「サブタイトルに偽りあり(笑)」ウィキッド ふたりの魔女 邦画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
サブタイトルに偽りあり(笑)
私は「オズの魔法使い」と、その前日譚となる「ウィキッド」のお話を全く知らないんです。なのでこの映画「ウィキッド」の冒頭で、「西の悪い魔女」の死から始まり、「北の善い魔女」の回想譚が話の本筋であることに驚いた次第です。タイトルに「サブタイトルに偽りあり」としたのは、「北の善い魔女」は確かに冒頭の数分(現在)では魔女ではあるものの、物語の9割以上が魔女ではないからです。どうせなら「ウィキッド パート1」「ウィキッド パート2」としたほうが潔いと思うのですが。
そうなんです、私はこの作品が前篇で後編があるということを観に行くまで知らなかったんですね。でもまぁ、正直に言えばめちゃ良かったし、感動したし、これは後編もぜひ!って思ったので80点の点数をつけました。
しかし・・・全く知らなかったとはいえ、あんなに主演と助演がはっきりしているとは思いませんでした。圧倒的にエルファバが主演でグリンダは助演でした。しかもグリンダは基本的にはとても嫌なヤツでしたね(笑)「ルッキズム」「人種差別」批判が物語の本質であり、多様性を認めることに主題があるように思えます。ただ私自身はこの多様性という言葉はあまり好きではありませんが。