アイミタガイのレビュー・感想・評価
全217件中、21~40件目を表示
黒木華さんの歌が素敵
レビュー4.0で伺いました。 抑揚ないゆっくり流れる感じが好きな人は楽しめると思います。AIの時代に心と心、人と人の奥深い絆やつながりみたいな話のストーリー。なんかむず痒い感じもありました。歩きながら会話するシーンとかも映画撮影みたいな風に感じてしまう。片手に携帯触りながら歩く日常に溢れてるからか?ぶつかりそうになって、舌打ちされる世の中だからか?昔はこういうシーンが違和感なく普通に観れてたのになぁとストーリーとかけ離れて物思いにふける瞬間があったりしました。1番は、黒木華ちゃんの歌に癒されました。歌も素敵なのでまた歌聴きたいです。黒木華ちゃん大好き
黒木華の作品としては合格点
黒木華好きなので作品はだいたい見てます。今回もいい泣きの演技してました。 ストーリーも、「そんな偶然が重なるかよ!w」と突っ込みたくなるところもありますが、 映画的で許せる範囲です。ラストの終わり方もいい感じ。 声が大好きなので、華さんの歌声でエンドロールを見られるのも幸せな時間でした。
相互いが、相手を想う事が大切ですね。
まったくの興味が無かった作品ですが、映画・COMの評価が良いので、鑑賞しました。 不覚にも「アイミタガイ」の意味を知らなかったので、勉強になりました。 人と人のやり取りは、打算的に"貸し借り"ではなく、損得でもなく もっと おおらかに"関わり続ける"事が大切だと実感しました。 僕は、フェイスブックにおいて、友人の誕生日には、幼馴染みや リアル友人そして FBFにも、友好度とは関係なく 全員一律に、同じ誕生日カード(JPG)を贈っていますが、 亡くなられた方すべてに対しては メッセージコメントを毎年贈るようにしているので、主人公の気持ちが よく理解できます。 写真家の友人が、ガサツで、男なら盗撮で逮捕されます。 子供の頃聴いた「夜明けのマイウェイ」を、"声量がまるで無い!黒木華が歌うと、素人のようでリアルで良い演出でした
知らないうちに多くの人々との関わりにより生きている
グラディエーターⅡとどちらを観るかで迷った挙句、こちらを選択、成功でした。観る人の心を温かくする素晴らしい作品でしたね。 主演:黒木華さんお見事です。脇を固めるキャストの皆さんも、このメンバーで外れるわけがないという安心感のある方々ばかりですね。 舞台になっている桑名の町の景色が綺麗で、キャストの皆さんの微妙な心の動きをとても引き立てていて、このような繊細で情緒ある作品は日本でしか作れないと感じました。 とにかく、物語のいたる所に伏線が散りばめられていて、ラストに向け丁寧に回収してゆくストーリーは拍手ですね、特にタイトルの意味が回収される辺りは感動です。 決して大ヒットするようなエンタメ作品ではないですが、日本人にしか作れない人の心を大きく動かす観て後悔しない感動作品でした。
たとえ会えなくても
最近、LINEの「既読」が苦手です。 送られてきたら、早めに読んであげなきゃと気を遣ったり、送るときには、早く読んでと催促しているように思わせたりしていないかと気になったり。なかなか「既読」にならなくても、「既読」になってからなかなか返信が届かなくても、何かモヤモヤするものを感じたり。 目に見えるつながりを感じさせてくれる一方、何か物足りなさ、寂しさを感じます。 ※なので、最近はミュート送信を汎用しています。 SNSでつながっていなくても、「既読」にならなくも、どこかで何かでつながっている人がいて、何かで支えられているんだと改めて感じさせてもらえました。そして、そういうつながりの方が確かなものなのかなとも思わせてもらいました。 原作の良さもあったのかもしれませんが、場面やセリフのつながりが見事で心地よく鑑賞しました。 このアプリのレビューを読みながら鑑賞を決めましたが、やっぱり、たまには「良い人ばっかり出てくる作品」も良いなーと思いました。 草笛さんのピアノ演奏のあとには、私も大きな拍手を贈りたくなりました。
潔さと爽やかさ
涙が止まりませんでした。懐かしい風景と人々の記憶が折り重なってひとつに収斂していく。遠くに行ってしまった人の言葉が背中を押す。大切な人に出来ることは、その人のことを想い出すこと。潔さと爽やかさという点で何か重なるものを感じる登場人物たち。最後に美しい声で歌うのはまさか?えっやっぱり!初めて歌声を聴きました。感動です。1人でも多くの人に見てほしい映画です。
あまり響かなかった
レビューが良かったので期待しましたが、私には特段響かなかったです。 多感な時期だったりお疲れの時に見たらまた感想が違うのかもしれませんが、私は元気満々で鑑賞したのでw、得るものが少なかったのかもしれません。 偶然が重なりすぎてるのはまぁ、そういうお話なので理解できます。 最大の違和感は、私から見て梓(黒木華)にあまり魅力を感じなかった点。 優しい人たちでまわるお話だと思っていたけれど、梓→澄人への優しさはあまり感じられなかった。澄人は梓のナニに惹かれてそんなに健気なの?? 梓が澄人に放つセリフを男女逆転して澄人が梓に発したとしたらイラッとしそう、と思うシーンがちらほらあって、優しさはめぐるというのがテーマならまずは一番近くにいる人に優しくしようよ、と梓に語りかけたくなりました。 子を亡くす親の心境は、切ないです。 ただ、いじわるな見方で語るなら「その設定を使えばそりゃ切ないさ」と分かっているから、安易に使わないでいただきたいなとも思う。 私は【人の死】に寄りかからないで、それでも心に染み入る物語が好きです。 草笛光子さんの矍鑠としたお姿には拍手喝采です。 一部、ご自分でピアノをひかれていましたね。
大袈裟じゃなくて…
人一人生きるということは身内だけじゃなく知らず知らずのうちに広く人に何だかの影響?印象?を与えているということ。標準語で始まったドラマに突然近鉄電車が走っててびっくり!「アイミタガイ」が桑名の方言かと思ったのですが、故佐々部監督の想いがあったんですね。残念ながらお客さんが少なかったので遠慮なくぼろぼろ泣けました(笑)みんなに観てほしいなぁ。
久しぶりに優しい綺麗な映画を見た
全部偶然?奇跡?が重なり出来事が連鎖していっててほんとーーーにたまーーーにこういう出来事あるよね。 ずっと優しく切ない時間が流れていた映画。 あずさは良い友達を持ったよねぇ。そんな友人いないからすごく羨ましいと思った。 あと彼氏も、いい奴、優しい奴! 結局前に進ませてくれたのも友人だし、2人はずっと繋がってるんだね。 エンディングの黒木華さんの歌もよかった。 子供がいる人とかの方がこの映画は響くのかなと思った。
きっと私たちも気づいていないだけ
アイミタガイ(=相身互い)。呪文のようなコトバ。 それは、造語ではなく、昔からある日本語だということを本作を観て知った。 物語は、主人公:梓(黒木華)の親友:叶海(藤間爽子)の死から始まる。この叶海の存在、彼女の生前の言葉、行動が物語を紡ぐ重要な糸になっている。 登場人物達に起こる日常の出来事。 叶海は糸の役割を果たしている。奇跡を起こす糸。 日常のちょっとした出来事を繋げて奇跡を起こす糸。映画だから、私たちが体験できないような世界を創ることができる。奇跡を起こすことができる。彼女は特別な存在? 私は、特別な存在がなくても、私たちの周りでも、この作品で起こったような、小さな出来事が、点が、そこかしこで発生していて、別の点と繋がったりしていると感じた(作品の舞台を桑名という地方都市に設定したのも、奇跡ではなくて、これは私たちにも起こりうることだということを示唆しているように思う)。 点と点を繋ぐ線は、知らないところで繋がったり、途中で途切れたりして、多くは私たちの前に現れない。私たちが気づいていないだけで。 映画の場面場面を思い起こしてみると、「点」を発生させるのは、1人1人の、小さな優しさだったり、思いやりだったり、お節介だったり、少しの勇気だったり。取り立ててドラマチックなものではない。 しかし、その1つ1つの、バラバラに発生した点が、少しずつ線となって繋がっていき、とうとう1つの円環となって、最後に大きな出会いとドラマを生む。 線となるには、何らかの「縁」が必要なのだろう。それが、この作品では叶海であり、現実世界では、「アイミタガイ」の精神、人と人の繋がりなのかもしれない。 そして、この物語は、前に進めなくなった人が前進し始める力を得る物語でもあった。 親友の死を受け入れられず、結婚にも踏み切れない梓。言いたい一言が言えない澄人(中村蒼)。娘の死を受け入れられない親(田口トモロヲ、西田尚美)。人前でピアノが弾けなくなったこみち(草笛光子)。 彼ら、彼女らが前に進む力を得たきっかけは、小さな点のようなものから始まっている。自ら気づき、あるいは人に恵まれた彼ら、彼女らは、それぞれが一歩を踏み出す・・・。 105分という決して長くない尺の中で、丁寧に人を描き、日常を描き、物語を紡ぐ。決して起こらない、でもひょっとしたら起こるかもしれないと期待をさせるような、日常と非日常の間(はざま)を魅せてくれた脚本と、演者達。心を込めて創った作品であることが伝わってきた。 人に優しくしよう、思いやりを持とう、と肩に力をいれる必要はない。心の中で沸き起こった想いを、面倒くさがらずに言葉にして相手に伝える、ちょっと行動に移してみる。「アイミタガイ」でその言葉や行動が自分に返ってこなくてもいい。 そのうちの何分の1かは、点となり、あるいは次の点と繋がるかもしれない。それが、どこかの誰かの日常に、少しの幸せをもたらしているかもしれない。そう考えると、自分の日常にも幸せを感じられるかもしれない。 そう思いたい。 そう思わせてくれる、とても優しい映画でした。 (2024年映画館鑑賞32作目)
優しい涙が繋がる物語
大好きだった「ちょっとマイウェイ」繋がりで劇場に足ヲ運んだ口でしたが、、縁と助け合いを考えさせられるいい作品でした。田口トモロヲもまたいい。
良作
素晴らしい‼︎ 素晴らしい脚本。素晴らしい抑えられた演技。素晴らしい音楽。 処どころに散りばめられた小さな記憶。それらが後半に一気に伏線回収され涙が止まらなくなります… ほのぼのしたい方にお勧めの作品です。
清々しい涙が溢れる珠玉の作品
アイミタガイ = 相身互い 中学からの親友を失った女性。 女性の彼氏。 女性の祖母。 女性の叔母。 叔母が家政婦をしている家で一人暮らす老女。 そして親友の両親。 思いがけない出会い、ささやかな思いやりが連鎖して奇跡のような瞬間が生まれた。清々しい涙が溢れた。 ちなみに最初の落涙は風吹ジュンさんの温かく包み込むような言葉だった。
明日への活力をもらう
悪人は出ない 不器用な善人のお話が大好き 例えば(横道世之介とか) なのでとても好みの映画でした。 草笛光子さん美しくて驚きました。 地味な毎日腐らず人を大切に生きていきますと 思いました。
「阪急電車」ならぬ「近鉄電車」?
原作未読 黒木華に外れはなかろうと言うことで観に行った。 ラストに向けて収斂してくると、良い感じになっていくのだが、冒頭から中間部にかけては、やや間延びした感じ? 友人の持つカメラが、スナップで使うにはデカすぎじゃないのか?と思わなくもないが(これが男なら、盗撮容疑で通報されたりして?)。 音響は映画館によって異なるかもしれないが、映画の雰囲気とはマッチしないような音の大きさ(セリフがはっきり聞き取れて良いとも言えるが)。 映像的には、露出オーバー気味の写真を見せられている感じで、特筆できるものはなかったような。悪く言えば、TVドラマの画面のよう? 話の構成は、以前観た「阪急電車」を友人の死を入れ込んで、やや暗めにシフトした感じに思えたが、終わりよければすべてよし。エンドロールの歌、懐かしのヒット曲だが、誰が歌っているのだろうと思いきや、黒木華本人で、ちょっと驚いた(結構、上手い?)。
人と人の繋がりにほっこりできる映画でした。
前々から気になってた映画だったので観賞してきました。 号泣してしまうのではないかと、1人で観に行きましたが、期待が大きすぎたのか、号泣とはならずに、なんか、運命的な人と人の繋がりにほっこりして心地の良い映画でした。 ただ、それにしても偶然が重なり過ぎな感じですが・・ やはり、黒木華さんは上手いな〜 その他の出演者も豪華で安心して観られる内容でした。 日々仕事に追われ、パワハラだセクハラだとすぐ騒ぎ立てられる今の世の中、人間らしい映画でした。 人生に疲れてる方にはおすすめします。
絶対にあり得ぬ100%純粋な作り話だが
現実には絶対にあり得ぬ100%純粋な作り話だが、バラバラの登場人物が意外な形で次々繋がって行く度にドキッとさせられ、最後にはジンワリ来てしまい、帰り道には、「作り話で何が悪いんだ」とすら思っていた。一緒に観た妻に何か優しい言葉でもとまで思わされる体たらくぶりだった。
全217件中、21~40件目を表示