「痛みを抱えたまま進む強さと繊細さ」ウィキッド ふたりの魔女 omo_87さんの映画レビュー(感想・評価)
痛みを抱えたまま進む強さと繊細さ
オズの魔法使いは内容を忘れてしまったまま字幕版を鑑賞。
「ウィキッド」はこの映画で初めて触れました。
2部作と知らず鑑賞しましたが、早くも後編が楽しみです。
喜怒哀楽さまざまな感情が揺さぶられたミュージカル映画でした。
歌とダンスのシーンは表現が多彩で細かくて面白かった。
スクリーンで観てよかったです。
ただ、主人公への周りの扱いが辛辣なので、特に前半は観ていて大変しんどかったです。
動物への対応や本の扱いが粗雑なシーンもあったので、
感情移入しやすい人はだいぶつらいんじゃないかな。
差別表現の配慮はないです。ジョロキアぐらいあるんじゃないのという辛味。
主人公が折れない強さを持っていたので、私はなんとか観れました。
少年少女の成長譚でもあるからだと思うのだけれど、
主要人物の我が強く、ともすれば自己中心的すぎて好きになれるか不安でしたが
ストーリーを引っ張る強さなので、途中で好き嫌いはどうでもよくなりました。
ミュージカルジャンルは普段観る機会が少ないので、
場面のお芝居を歌で表現するというつなげ方が新鮮で楽しかったです。
どうやって今作の冒頭に繋がるのか、続きが楽しみです。
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