「「トリハダ」同様、他にはない怖さにゾッとするが、やってることはあまり変わらない。進化や変化も欲しかった。ミューズがいないのも残念。」トラウマ。 日常に潜む恐怖をあなたに ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
「トリハダ」同様、他にはない怖さにゾッとするが、やってることはあまり変わらない。進化や変化も欲しかった。ミューズがいないのも残念。
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2007年の深夜ドラマ「トリハダ〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を」と以降の続編を手掛けた監督による同形式のオムニバスホラー。
本作も同様のフォーマットで月曜日から1週間、曜日別に1本ずつ、7つのエピソードからなる。
どの話も、日常での出来事がとんでもない結末を迎えるという「トリハダ」と同じ趣向ですが、「高架下のボストンバッグ」「ポストに続けて届く怪文書」「差出人不明の宅配便」など「トリハダ」の時にもやっていたテーマで、「トリハダ」同様、「幽霊の出ないホラー」である点が特長です。
今回は、その展開と結末が異なっていて、面白い。
何といっても、赤い服の女の復活が感慨深い!!
しかし、結局当時と同じことをしているだけで、大きな変化・進化、飛躍があるわけではない。
展開は異なっていても、単なるセルフリメイクに近い。
また、「トリハダ」の谷村美月のようなシンボリックなミューズがいない(1本だけだから仕方ないが)のもまた残念。
「幽霊の出ないホラー」として大変面白かった「トリハダ」シリーズの大ファンです。
公開中の韓国映画「ニューノーマル」も、ほとんど同じ内容でした。
他では見れない、想定外の展開とブラックなオチがたまらない。
深夜に不定期で主に番組改編期にたまたま見てしまい、ゾッとして嫌~な感じで寝れなくなるという…。
監督の三木康一郎は、なんと「恋わずらいのエリー」、インティマシー・コーディネーターの件で話題となった「先生の白い嘘」、次回作が公開予定の「うちの弟どもがすみません」の人でした。
全く知りませんでした。
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