カルキ 2898-ADのレビュー・感想・評価
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長い…
貧富の差が広がり荒廃した未来の地球で反乱軍と皇帝(的な人)が、真の神様(的な人)を宿した妊婦をめぐって戦う。
…という、SFにインドの神話をぶち込み、VFX大量投入で描く色んな意味で大ボリュームの本作。
スターウォーズ×デューン×MCU…的な、既視感ありまくりの画造りで、とてもお金が掛かっています。良くも悪くも雑なのと、戦闘シーンが長くメリハリがなくてテンションは上がらず。登場人物も多すぎるし、各キャラクターの目的や心情の掘り下げもないので、唐突な展開に付いていけない…。下地の神話の知識があれば大丈夫なのかなぁ。
最強爺さんと自称最強の賞金稼ぎ(スターロードとアイアンマンを足したようなキャラだった)バトルは面白かったし、それぞれのキャラも良かったけど、覚醒までがもったいぶりすぎ感も。
つまらなくはないけれど、長尺なので結構飽きてしまいました。もっとテンポ良くしてくれれば面白くなりそうなのにな〜。
マハーバーラタを読んだことがあればとても面白いと思いました。
マハーバーラタを読んだことがあればとても面白いのではないかとおもいます。
基礎知識がないと、登場人物が誰なのかさっぱりわからなくて話についていけないかもしれません。
冒頭にカルナがハマった車輪を動かそうとしていたり、ビーシュマが矢に刺されたまま倒れているクルクシェトラの戦いの絵がでてきました。
おおー!と思いましたが、日本の大半のかたはまったく意味がわからなかったのではないかと思います。
これからみられるかたはマハーバーラタがどういう話なのか、すくなくともクルクシェトラの戦いがどんな戦いだったのか、アシュバッターマンとその父のドローナ、カルナ、アルジュナあたりの登場人物を抑えておくとよいと思いいます。
面白いビジュアルをみれた
最悪、終始ダダ滑り
事前情報ナシで行ったが、一番大きいスクリーンなのにお客さんが少ない時点で嫌な予感がしました。結果、予感は的中。
序盤から主人公の最初のアクションシーンまでが結構長い。が、そのアクションシーンも微妙。レジスタンスが敵の襲撃を受けた時もスターウォーズのパロディかと思うようなしょぼい感じで「ん?」と思ったけど、やっぱりだめだった。
ストーリーも散らかりすぎ。後半に入るまで主人公バイラヴァ、敵の悪者、ヒロイン、アシュヴァッターマンと4つくらいの陣営に分かれているが、どれもちょっとずつ描写して切り替わるのでいまいち入り込めない。途中でちょいちょい挟まれるコメディも、マーベル映画を意識したのかもしれないが、マーベル映画のコメディはウィットに富んでてクスッと笑えるが、カルキのコメディはただただレベルが低くて笑えない。コメディのせいでテンポも悪くなるし最悪。
主人公らしきバイラヴァも全然好感がもてない。金にがめついヒーローってのはいないこともないが、バイラヴァはただただ粗野なだけで他に魅力が一切ない。アクションがカッコよけりゃいいのだが、それも少ないししょぼい。
コンプレックスに不法侵入したのにたいしたお咎めもなく、ただ要注意人物認定で釈放されてんのも納得いかない。ディストピア的な世界観が徹底されてない。
あとサブキャラに尺使いすぎ。ハリウッドのよくできたヒーロー映画なら絶対カットしてるはず。
苦痛だったので「あと何分あるんだろう?」と思ったら2時間経ったくらいで、ここからどう考えても面白くなりようがないので途中退席しました。映画を途中退席したのは数年ぶりです。なんか後編に続くみたいですね。最初から観なければよかったと後悔。
インド映画です。長いのが当たり前。そこそこ面白かった。こんな場面い...
25-005
どうせから、やっぱりと感じたこと
ヒーロー的な強さを有した人間が出てくるインド映画は神様の生まれ変わりという設定が多い気がする。でもこんなSFでも神が生まれ変わる設定が登場するとは思わなかった。
でもその設定がうまくハマっている感じはしない。話が少し複雑になるし、登場人物の相関関係もわかりづらくなっていたから(インドの神々に対する理解度が低いことも影響しているが)。さらには主人公と思われる賞金稼ぎのバイラヴァが敵なのか味方なのかハッキリしないのも話をわかりづらくさせる要因。彼にまつわるコメディテイストのシーンも余計な気がする。
SFであってもファンタジーの様式をとる映画はたくさんあるしそれを古臭いとも思わないが、あんな未来になっても大昔の伝説や言い伝えが残っているかな。科学技術が進歩しても、世界を救うのは新たに生まれる(生まれ変わる)神や英雄という認識はやはり若干の違和感を覚えてしまう。インド映画っぽいといえばそれまでなんだけど。
これでアクションがもっと面白ければ楽しめたのだが、期待ほどではなかった。CGの技術のせいなのか、ワイヤーのせいなのか、動きが滑らかでなかったし迫力も足りなかったように思えた。そもそもアクションシーンがあまり多くなかったし。余計なコメディテイストのシーンを減らしてアクション多めでよかったのに。
話がなかなか進まないなと中盤で感じていたので、あぁ続編があるんだなと覚悟をしていたら案の定そうだった。最近のインド映画は事前告知のない、続編前提の映画が多い印象がある(インド映画に限らないけど)。最初からどうせこれもそうなんだろうなと思っていたから、中途半端なまま終わってもやっぱりとしか思わなかった。でも、乗りかかった船だから最後まで乗っていようと思う。続編ではスッキリした結末を期待する。
悪い意味でハリウッドっぽい
良いところ
あんまりない
?なところ
長い、しかも単作で終わらない
主人公がカッコよくない
なんか吹っ飛び方がおかしい
インド映画の独特さと言うか面白さがことごとくハリウッドアクションものっぽい感じに潰されてた。主人公?も使命感も思慮もなく憧れる部分がない。
3時間もあってやってる事は少なく、しかも続篇ものならそう言っといてほしい。後編ははちゃめちゃな楽しさがあるかもしれんが観に行く気が起きない。
ワイヤーアクションか知らんけど吹っ飛び方がおかしい。なんかもう飛び方が遅いくせに直線なので絵面が不自然。
ほとんど踊らないし、歌わないし、楽しくない。なんでこうなってんの?
監督ってのはRRRで踊ってたガチの監督じゃ?
こりゃ、続編ありきだね。
続編に期待
神話とSFとインド映画っていう、面白くならないわけがない!という要素満載で、期待感MAXで観たのだけど、ちょっと残念だった。
映像、スケール感、世界観は素晴らしいのだけど、脚本がめたくそ。シーン単体で観ると素晴らしいのだが、全体的な整合性がなくて、つまらない。
シーンだけで観ればすごいお金がかかっている、非常に完成度の高い映像なのに、なぜ脚本がこんなに未熟なのか不思議。インド映画がどんな作り方をしているのか知らないけど、脚本を練り込んで完成させたあとに映画を作っているのではなくて、未完成な脚本の状態で見切り発車で映画を作り始めて、シーンを撮りながら、場当たり的に次のシーンの脚本を作ってるんじゃないか、という気がする。
たとえが適切かわからないが、むかしのジャンプ漫画みたい。その場その場の勢いで展開が決まっていて、ストーリーが緻密に考えられているわけではない。つなげて見ると矛盾点だらけで人物の考えに一貫性がなく、感情移入できない。
それでも、主人公に魅力があれば、勢いだけでも面白く観れると思うのだが、本作は主人公に決定的に魅力がない。この映画の最大の欠点だと思う。普段はなまけもので能天気でお調子者で、困ったちゃんだが、いざというときは義侠心に熱く、圧倒的強敵を打ち破る、みたいなベタな性格で全然良いのに、この主人公の性根の良さみたいなものが全然見られない。嫌われる要素しかないのに、なぜか愛されキャラみたいになってたり、信頼されてたりするのが腑に落ちない。
また、世界観は正義側と悪側に明確に分かれているのに、主人公が戦う相手は正義側、という展開も良くない。もちろん「巻き込まれ型」のストーリーではそういう展開もよくあるのだけど、この映画の場合は脚本の未熟さのために、主人公の戦いを応援できないし、主人公の戦いにカタルシスを感じることが難しい。
そう、カタルシスのなさもこの映画の欠点。続編があったとしても、正義側の勝利で締めてほしかった。期待してたダンスシーンも、なんかイマイチ。ストーリー的な矛盾はこの辺が一番大きかった。1時間だけ働ける、ということで入れたコンプレックスで、なんで主人公と恋人は贅沢できたのか、そのあと彼らは処罰を受けたのか、恋人はそのあとどうなったのか、全部よくわからなかった。
インド神話の壮大な世界観で、6000年後の超未来を舞台にしたSF叙事詩をやる、っていうすごい設定なのだから、今からでも絶対面白い展開にできるはず。続編こそ「こういうのこそ観たかった!」という作品にしてほしい。
3時間見て続編かぁ
ガッカリ作 分かりずらい 長すぎ
かなり期待していたが、蓋を開けてみたら、分かりずらいし長すぎてダレダレだし、あまり良くなかった。
最後まで観て、だいたい分かったけど、終始ウトウトしていてマトモに観てなかったので、イヤだったけど結局2回も観るハメに(笑)
1回目はIMAXで鑑賞するも、分かりずらいから退屈に感じ、前述したように終始ウトウトしっぱなし、分かりずらいのが余計に分かりずらくなる。
2回目は通常スクリーンで鑑賞、2回目なので話が入ってきて1回目より面白く感じた。
この映画を分かりずらくしてる要因を挙げてみると、
それぞれの登場人物が、どの組織に属していて、どんな立ち位置なのか、善なのか悪なのか、分かりずらい。
劇中の専門用語、まぎらわしいコンプレックスって都市名や、カーシーとかシャンバラとか、分かりずらい。
覚えにくい名前、バイラヴァとかアシュヴァッターマンとかスプリーム・ヤスキンとか、ややこしい。
ちなみに、IMAX180分、通常版168分、とIMAXの方が長くなってます。
IMAX→通常版の順で観たので違いが分かりずらかったけど、削られてるセリフを感じた。
当然ながら、IMAX(レーザー)で観てから通常版を観たら、画質がボヤけてるようにショボく感じた。
IMAXの方が画質が良く長いけど、画角はIMAXカメラで撮った画角の広いモノじゃなく、通常カメラで撮った通常画角をIMAXスクリーンで上映してるだけ。
その辺のアナウンスもキチンとしてほしい。
エンドロール時ですが、IMAXは無音、通常版は音楽が流れてました。
スコアは、60点ぐらい。
to be
プラバースの最新作、そして近未来という事で色は違えど「サーホー」的なダイナミックかつスタイリッシュな作品を期待していたのですが…直近のインド映画に多い1本じゃ収まりきらなかったので導入だけであとは続編にぶん投げます系の映画だったのでまたか…となりました。
最初にパート1とか銘打ってくれればまだ良いんですが、今作はそれがなかったので正直タチが悪いな〜と思いました。
調べてなかったというのもあるんですが、もうちょい分かりやすく明記をしてくれ〜。
有名なSF映画を全部詰めってくらいには既視感のあるシーンが多く、それらをインド映画エッセンスで盛り上げてはいるんですが、やはり本家本元には敵うわけもなく、どれも安っぽさを孕んでいて好きにはなれなかったです。
パロディに愛はあるのかもしれませんが、今作は詰め合わせてみました感でチグハグなのもあってのめり込めなかったです。
アクションも去年の「JAWAN」や傑作「RRR」と比べるとどうしても見劣りするものになっており、後半になってやっとこさ盛り上がるんですが、その盛り上がりが来るまでがいくらなんでも長すぎました。
インド映画にして珍しくミュージカルシーンがほとんどなく、それ故にストーリーは止まらないなと思っていたら割とグダグダやってて全然進まないのでいつもくらいの尺になっていてゲンナリでした。
壮大な音楽が流れ始めたかと思いきやポップな音楽が流れてぶった斬ったりするなど色々邪魔なものが多く、それならミュージカルでめいいっぱい踊ってくれた方が楽しかったです。
後半やっとこさ主人公が覚醒するんですが、そこでサラッと違うキャラクターの動向に移ってしまうもんですからまたこれか〜となってしまい、案の定ユニバースの文字が出るので続編待機作が増えてしまいました。
今作も女性陣がたくさん出ますが本当にどの方もお綺麗で…それだけが癒しでした。
制作費がだいぶかかっているはずなのにCGはそこまでよろしくないので、他のインド映画みたいな迫力も感じられず、テンポもよろしくないときて苦手なインド映画でした。
続編も遥か先みたいですし、何本もドカンドカン大作を出す前に続編をしっかり作りきってほしいものです。
鑑賞日 1/8
鑑賞時間 10:20〜13:20
座席 A-5
待たせたな
とうとうインド映画まで観るようになりました😁
特に情報は仕入れずに行きましたが、まさか続き物だったとは😅
意外でしたね。
しかしプラバースの野太い声は、お調子者の賞金稼ぎバイラヴァによく合います🙂
アミターブ・バッチャンも、不死身の老戦士アシュヴァッターマンを威厳ある姿で好演🙂
ディーピカー・パードゥコーン氏が演じたスマティも目の保養…いやそれはさておき、危うさをかもし出す雰囲気がうまい😀
インド発の神話アクションファンタジーとして、このジャンル好きにはたまらない映画でしょう👍
何作構想なのかわかりませんが、気長に次作を待ちますよ🫡
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