美女と野獣のガストン。
吹替版は想像していたほどの違和感はなく見終えられた。海宝直人さんが吹替うますぎて最高。
劇団四季のお二人も素敵でした!
ちゃんと後編もやってくれるよね?
四季版「ウィキッド」の濱田めぐみさんの大ファンで当時軽く30回以上は観ています
まさかの映画化で楽しみに初日のレイトショーを字幕版で鑑賞しました
オープニングから懐かしい音楽で早々に涙腺が緩み、衣装も素敵ですっかり物語に入り込んだ所で出てきたタイトルの「Part1」でまさかな…と思いました
物語が丁寧に描かれていて良いのですが、ミュージカルと同じように「Defying Gravity」で終わってしまったPart1
これ、知らない人だとえ?ここで終わり??ってなりませんかね
そしてここで切ると後半は更に話が暗くなってしまうので出来れば一気に觀たかった
かと言って所々話をカットされるのも嫌だし…
Part2の公開は日本では未定らしいけど、ちゃんとやってくれるよね?
ただ今回初見の人達の興味が続いてくれるのか心配です
2部作
パワフルで魅力的な歌が髄所に挟まり、学園やエメラルドシティの華やかさも目に楽しく、160分が気にならなかった。
ストーリーとしては差別される動物やエルファバを現代のマイノリティとしてみる、社会派ものとしても見れるが、やや古めの少女漫画のような雰囲気もある。
迫害されているけれどチート能力のある主人公、可愛くておバカな女友達、自分の本当の姿に気付いてくれるおもしれー女に惚れる王子...。
シスターフッドな部分に期待していたが、まだグリンダが流されるままの女の子になってる印象。全部素でやってそうなので、陰湿な感じがしないのだけは美点だと思います。(自覚がない分質が悪いともいえる)
エルファバとグリンダのダンスのシーンは目が潤みました。
アリアナグランデの茶目っ気のある演技が良い。
良かったのですが、完結していないので満点は付けづらいです。
この、続き物なのに明記しないで売りに出すスタイル、日本のアニメだけかと思ったけどあんまりうかつに流行ってほしくないですね。
吹き替えは歌部分も声優さんです。演者本人の歌を聞きたい場合は、字幕版にすると良いかと思います。
元祖「ジョーカー」みたいな
なんの事前情報も無しに鑑賞したので、まず本作がパート1であることに驚いた。
調べてみるとすでに次作の撮影に入っているとのこと。
なるほど「オズの魔法使い」の西の悪い魔女をフィーチャーした新解釈のお話ってことなのね。
そう言う意味では「ジョーカー」っぽいなあと思ったが、原作は1995年なのでアメリカでは以前より悪役のスピンオフを描くという文化があるってことなのかな。
もう一人の主人公の後の南の魔女と若い頃に学校の寄宿舎でルームメイトになるのだが、役者さんの年齢差が気になって仕方がなかった。
若干尺の長さが気になったがミュージカル映画としては面白く観れたし、スクールカーストや差別などのテーマをわかりやすく盛り込み、ラスト魔法を使い空を飛ぶシーンは爽快でカッコよく、そして何よりもオズの魔法使いが魔法を使えない悪者というストーリーには興味を惹かれたので自作も期待してます。
素晴らしいシーン
思った程ミュージカルミュージカルしていない。ブロードウェイミュージカルの映画化と聞いてちょっと身構えていたがそこ迄では無かった。。ちゃんと確りとしたストーリーとなっていた。また美術や衣装の細かな所迄作り込まれており美しい映像となっている。VFXも音楽もダンスも見事で一流のエンタメであった。こう言う物を作らせたらハリウッドに敵う者は居ない。超一級品であった。
「西の悪い魔女」誕生秘話である。しかし主人公のエルファバは決して"悪い魔女"では無く他者(ここでは動物達)を愛しむ事が出来る賢者であった。むしろマダム・モリブルの方が"悪い魔女"であった。
ラストの塔の窓際に立ち、箒を持ち黒いマントを翻す姿は圧巻であった。まさしく"魔女"に成った瞬間であった。それはそれは素晴らしいシーンだった。このシーンを観る為だけに映画を観る価値があると言える。
【追記】
エンドロール後は何もないので劇場を出て大丈夫です。
良いミュージカル映画だと思います。でも、本当に長いんです。
表題の通りです。ミュージカル系の映画は嫌いでは無いです。でも、この映画は本当に長いんです。
いろいろと感想はありますが、最も心に残ったのは以下の3つ
①アメリカ人って本当に「肌の色問題」が好きですよね。日本だったら、「呪いにかけられて魔力は使えるようになったけど代わりに肌の色が緑になった。」ぐらいで終わりそうだと思うんだけど。あんなに揶揄するかね? 独特の感情ですよね。
②良い・悪い、正義・悪って、本当に見方(視点)によりますよね。この映画では、あえてそういう風に作り込んでいるのでしょうが。ロシアVSウクライナ戦争も、ロシア視点だと、ウクライナが悪に見えるのかな?
③グリンダ(ガリンダ)は、どうやって魔法を使えるようになるのかな? 2部作と知って観に行ったので「continue」なのはわかりますが、次回でどうやってその部分を描き、そして物語をとじるのか? また3時間コースなのか! それとも? 長すぎるのは勘弁して欲しい。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
面白かった。何とPART2(続編)有り。トゥ ビー コンティニュ~ 。 さて、どう考えてもオマエが悪い魔女だろ ( `Д´)/
最初にタイトルが出たとき、その左下に " PART1" となってたのでズッコケた (゚▽ ゚;)
でもまあ、ミュージカル嫌いの僕が寝もせず、161分を長く感じなかったほど物語が面白かったので " PART2”が楽しみである。
「オズの魔法使い」は、ほとんど覚えてなくて、ドロシーが竜巻でオズの国へ飛ばされた事ぐらいしか記憶にない。今回の映画で良い魔女と悪い魔女が出てるのを知ったほどである。
で、今回は敵対する魔女どうしが、かつては仲が良かった設定らしく、ナゼ悪い魔女になったかなんて話みたいでスゲー面白そうということで鑑賞。
PART1の結論としては、エルファバは悪い魔女じゃなーい、悪い魔女はグリンダ、オマエのほうだろ( `Д´)/
グリンダはまだ魔法が使えないから、まだ魔女ではない。だけどイヤなヤツである描写が多かった。
コイツは初対面のエルファバに、エルファバが緑であることに 「同情するわ」とのたまう。
後で「緑であることはあなたの個性よ」なーんて話にはならない。
またグリンダは、けっこう意地悪だ。自分が散々けなした黒い帽子を、「とてもアナタに似合うわ」とか言ってエルファバにあげたりする。喜ぶエルファバ。ほえー ( ̄▽ ̄;)
このあとエルファバは、グリンダが意地悪であげた帽子をかぶってダンスパーティーに登場。
この映画でちょっとマズイのは、エルファバとグリンダがナゼ仲良くなったのか、そのキッカケになったエピソードを描いてない点だ。
エルファバがマダム·モリブルに掛け合って、グリンダにもマダム·モリブルの講義を受けられるようにする。そして、その事をダンスパーティーの会場でグリンダと僕たち観客が知って、その辺りから2人は親しくなる。
では、なぜエルファバはマダム·モリブルに掛け合ったのか?まさか帽子をもらったからじゃあるまい。その動機がバッサリ、キッパリ抜け落ちている。
たぶん編集でバッサリ切っちゃったんじゃないかと思う。
仲が良くない2人が何で歩み寄ったかってのは、この映画で割と重要な点だと思うけど、ちゃんと描いてない。
でもまあ、なんか知らんけど、とにかく2人が少しだけでもそれなりに仲良くなったので喜ぶことにする。
ちょっとでもイイから仲良くなってないと、オズへ行く列車に2人で乗って行く展開にはならんからのう。
オズに着いた2人は、動物が消えるのがオズの魔法使いの陰謀だと知って逃げる。この時グリンダは、オズの魔法使いとマダム·モリブルが悪いやつだと知っても、オズの魔法使いに謝るようエルファバに言う。
グリンダは、(悪い奴でも)権力者には逆らうな、長いものには巻かれろ派だ。
そうすると「オズの魔法使い」でグリンダは、悪者のオズの魔法使いの味方をして、エルファバを倒したのか?
それって悪に加担してね?ウーン、PART2に持ち越しか。
僕は、今回のPART1では、最後にグリンダとエルファバが2人で逃げてオズの魔法使いと戦うことになるのかなと思っていたら、結局グリンダは、空飛ぶホウキには乗らなくてガッカリした。
マダム·モリブルが、「エルファバの言う事は信じないように」と放送で国民に告知し、偽りの情報で世論を操作しようとする。
最近の、ニセ情報であってもSNSで多くの人に届けて信じ込ませたほうが勝ちみたいな風潮を思い起こした。
ところで、PART2はイツからかのう。楽しみだ。
2025(令7)/3/7 ㈮ A
オズの国が行きつく先は現在の不寛容な世界
オズの国はみんなが歌って踊れる自由な夢の国、人は肌の色に関係なく共に暮らし、また動物も人と同じように言葉を話し分け隔てなく暮らしていました。
でもグリーンの肌を持つエルファバには皆がなぜか驚き彼女を忌み嫌います。まるで邪悪な存在でもあるかのように。彼女は実の親からも忌み嫌われる存在でした、ただ肌がグリーンというだけで。
動物と人間が分け隔てなく暮らすオズの国ですが昔は動物が檻に入れられた時代がありました。飢饉が訪れて人々はその災厄をもたらした犯人を欲したために一番人間に遠い種族の動物たちが悪者にされました。でもそれは過去のことであり今は平和に暮らしています。
そんな国なのに、皆がエルファバを受け入れようとしません。彼女の肌が白色でもなく黒色でもなく黄色でもなかったから。
一見、黄色人種も黒人も動物も分け隔てなく暮らすオズの国ですが、その偽善が次第に剝がれ落ちてきます。
それは動物たちへの排除から始まります。これはオズの国を支配するオズの魔法使いの仕業でした。彼には本当は魔法の力はありません。彼は国の支配を続けるために自分への権威が揺らぐことを恐れました。自分には偽物の権威以外何もないことを知られるのを恐れた彼は敵を作り人々の関心をそちらに向けさせます。そのためには本当に魔力を持つエルファバが必要だったのです。
動物たちを敵に見立てて彼らを監視するための空飛ぶスパイをエルファバに作らせます。まるでテロ対策で国民を大規模監視するためのエクスキースコアシステムのように。エルファバはかつて愛国心に燃えたスノーデンといったところでしょうか。
エルファバは彼の魂胆を知り、彼と戦うことを決意します。自分に逆らう彼女を敵だと名指しする魔法使い。「正義」の国に対抗する「テロリスト」がここに誕生したのでした。自分たちに敵対する相手はテロリストだと言えば国民はすべて国に従います。彼らにとってテロリストはただの「悪」でしかないからです。
オズの国を支配する魔法使いはまさに世界一の軍事力と経済力を持つアメリカ大統領の誰かさん。真っ先に敵とみなされ排除される動物たちは移民あるいはムスリムの人々。
アメリカもかつては自由で寛容な国と言われましたが、それも今は昔の話。指導者のチャイナウィルスという一声でアジアンヘイトが巻き起こり、あなたたちの生活が苦しいのは移民のせいだと言えば移民排斥運動が巻き起こります。
何の能力もない大統領はただ権威を笠に着て敵を作り出しては自分への支持につなげます。かつてはヒトラーがそうしたように。そしてオズの国もそうなりつつありました。
様々な人種が一見分け隔てなく暮らすオズの国はまさに西側諸国をはじめとする現在の世界の姿を表しています。様々な人種が平穏に暮らせているようで、いったんコロナ危機や経済破綻が起これば真っ先に移民や有色人種が攻撃の対象になる。
かつて反ナチ運動組織の指導者マルティン・ニーメラーの遺した言葉をアレンジすれば、オズの国が動物たちを連れ去ったとき私は声を上げなかった。私は動物ではなかったから。彼らがアジア人を牢獄に入れたとき私は声を上げなかった。私はアジア人ではなかったから。彼らが黒人を連れ去ったとき私は声を上げなかった。私は黒人ではなかったから。彼らが私を連れ去ろうとしたとき、私のために声を上げる者は誰一人残っていなかった。
敵にした動物がいなくなれば、次は黄色人種、その次は黒人、そんな風に敵を見つけては排除するということが延々と続けば、いずれは自分が排除される時が来るのかもしれません。
アメリカも誰かさんのせいでこうなりつつあるのでしょうか。多様性を否定することは自滅につながる。閉鎖的な社会はイノベーションも起きず衰退してゆく。アメリカの大手IT企業の創始者たちはイーロン・マスクをはじめ移民ばかり、外部から新鮮な血を受け入れて発展してきたからこそ今のアメリカがあるというのに。
マリアナ・グランデが俗物キャラを見事に演じていてエルファバ役のシンシア・エリボを食ってましたね。嫌味な役を楽しんで演じていて見ていて気持ちいいくらい。テーマがわかりやす過ぎるのと上映時間が長過ぎるのがマイナスポイントですが親御さんはお子さんを連れて見に行き本作を通して今の世界の状況について語り合うのがいいかと思われます。
ホントの魔女。
美しく人気者のグリンダと、肌の色が緑色で周りから変人扱いされ怒ると魔法の力を発揮するエルファバの出会いの話。
エルファバの妹ネッサが通い始めるシズ大学で出会い、グリンダとエルファバがルームメイトとなり勉強寝泊まりと共に過ごすことになるが性格真逆の2人は衝突、グリンダから譲り受けた黒い帽子を被るある日、2人の関係が友情へと変わり始める…。
冒頭から始まる“グッドニュース”、子供から聞かれる「魔女はなぜ悪いことを?」と始まり見せてくが…、大学でモリブルから魔法の力を才能と買われ…観終えれば利用、悪者扱いとなるけれど。
魔女、いやっ美魔女なアリアナ・グランデ演じたグリンダの方が魔女でしょ?!と、自分の綺麗、美しさを利用し周りへの自己中っぷり、エルファバへの振る舞いは友情?!、嫌われ者だったエルファバを人気者しようとなっていくけど、魔女はグリンダ、グリンダの性格でしょ!と思ったのは私だけ!?
音楽、ミュージカル絡みの作品って結構好きだしハマるんだけど本作は合わなかったかし時間を感じたかな。周りから囲まれバカにされ踊るエルファバと、その踊りを真似踊り始めるグリンダのシーンには涙。
最高すぎる!!
もう、映画の撮り方の良し悪し以前に、シンシア・エリボとアリアナ・グランデのWickedへの強い思いが、生の舞台を観てるんじゃないかと思うぐらい、スクリーンを越えて伝わってきて、それだけで感動しました。
そして、それだけでも良かったのに、映画の演出・映像・衣装・美術も、何もかも凄く良かったです。
役者も映画も良いから、最高以外なにもない!
まず、ミュージカルの映画化としては、非常に挑戦的な作品だと思いました。
2部に分けたというのが凄いですね。
これまで、ミュージカルの映画化だと、どうしても尺の問題で歌などをカットしないといけなかったのを、1幕分だけでたっぷり映画が作れたから、フルで歌ってくれたのが本当に良かったです。
やっぱり歌をカットしたり、途中て切ったりされると、ミュージカルオタク的には、…っておい!歌わんのかい!って、なるんですよね。
なので、ミュージカル映画の2部作なんて、あまり一般受けしなさそうな中、よく2部に出来たな!というのと、良くぞ2部にしてくれた!という意味で、挑戦的やなと思いました。
また、映画オリジナルシーン(もしかしたら、原作小説でそういう場面があるのかもしれませんが)も、舞台版をより深く描いていて、それが、それぞれのキャラクターをもっとわかりやすく伝えることに繋がっていたので、舞台を観る以上に、それぞれのキャラクターに感情移入して観ることができました。
こんなに感情移入してしまっては、Part2で私の涙腺がえらいことになってしまいそうなので、今から心配です。
映画のオリジナルシーンについては、時々舞台版を観てから観ると、蛇足に感じてしまう時があるのですが、Wickedに関しては、舞台版からのファンのイメージを壊すこと無く、その人物をより深く知れるになっていて、本当に良かったです。
あと、映画の美術や衣装が凄く良かった!
舞台版より更に、映画オズの魔法使いの世界観をちゃんと反映させてて、マンチキン国の広場の黄色いレンガの道が、ちゃんと渦巻きになってたのは凄く楽しかったです。
それ以外に、シズ大学構内も、テーマパークみたいでめちゃくちゃ楽しかったし、オズダストもナイトクラブみたいになってて、動物達の生バンドも楽しかった。
シズ大学の衣装も、舞台版より凝ってて可愛かったし、エルファバの衣装もめっちゃオシャレやったし、グリンダの衣装も可愛すぎ。
ほんま、美術と衣装でアカデミー賞取ったことが納得できる!と思いました。
そして、やっぱりシンシア・エリボとアリアナ・グランデ!本当に良かった!
大学に入って、どんどん変わっていくエルファバを、シンシアの顔を正面から撮ることで見せていて、それが凄く印象的でした。
グリンダも、もちろん同じように撮られていて、だから2人が急に友達になるオズダストの場面が、より説得力のあるシーンになってたのが良かったです。
2人が踊るところで、泣いたのは始めてです。
しかし、オールした後の朝から、ハイテンションでPopularを歌うグリンダは、凄すぎですね。
ちょっとアホで世間知らずで独善的で、正直感じ悪いのに(途中までは、可愛い以外は悪口しか思い浮かばない…ごめんなさい)、グリンダを嫌いになれないのは、この圧倒的な陽キャと、素直なとこなんでしょうね。
最後のDefying Gravityは、そんな2人の仲良くなってきた過程を、ずっと見てきたから、2人で歌う時の表情とか、もうめちゃくちゃ伝わってきて…
最高に良かったです!
ただ、1つ、うーん…と思ったのは、映画なのでもう、仕方ないのかもしれませんが、So if you care to find meって歌う前やったと思うのですが、ちょっと長かった……
個人的にもうちょい早いほうが盛り上がったかな。
でも、本当に空を飛んでるのも良かったし、猿達を引き連れて飛んでるとこは、めっちゃかっこよかった!
もう、一刻も早くPart2が観たくなります!
1幕目が終わって、トイレに行ってすぐ2幕目が観れないのは、ある意味この映画の最大の難点かもしれません。
それに、曲が終わった後に拍手出来ないのも、とても辛い!拍手したい〜って、ウズウズしてる人も結構いるんじゃないかな?応援上映とかあったら、行きたいです。
あと、ミュージカルファンとして、ブロードウェイ初演のイディナ・メンゼルとクリスティン・チェノウェスが登場したのには、めちゃくちゃテンション上がりました!
しかも、ちょっと出てくるとかじゃなくて、2人でしっかり歌ってくれた!
しかも、最後はシンシアとアリアナの隣で!
なんて贅沢な!!!
私はあんまり、同じ映画を何回も観に行くことはしないのですが、これは間違い無く、また観に行っちゃうと思いますね!
なんなら、今すぐもう1回観たい笑!
王道ミュージカル
善い魔女、悪い魔女。なるほどね。
善人を悪人に仕立て上げる酷い奴もいたものだ。
160分と見る前は長いなと思いつつも見ていたらそこまで退屈はしなかった。
やはりクオリティの高さが際立たせていたのだろう。
登場人物も控えめでグリンダとエルファバにカメラを当てていたのも2人の関係がより分かりやすくて良かった。
1つ残念なのが魔法が無さすぎること...
物語上仕方ないが...
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