ウィキッド ふたりの魔女のレビュー・感想・評価
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後編が楽しみすぎる!
公開前にさんざん予告を観て、楽しみにしていた本作。字幕版で観たかったのですが、公開日は上映時間の都合が合わず、公開2日目に鑑賞してきました。期待どおり素敵な作品で、最後まで楽しかったです。
ストーリーは、「オズの魔法使い」で描かれる国・オズで魔法を学べるシズ大学に入学したグリンダは、そこで緑色の肌をもち周囲から奇異な目を向けられて育ったエルファバと出会い、何不自由なく育てられ、美しさと人気の裏で野心家の一面ももつグリンダと、その対極とも言えるエルファバは、当初の対立を乗り越えて友情を通わせ、かけがえのない存在となるが、ある日、オズ陛下に招かれた二人は、オズ国の驚くべき秘密を知ってしまうというもの。
世界的に有名な児童文学「オズの魔法使い」ですが、恥ずかしながら読んだことがなく、映像化されたさまざまな作品を通して、内容を断片的に知っている程度です。そんな自分でも、本作はその前日譚として、見応えのある作品に仕上がっていると感じます。
特に、エルファバとグリンダの関係にスポットを当て、性格の違いをしっかり感じさせながら、二人の交流をじっくりと描いている点がいいです。緑色の肌をもち、周囲から蔑まれ、親からさえも愛情を注がれず育った孤独と悲しみ、それを表に出さない強さをもつエルファバ。でも、それが彼女の精いっぱいの抵抗であり、平気を装っているだけであることに気づいたグリンダ。そんな二人の心情が繊細に描かれているように感じます。中でも、嘲笑を受けるエルファバのダンスにグリンダが同じダンスで応えるシーンと、ラストの塔の上での二人の姿がとにかくエモーショナルで、わけもわからず涙があふれてきます。
こんな感じで、主演の二人がとにかくよかったです。本来ならズル賢いお嬢様的な立ち位置のグリンダなのですが、おバカな感じのかわいさがあり、嫌味がなくてキュートに映ります。対するエルファバも、異性にときめき、グリンダの影響で髪型を変え、いつのまにかかわいらしく見えてきます。そんな変容が丁寧に描かれていると感じます。
また、本作のファンタジーな世界観の演出もお見事です。この手の作品はCGとの相性がよく、その威力は遺憾なく発揮されていると思います。そして、本作がブロードウェイミュージカルの映画化ということもあり、ミュージカルシーンは圧巻のパフォーマンスが披露されています。正直ミュージカルはあまり得意ではないので、ちょっと眠気に誘われた面もありますが、その歌声は超一級品なので、好きな人にはたまらないでしょう。
ところで、タイトルに「Part1」の文字を見つけ、初めて本作が2部作であることを知りました。ということで、この終わり方にも納得ですが、この先、二人の関係はどうなっていくのでしょうか。エルファバはどうして「悪い魔女」になってしまうのでしょうか。続きがメチャメチャ気になります。もちろん後編も観に行きます。後編の公開はいつなんでしょうか。今から楽しみです。
主演はシンシア・エリボとアリアナ・グランデで、演技と歌唱で魅せる圧巻のパフォーマンスが秀逸です。脇を固めるのは、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイターミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラムら。
重力に抗う必然の超大作
満を持しての映画化は、素晴らしいキャストとスタッフによって目も耳も心も奪われる、今の時代にも十分刺さるテーマを問う映画の魔法だった。鑑賞後もまさしく重力のように引き戻されては抗うすべがなく心に棲みつくようで、本作のことを思い出すたびに思いがあふれてしまう
皆が皆同じとは限らない。自分達から注意を逸らして、一致団結させるために共通の敵を作って、責める標的が要る。特定の種族を迫害するよう差別を助長させる。そうやって、ナチスのホロコーストのように、過去は現在を映し出す鏡。つまり、歴史は繰り返すし、人間にはそれらを決して他人事とは割り切らずに顧みて学ぶべきことがある。それはフィクションやファンタジーも同じ。"普通"という枠にはめたがる大衆意識やそれを自らに都合よく利用する体制、権力や組織の腐敗に対して、間違っているものは間違っていると声を上げること!迫害などこの世にはびこる悪や不正と闘うこと。クライマックスがヤバかった…可能性は無限。
人気者と同情、号泣と鳥肌。自己肯定感高く、他人の痛みに鈍感で、「境遇を哀れんで手の差し伸べるワタシはなんて優しいの!素敵♡」みたいな自分自身に酔っている自己陶酔型タイプの自己愛たっぷり・自分大好きキャラな(グリンダじゃなく)ガリンダ。ナイスキャラ立ち!そんなノリノリなアリアナ・グランデが、抜群のコメディエンヌっぷりと、胸打つ変化によるドラマで輝いている。他人にどう見られても平気そう?平気なふりをしてるだけ…。今こうやって書きながら思い出しているだけで、鳥肌が立つスターダスト名シーンに、涙腺崩壊必至。周りから疎まれ虐められるエルファバ役のシンシア・エリヴォが時に苦悩を滲ませながらも、一本筋の通った行動規範や己の気持ちをもった演技で、本作の根幹を支える。
ジョン・M・チュウ監督の色とりどりな映像マジック(圧巻の美術、衣装!!)の中で大いに羽ばたき、緑とピンクみたいにピッタリなシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデの熱演と抜群の化学反応ケミストリー、ブロードウェイのスターとポップスターという最強最高タッグの幸福な組み合わせ!! チュウ監督が本作を監督することはある種の"運命"だったとすら思う。ヴィルヌーヴにとっての念願の企画となったSF大作『DUNE デューン砂の惑星』シリーズのように、『クレイジー・リッチ!』がいわば『メッセージ ARRIVAL』で、『イン・ザ・ハイツ』(習作と言うにはあまりに秀作・名作!!)がいわば『ブレードランナー2049』みたいに全てはここに至るための道のりだったのではないかという必然性。
圧巻の第一章だった!本国では後編が今年の11月予定ということなので、本作と同じようなスケジュール感と思ったら、やっぱり1年後くらいだろうか…。そこを何とか早くしてもらえないですかね?本国より遅くていいので年内、クリスマスとかに。
P.S. 『オズの魔法使』はもちろん観たことあるけど、本タイトルは劇団四季版のウィキッドの印象がやはり強く、あとUSJのアトラクションで触れたことあるかな〜くらいだった。けど、「ここから始まるのか!」「こんな作品だったのか!」「ここで終わるのか!」…と胸を打たれ(っぱなしだっ)た。去年から超絶楽しみにしていたけど、そんな高すぎる期待に応えてくれたし、劇場出るなりすぐにイヤホンセットしてサントラ再生!Defying Gravityヘビロテで聴いている。最高!! 花オンチ(要は無知)なので桜か分からないけど、帰り道にピンクの花(実?)に緑の葉っぱが付いていて、ウィキッド・カラーだなと思ったりした。あ〜、舞台も観てみたいなぁ。
胸が高鳴った!
6本見たら1本無料のサービス期限が迫ってきていたタイミングで何も予定のない日曜日。
直前に見た映画コーナー的番組で、アリアナがこの役をやりたくてオーディションから受けたというのも聞いたので、なんとなくの軽い気持ちで鑑賞。
ミュージカルということも知らず、オズの魔法使いにつながっていることも知らず、ほぼ知識ゼロです。
映像がキレイ。
大勢のダンスシーンも見応えあり。
特に終盤、シンシアが歌うシーンは鳥肌が立ちました。
アリアナももちろん可愛い。振り切ったぶりっ子がとても似合ってる。
ストーリーは難しくないので、知識ゼロでも楽しめるし、自分が前のめりにワクワクしてるのがわかりました。純粋に楽しめて胸が高鳴る!と帰り道に思いました。
そしてこの作品、続編があるんですね。
続編が待ち遠しいと思うほどワクワクする映画は久しぶりなので私にはすごく合ってる映画だったようです🧙♀️
残念ながら私は髪が短いので髪の毛は振れませんが。
「重力に逆らって」で突き抜けた!
95年の原作、03年のブロードウェイミュージカルの映画化ということですが、今日的メッセージも含まれてますね。ルッキズム、不貞と非嫡出子、スクールカースト、正義とテロ、直近のDEI排除やフェイク情報の拡散など。
冒頭の魔女の人形を焼くシーンはウィキだけに、「ウィッカーマン」のラストを、エルファバ誕生のシーンは「イレイザー・ヘッド」を想起しましたが、穿ち過ぎでしょうか?
グ(ガ)リンダは自信家で自己中心的な鼻持ちならないお嬢様ですが、アリアナ・グランデの可愛さと悪意が表に出ないあざとさゆえに、完全にヒールという感じではないですね。エルファバとの友情が芽生えてはいますが、まだどっちつかずの立ち位置に感じます。後編ではその辺り大きな展開を見せるのではと期待しています。
エルファバ役のシンシア・エリヴォのラストの歌唱には
圧倒されました。これは後編を見ない訳にはいかない!公開は半年以上先らしいので、ストーリー忘れないようにしないと。
目と耳が楽しい〜!
ただ‼️❓見惚れていた‼️❓
サブタイトルに偽りあり(笑)
私は「オズの魔法使い」と、その前日譚となる「ウィキッド」のお話を全く知らないんです。なのでこの映画「ウィキッド」の冒頭で、「西の悪い魔女」の死から始まり、「北の善い魔女」の回想譚が話の本筋であることに驚いた次第です。タイトルに「サブタイトルに偽りあり」としたのは、「北の善い魔女」は確かに冒頭の数分(現在)では魔女ではあるものの、物語の9割以上が魔女ではないからです。どうせなら「ウィキッド パート1」「ウィキッド パート2」としたほうが潔いと思うのですが。
そうなんです、私はこの作品が前篇で後編があるということを観に行くまで知らなかったんですね。でもまぁ、正直に言えばめちゃ良かったし、感動したし、これは後編もぜひ!って思ったので80点の点数をつけました。
しかし・・・全く知らなかったとはいえ、あんなに主演と助演がはっきりしているとは思いませんでした。圧倒的にエルファバが主演でグリンダは助演でした。しかもグリンダは基本的にはとても嫌なヤツでしたね(笑)「ルッキズム」「人種差別」批判が物語の本質であり、多様性を認めることに主題があるように思えます。ただ私自身はこの多様性という言葉はあまり好きではありませんが。
重力ばかりでなく、才能にも抗えるファンタジーか?
gleeでカヴァーされた "Defying gravity" は10年来聴き馴染んた曲。調べてWickedの曲と認識はしたが、本編のミュージカルを観る機会は地方民にはなかった。本作の終盤、ヒロインが「重力」から解き放たれるクライマックスで歌唱される"Defying gravity (直訳: 重力に逆らう)"に心を奪われた。 呪文書を手にして、潜在能力を解き放つ演出は映像的にも圧巻。このクライマックスだけでも、映画館に足を運ぶ価値がある。
それまでの2時間超は、クライマックスへの前置きにも感じるが、諸々共感したり/できない部分もあり、5点に分けて詳述する。
🧙
1. 不倫の子→ネグレクト→脳の萎縮
ヒロイン(Elphaba)が緑色なのは、1939年の映画「オズの魔法使い」の設定に準拠しただけで、特別な意味はないのかもしれない。 ただWickedでは身籠る前に母が不倫した設定になっている。なので、Elphabaが緑色に産まれたのは不倫の子であり、Thropp総督にとっては血を受け継がない「義理の」娘である象徴にとれる。白人カップルに有色の子が産まれて不倫がバレた例はある。皮膚の色に限らず、顔の造形や特徴的な身体的特徴で不倫がばれる例もある。父子家庭で育てていた息子にそこはかない違和感を感じたO氏がDNA鑑定した結果、O氏と息子には血の繋がりがなく、前妻のK氏の不倫が発覚した騒動もあった。実際には、不倫で緑の子が生まれる訳はないが、Wickedでは父が妻の不倫に気付くキッカケとしての設定に思える。
ヒトを対象にした研究で、親は義理の子ども対して実子よりも、虐待したり喧嘩しやすく、教育資金も低額しか支援しない事が知られている。Thropp総督のElphabaに対する明らかなネグレクトは、好ましいものではないが、現実社会でも十分生じ得る状況。男児の場合はネグレクト、女児の場合は性的虐待が脳の一部の発達を阻害し、成長後も脳波異常、てんかん発作、統合失調症へのリスクが高まる。性的には虐待まではされていないElphabaに精神疾患の心配はなくとも、自己肯定感を高くは保てない生育環境だったの間違いない。
🧹
2. 図書館で暴れるな
退学を繰り返してきたFiyeroが、皆をナイトクラブに誘う為に図書館で乱舞するシーンがあったが、フィクションと分かっていても無性に腹立たしかった。登校に時間を要した自分にとって、大学の図書館は集中できる貴重な場所だった。Fiyero個人が、勉強なんて必要ないと思うのは自由だが、宿題やレポートに集中したい学生も居る図書館で暴れるな。本を乱雑に投げ飛ばすのも、開いた本を足で踏みつけるのも耐え難かった。
🦯
3. Glindaは本当に味方か?
「オズの魔法使い」迄には、南の「善き」魔女に成長してる筈のGlinda。しかし、Wickedの前編(本作)では、基本自己中で、自身の役に立たない相手には残酷でさえある。潜在魔力の高いElphabaへの嫉妬も隠さない。学園モノなら、自分が一番と疑わない一軍女子で「悪役」の立ち位置にみえる。
中盤で確かに「友」になる。Elphabaが「プレゼント」の御返し、Glindaも魔法ゼミに加えるようにMorrible魔法学部長を説得した事を知ったGlindaが、その「プレゼント」で陥ったElphabaの窮地を見過ごせず、唯一味方になって窮地を脱する。その後、白粉花のトラウマもElphabaに責任はないと励まし、「善人」にキャラ変したようにも見えるが、自分は未だ信じきれてない。Glindaは、Elphabaに嫉妬するよりも、味方につけた方が、Morribleから魔法を学びやすいと思っただけなのでは? Elphabaが役に立たない存在になれば、再度冷酷に切られそうな気もしなくない。
🧙
4. 黒幕が迂闊過ぎ
ゼミの成果で魔力を制御する能力が高まったElphabaは、オズの魔法使いに招かれる。師匠のMorribleに呪文書グリモリーを使う手助けをせよと命じられるが、Elphabaが助けたかった動物たちをMorribleが私益の為に苦しめている事を知り、Elphabaは反逆する。
MorribleがElphabaを利用しようとした目的上、呪文書に近寄らせない訳にいかなかったのは分かる。ただし、長い時間を伴にしたゼミで、Elphabaの潜在魔力ばかりでなく、彼女の物の考え方も理解できた筈。動物教師を拘束する事にも派手に反抗していたのだから、動物を悪用するにもElphabaを納得させるような理論武装を用意するべき。最悪、妹や親族を人質にしてElphabaを従わせるべきだった。まだ後編が残っているが、この時点で黒幕がうっかり過ぎる。
🧹
5. Lookism + Talentism
緑の体色で差別される描写は、Shrek (2001)でも明示されていたlookism批判。魔法が解けたFiona姫の姿にメッセージが集約されていた。白人社会での有色人種への偏見は少しずつだが改善されている気もする。一方、黒人社会でアルビノの殺害も深刻な問題として聞こえてくる。黄色人種だらけの日本で本当に緑色の子供が産まれてきたら、かなりのlookismに晒されるのは想像にかたくない。
魔法に対する描写には、才能主義(Talentism)も感じる。Morribleは特別な才能がある者が現れた時しか、魔法ゼミを開かないと断言する。実在しない魔法の設定は作者次第だが、仮に魔力が先天的に決定されるものなら、潜在魔力が0の学生を鍛錬する意味はないのかもしれない。量的遺伝学では、身長の遺伝率が80%とかいめいされている。身長がものをいうスポーツ競技の場合、両親がかなり低身長だったら、子供の内に諦めさせた方がいいのかもしれない。柔道やレスリング等、階級制の競技の方が望みがある。とは言え、172 cmと決して高身長でない河村勇輝選手がNBAで人気を博しているように、先天的な能力では測りきれない場合もある。
呪文も知らない内に魔力が迸っていたElphabaに才能があるのは事実だが、その気配がないGlindaも後編で「南の善き魔女」に成長するよう描かれるのなら、Talentismを懐疑する物語なのかもしれない。
ミュージカル部分は良かった
ミュージカル部分は迫力があって素晴らしいと思う反面、ストーリーはよくわからなかった。
悪い魔女の出生秘話みたいな話がこの映画のストーリーだが、ところどころ説明が足りない箇所が多くて興味を引かれなかった。一体いつからそうだったっけ?というような気持ちが次々と押し寄せてきた。
良い部分を上げるとするならば、ミュージカル部分や世界の景観くらいか。アリアナ・グランデさんの歌唱も素晴らしいと思った。
多分辛い評価が多いと思うので続編は多いに改善されたものが作られるような気がするので次作も観に行こうと思う。
魂がふるえた
魂がふるえた。
シンシアとアリアナの素晴らしい歌声に。
緑の肌のせいで父に疎まれ、周囲からも恐れられ、蔑まれてきたエルファバ。
妹に付き添っていった大学で、理解ある教師と生涯の友を得る。
厭った力が、魔法だと、オズの陛下に望まれた力だと言われ、希望に燃えるエルファバ。
一方で動物達が迫害されていることを知り、心を痛める。
ついに招かれたオズの都エメラルドシティは、想像したものとは違っていたー。
自身の強大な力に気づき、
無二の友を得たエルファバ。
自分に限界はないんだと、力強く歌いあげる姿に涙が止まらなかった。
2部作で、多くの謎を残したまま続編を待つことになる。
なぜ“緑の魔女”が、あれほど厭われたのか、グリンダが“善き魔女”になったのか。
そして、動物達の行方はー。
オズの魔法使いは読まず、続編を待ちたい。
偽善でも何もしないより100倍マシ
『オズの魔法使い』の知識ゼロで鑑賞(「オズ」って人の名前だと思ってた…)。
青汁みたいなものを飲みながら性交したら、赤ちゃんが緑色になっちゃったという衝撃の幕開け。
序盤で描かれる差別を観ていて、現在、日本を含めた世界中に存在する移民難民差別を連想。
ヤギの教授が歴史の授業中に語る「差別が起こる原因」は、今まさに世界で起きている出来事そのもの。
その授業の中で過去から学ぶことの重要性を説いていて、「その通り!」と思った。
ところが、本作はその後、ヤギの教授が排除され、別の教授が「過去より未来を見ろ」と主張。
「関東大震災朝鮮人虐殺」を無かったことにしようとするどっかの都知事のことを思い出した。
勉学に熱心な主人公のエルファバは、差別を防ごうと行動するのに対し、勉強せずに遊んでばっかの学生ほど差別的な行動をとっていて、「差別=頭悪い」と個人的には思っているので、この展開は超納得。
他にも世界で起きている様々な出来事が物語の中にうまく組み込まれていて、脚本が上手いと思った。
「上の立場の人間は知性より人気が大事」
「人を取り込むには共通の敵を作る」
「デマを流して国民を煽動」
いまやお馴染みの光景ばかり。
ミュージカルシーンは圧巻の一言。
画面から溢れんばかりの大量の人が踊ってて、振り付けはコミカルなんだけど動きがキレッキレで、それが全員綺麗に揃っているのが気持ち良くて、観てて楽しかった。
特に、巨大な輪っか状の部屋が回転しながらその内部で行われるミュージカルは、今までそんな映像を観たことがなかったので凄すぎて度肝抜かれた。
一方、主人公のエルファバが心情を吐露する場面でのミュージカルは、大自然が背景に映っていて壮大ではあるが、さっきまで大人数が踊り狂っていたミュージカルシーンと比べ、哀愁が漂っていた。
彼女の、世界の中で孤立している感じがよく表現されていたと思う。
エルファバは正義感が強く、物事をはっきり言う性格。
その結果、周りから煙たがられて孤立。
この感じ、誰かに似てると思いながら鑑賞していたが、前回の都知事戦で3位になった人のことを思い出した。
後に「善き魔女」となるグリンダ。
彼女の「善」は、思いやりというよりは周りから善人と思われたいがために行ういわば「偽善」ではあるが、この映画だと彼女の「偽善」によって事態が好転して幸せになる人ばかり。
「偽善でも何もしないより100倍マシ」というメッセージを感じた。
中盤の「スターダスト」の場面は、映画史に残る名シーンだと思う。
この場面で泣いている人が多かった印象。
お互いを生理的に嫌っている二人が仲良くなることなんて、現実ではなかなか起こらないと思うが、この場面は演出が素晴らしく、「これならエルファバとグリンダに友情が芽生えるのも納得」と思わせる強力な説得力があった。
エルファバが本当はどう思っているかを語るグリンダのセリフにハッとさせられた。
これが終盤のマントを身につける話に繋がっていて、やっぱり脚本が上手い。
表記する星が足りません。伝説的名作になると大いなる期待が止まりません!!!!!!!!
★舞台観劇前提で話しているため、若干のネタバレありです。
作品への余すところないリスペクトを感じると共に、画面に永続的に広がるオズの国の世界が、『オズの魔法使い』も含めたファンとしては本当にたまりません。
音楽も、映像も、ちょっとしたでも重要なサプライズもあり、舞台が大好きでたまらない人には涙が止まらないのではないでしょうか。
私は映画が始まってから、エンドロールに至るまで、余計な味付けもなく、でもシンプルに素晴らしさの感じる、1ミリも外れのない世界観に浸ることが出来たことに感激の涙が3時間止まりませんでした。
次は是非、DOLBYで観たいと思います。
実はこの数年の(特に原作ありきの)映画には、個人的には失望する場面が非常に多くありました。
原作を無視したキャストの起用、オリジナルで追加をした蛇足ありまくりのストーリー展開、やりすぎなくらいのポリティカル・コレクトネス。
また、原作が無い作品では、暴力的であったりグロテスクなシーンも目立ち、映画に夢を抱けない日々が続いていました。
ある程度現実の世界と地続きであることは、表現物としては当然ではあると思いつつも、原作に大切な思い出がある人や、思い入れや愛情を持つ人もたくさんいます。
そんな人達は、純粋な原作の映像化を望んでいることも多いのではないかと思っており、今回のウィキッドではそれが本当に最高な形で叶ったのではないかと思っています。
例えば、エルフィーとグリンダのそれぞれのキャストをあげるとすれば、エルファバの片方に口許を寄せる表情が本当に素晴らしい(舞台版のポスターで見た!ってなると思います。笑)ですし、グリンダも.そもそも演者が実世界でもpopularなので、グリンダという役自体への説得力が桁違いだと感じていました。
また、舞台ではどうしても建物の奥行や、オズの国としての土地や風景、様々な人が生きがい生活する姿を描ききれない部分があるかと思いますが、映画ではシズ大学の全貌や、それ以外の道や土地も描かれ、舞台では見れなかったシーンが美しく補完されていて、ああ今すぐにでもオズの国に行きたいと、本気でうっとりしてしまいました。
本気でエメラルドシティを、シズ大学を、オズを再現しようと考えてくれた数多の映画関係者の方々に感謝しかありません。
私は本当に久しぶりに、嬉しい涙と感動と、映画への夢を見ることが出来ました。
続編と合わせて歴史に残る伝説的名作となることを期待して、何度もまずはpart1を沢山沢山、見に行こうと思います。
すべてにおいてもったいない ミュージカル映画の悪いところ。
「つづく」ってナニ?
後編あるなら 1本化にした方が良かったと思う。
ミュージカル映画の悪い所が 全面に出てしまってる。
体から湧き上がるようなビートや、乗れる曲が ひとつもない、
記憶に残るメロディもひとつもない。
残念さだけが残る。
差別と偏見をなくしましょう、という薄っぺらいメッセージが 随所にわかりやすくあって
なんだかなぁ。
お金、人 時間かけて作ってるのがわかるので 、もったいないだけ。
作曲にお金かけなかったって事か。
記憶に残らないような良くないものは良くない、という
思わずでた感想なんです。
3人くらい途中帰って行った。これが答えです。
私は途中ウトウトしてしまってた。
アリアナグランデ すごい高音がでる事はじめて知った。アリアを歌わせててみたい。
無限に楽しませてくれる世界
1話完結じゃないんですね。
アリアナ姫
ああ、美しくも愚かしいオズよ
悪気のないカリスマ高慢女子と、根暗で優しいひねくれ女子のシスターフッドミュージカル映画として鑑賞した。
さて、これはネタバレでも何でもない純粋な事実だが、のちに西の魔女となるエルファバは死ぬ。
オズにはエルファバが死ぬと喜ぶ人間が老若男女たくさんいる。
そして、鑑賞者の我々はオズを巡る追憶の中でエルファバを支持するためのピースを拾う。
どうなるか?我々は最終的にオズの人間たちと敵対することになる。
これは鑑賞者にとって辛い話だ。
途方もない金と時間を費やして完璧に作り上げられた美しいオズの世界。しかしエルファバはいつもその外側にいて、時にはダンスのステップひとつで想いを踏みにじられる。
歌とダンスを楽しもうとすればするほど、エルファバの鋭い視線が画面越しに我々を射抜く。気楽で良いねとでも言わんばかりに。
作中の登場人物は様々なレッテルを貼られ、それによってかけられる重圧に耐えながら日々を過ごす。
同様に観客たちにも「この映画をどう楽しむのか?」という意地悪な重圧が与えられる。
これはあくまでミュージカル映画だ。語れば語ろうとするほど陳腐になる。
映画館という空間でしか味わえない圧をぜひ体感してほしい。
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