アイミタガイのレビュー・感想・評価
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優しい映画でしたが、私はツボらなかった。。
映画館で何度か予告を見ていたのと、口コミサイトの評判が良いのを見てしまい見に行ってみた。 優しい映画でした。 突然、親友を失ってしまった女性の話。 その親友との出会いや、彼女を取り巻く周りの人達が自然につながっていく。 ちょっとした好意が重なり合っていく様子が描かれていく。 涙なくして見れない的な書き込みを見て、感動する準備をして行ったのだけど、私はイマイチ、ツボらなかったかな。。 この辺は人によって心の琴線は違うから仕方ないでしょう。 号泣する人もいるんだろうなという内容でした。 嫌な人は一人も出てきません。 今年見た『夜明けのすべて』を思い出した。 こういう後味の良い映画はインパクトが薄いので、人によって大きく評価は変わるんじゃないですかね。 印象に残ったのは、冒頭の小銭で払おうとして足りなかったシーン。 あれは何を言いたかったのか分からなかった。。 あとは、草笛光子の存在感と、叶海(かなみ)の中学生役の女の子が良かったかな。 それと、奇跡的な繋がりを描きながら、特にそれをクローズアップするわけではない。。 意外な繋がりを感じる事はたまにありますけどね。 あっさりとした描き方が気になった。 アイミタガイの意味は、 『誰かの事を思ってしたことは巡り巡って見知らぬ誰かを救いそれはやがて自分にも返ってくるという意味』との事。 良い言葉ですね。
作り込まれたお話をしっかり映像化
ジャンル的にはあまり好みのタイプの映画ではないです。 しかし、登場人物やエピソードがやたらと多く、とっ散らかった印象の前半を見事に一つの結末に丁寧に結びつける作劇は見事ですし、それをしっかり押し付けがましくなく映像化したのは評価せざるを得ません。 黒木華さんや藤間爽子さん、中村蒼さんも各キャラクターを魅力的に演じきっていたと思います。 加えて脇を固める役者陣の素晴らしさ。 「90歳、何がめでたい」に続いて草笛光子さんの品のある存在感。田口トモロヲさんと西田尚美さんの夫婦役もお二方を若い頃から知る身としては、非常に感慨深く拝見しました。画面に出てくるだけで視線を釘付けにする安藤玉恵さんも良かったです。 ただ一つ注文をつけるなら、映像全般に季節感や時間帯感(?)に違和感がありました。「こんな明るい時間に会社員が帰宅するの?」とか「宝石屋行くには暗すぎるだろ」とか「寒い時期のはずだけど薄着だよね?」とか。気にしすぎですかね?
「アイミタガイ」って何だ?? 独りで悶々と悩む全ての人に贈る、静かで温かかな"次の一歩を踏み出す勇気"を届ける物語。
金曜の夜、「さて何を観ようか」。 上映中の映画リストを見ていて、ふと目に留まった「アイミタガイ」。 「これは何だ??」読み方が合っているか、思わず再確認してしまったが、やはり「アイミタガイ」で間違いはないようだ。 当初他の映画を鑑賞予定だったが、結局、気になって観てしまった。そして、とても良かった。 物語のあらすじは、こうだ。 担当のお客様から信頼の篤い女性ウェディングプランナー・梓(黒木華)は、長く付き合っているがいる彼氏がいるが、幼くして両親が離婚し寂しい思春期を送っていたことから、幸せな未来を描けずにおり、自分の仕事にもどこか他人事のような思いでいる。 唯一の相談相手が、中学時代以来の親友・叶美で、自分とは全く逆の性格。自分に真直ぐで、明るく他人の笑顔をつい撮ってしまう、カメラマンだ。 撮影の仕事でパプアニューギニアに行くんだと嬉しく語る親友だったが、現地で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。 叶美の死を受け入れられない梓は悲嘆に暮れ塞ぎ込んでしまうが、叶見の両親もまた、生きることに見いだせない状況であった。 そんな中、予期しない形で、少しずつ小さな変化が訪れる。 とある児童養護施設から手紙が届き、叶見が生前、児童養護施設で子どもの写真撮影をボランティアで携わっていたことを両親は知る。 一方、梓は彼と一緒に、離婚した父方の祖母に会いに行くが、そこで「アイミタガイ」という言葉を教わるとともに、彼の新たな一面を知る。「相見互い」と読み、お互い様のような意味合いであるが、恩の貸し借りのようなものではなく、人知れず互いに支え合っている様をいう。 叶見を巡り、実は色々なつながりがあることが徐々に見えてきて、そして小さな優しさが、かけがえのない出会いを紡いでいくことになる。 派手なストーリーではないが、現代のリアルを活写した、地に足を付いた心に響く物語。 思うに、私たちが社会で生きる、ということは、まさに「アイミタガイ」を紡いでいくことなのかもしれない。自分で思っている以上に、他者から支えられており、それと同じように、他者の支えになっている。それが回りまわって、誰かの幸せに、そしても自分の幸せにつながっていく。 物語も響いたが、演者も良かった。 円熟味のある実力者が、静かで温かなストーリーに、人間味ある情感を注いでくれている。 こうした映画は流行にはなりにくいかもしれない。 だが、鑑賞した人の心には、きっと深く届くと思う。 自己責任がうたわれ、将来が見えにくい現代において、独り悶々悩む人に是非観ていただきたい。
どちらかというと普通な内容
最近の感動映画は、この手の手法が多い。流行のトレンドに乗ったよくある映画。もう一押しあれば高評価してもいいが、もう一押しが残念ながらなかった。ごめん。わたしにとっては平凡作品でした。正直、涙も出なかったし、感動もなかった。
悲しみをいくつかのりこえてみました
大切なものがなくなってから初めて気づくこと そのものだけじゃない、あらゆるものが連鎖して巡り巡っている 「情けは人の為ならず」昔からある言葉です 私はなんだかあまり好きではない言葉です 良いことをすると巡り巡って自分へ帰ってくる そんな意味ですが帰ってこなくてもいいんです そんなつもりで人と関わっているんじゃないから だから、この「アイミタガイ」がとても腑に落ちる 相手を信用しているからこそ身を委ねられる どちらが先とか後とかもない 大きい小さいもの何も、比べることじゃないし競うものでもない 自然に湧き上がる感情なのでしょうから 亡くなられた方へのメッセージ、私も経験あります 心から搾り出すような誰にも言えない 時というのは残酷で素晴らしい 深く大きな悲しみもスッキリさせてしまうのだから 忘れはしませんがあの悲しみはどこへ行ったんだろう 目に見えるようにアイミタガイを体験できました 今の私達にも大なり小なりこんなことがあるのだと思えます ロケ地にポスターが貼ってありこの映画を知り それがひと月、今こうして映画を観れたことも何かの繋がりなのでしょうね ありがとうございます
アイミタガイ
映像が美しい。言葉にできないが、とても面白い!素敵だった〜! こういう人になりたい、と思うような素敵な人。笑顔が印象的で大胆でやさしい。最後のシーン、覗き見してるようで好きだった!みんな大切。アイミタガイ
心の洗濯
人と人、人とモノ、モノとモノ…いろんなことが重なって、繋がっていることに改めて気付かされたというか…… 今、自分がここにいるのもいろんなことの出会いや別れ、繋がりから成り立っていて、だからこそ大切にしていかなきゃいけないんだって、なんか、自分の人生と絡めて観てたなぁ…… 観て良かった(*^_^*)
一言「口コミをUPしてくれた方々に、感謝」。
公開中だし、何を書いてもネタバレになりそうなので。 こんな方にお勧め。 ・大切な人と、永遠の別れをしてしまった。 ・LINEが既読にならなくても、あまり気にしない。 ・人間はどこかで誰かと、繋がっていると思う。 ・群像劇や伏線回収する話が好き。 上の予告以外は、どれも結構ネタバレしているので。 気になった方は、何もチェックしないで行ってほしい。 105分と短めの割には、内容ずっしり。 同世代以上なら、ああそうそうって、どこか胸に刺さるきっと。 そして見終わったあと、頬の涙を拭って、前に進める。 今日はこの余韻にしばし、浸っていたい。 <おまけ> 今年見た劇場作品・邦画で、一番かも!(そんなに見てないけど)。
ハチもハチ公の銅像の前で待ち合わせしてたんだ
地元三重県でのロケ。 黒木華が主役。 最近よく見る、ちょっと好みのタイプの藤間爽子も出てる。 でもなんだか食指の動かない予告篇。 でもでもなんだか、嘘くさいとは思ってないけど出てくる人が皆んな良い人ばかりの物語、今はそんなものが観たい気分(DOG DAYSを観て心が優しくなったからかな)だったのと、さすがロケ地の桑名のイオンシネマは終日一番大きなスクリーンで上映してたので、遅ればせながら観てきました。 いやぁ、まさか吉岡陸雄(車屋さん)で泣かされるとは思ってなかった、そのあたりから最後の方は主人公と同じように、なんかいろいろわーってしていっぱい泣いちゃった。あれも、これも、それも。いい涙だ。 女優さんみんなよかった。 中学生時代を演じた少女たち、観たことあるなと思ったら叶海は更紗で、梓は元気ハツラツ○○○○まんまんの子だ。 西田尚美は坂井真紀に続くお母さん女優になりましたね。 まさかの主題歌も黒木華、きれいな、心に響く歌声。 ハチ公もハチ公の銅像の前で待ち合わせしてたなんて知らなかった。そしてあのネジのフック🪝の名前も。あれ?なんて名前だったっけ。もう忘れちゃった。 亡くなった佐々部清監督があたためていた企画だそうな。なるほどな。良い映画を観た。 草野翔吾監督作品、今後要チェックだ。 今度の休みはロケ地巡りしてこよう。
背中を預けたくなる映画
映画の内容に関する情報は、殆ど目に入れないようにしている。本作もポスターから入る情報と映画.comの★の数だけ。 イライラやハラハラなどはなく、終始ホンワカと温かいキモチになれる映画だった。もちろんホロリとするシーンもよかった。 タイトルの「アイミタガイ」は初めて聞いた単語だった。漢字では「相身互い」らしく、劇中の説明と内容でなるほどって思った次第だ。 自分の人生は、この映画のように第三者の目で見ることはできない。だけど、知る機会がないだけ。きっといろんな糸が繋がったり、切れたり、絡み合っているんだと思う。ひょっとしたら会ったこともなく、顔も知らないアナタとも…。 自分の背中を押したり、支えたりしてくれる人、今の自分にはいないな。 背中を預けたらそのまま倒れてしまう自分がちょっと悲しくなってしまった。
この作品に出逢えたことに感謝
2回鑑賞しました。脚本も緻密に作られており、それを素晴らしい俳優さん、監督さん達が珠玉の作品に仕上げている。特に中村さん演じる澄人が本当に良かった。
全てがリンクする
序盤から近い関係の人間が猫写されるが、終盤に全てがつながりアイミタガイが表現される。細かい部分も全て見逃せない造り込まれた作品。映画館でなければ「あー!」と声をあげるシーンだらけでした。
良き思い、良き行いのループ
良き思いや行いはループして自分も元に帰ってくる。 こんなに都合良く、奇跡のようなことは映画という作り話ならではと最初は斜めに観ていましたが、物語が進むにつれてもしかしたら自分の日常でもこんな奇跡が起こっていて、それに気づいていないだけかもしれないと思えるようになり穏やかな暖かい気持ちでスクリーンを後にしました。 しっとりと、かつテンポの良い展開でずっとダレることなく鑑賞できました。
心癒される映画…⭐︎
ここでの高評価のため気になっていて、ようやく鑑賞。 すごく良かった…。 一言で言えば、黒木華演じる梓が親友を事故で失ってからの彼女の喪失と 再生の物語。 まず、お話しの舞台が桑名というのもすごく合っていると思う。 名古屋から近鉄で約20分の地方都市、これが東京とかだったら なんだかすごく嘘っぽく思えてしまったかもしれない。 程よく発展しているけど大都会ではないという街の感じが 物語にぴったりだった。 梓と藤間爽子演じる親友の叶海、中村蒼演じる澄人が軸となるが それに絡んでくる脇役というかバイプレーヤーの方々が素晴らしく 物語が安っぽくならずに、まるで良い短編小説を読むように世界に入り込んでいける。 父親役の田口トモロウが(彼は図書館勤務の設定)、「良い人ばかり出て来る小説は ありえないと思っていたが、そう言うこともあるんだ」と言うセリフ。 少し違う表現かもしれないけどそんなことを言った時、本当にそうなんだ…と とても幸せな気持ちにさせられた。 こんなふうに最後まで心癒されるて終わる映画って、あまりないかもしれないと 思う。 観て、本当に良かった。
I meet a guy←
何とも思っていなかった“a guy”が誰かにとって特別な人だった―。 観てよかった、マジで。 偶然が奇跡すぎて興醒めるとかは全くなく、 寧ろ偶然が偶然と判明する前の時点でも1つのエピソードとしてとっっっっっっっっても泣ける もう、号泣。 悲しくて悔しくて泣く時って本当に辛くて人間辞めたくなるけど 本作をみてぼろ泣きした涙は人生で必要な涙。セロトニン爆分泌。 人間に生まれてよかったなと思えたのは久々。 別れはいつも本当に突然なの。だからといって事前に告げられることが仮に出来たとしても 受け入れなくてただ時間だけが過ぎていくのだろうな・・・ 今ある繋がりを大切にしようと思った。プライドなんて要らない。
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