本心のレビュー・感想・評価
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ひとつひとつの要素が面白そうなだけに残念
予告を見て、母がなぜ自死を選んだのか、母をAIで再現し、その本心を探す映画なのだと思っていた。しかし、最後まで観てみると「母の本心を探す」という目的はどこへやら、どうにもとっ散らかった映画のように感じた。「自由死」、「VF」、「リアルアバター」、色々と面白いSF要素が沢山出てきたし、恋愛要素・アングラ要素?などもあったがどれもどうも中途半端で、勿体ない。
『PLAN75』や『Arc』のように、ありえそうなSFを描く話は比較的好きなんだが、この作品は久々にはっきりとつまらないなと思った映画だった。
母(VF)の話す「大事な話」も、野崎が冒頭に話した2面性を感じさせるようなものでも無かったし、散りばめられたテーマが面白そうなだけに本当に残念だった。
あと、「ミヨシアヤカ」を三吉彩花が演じてるので、これは原作のときからこの名前なのか、何か意味があるのか変に勘ぐってしまって、それも少し嫌だった。
最後、VFの母と突如別れを告げようとするのはミヨシが去り、日常がすべて嫌になってしまったからのようにも見えるが、「VF」が大きな事件の首謀者になり存在が社会問題になってしまったということもその原因なのだろう。もっと「VF」を主軸に描いたら面白い作品になりそうだったのになぁ。本当に本当に残念だ。
母親の本心に迫るハズが…
もっとほかに使い道あるだろう!
ちょっと散漫な
原作読んでみた方が良いな、こりゃ。
原作は面白いんだと思うんですよね…。
じっくり読んで理解したい感じでした。
AI、VF(ヴァーチャル・フィギュア)、
自由死OKな近未来を舞台にしたヒューマンミステリーだそうで、
予告編を観て、てっきり、自由死を選んだお母さんの本心を紐解きながら、
母と息子のお話しで涙するのかと思っていましたが、
そうでもなく、テクノロジーが発達しても。なのか、
発達したからか。なのか、
とにかく生き辛い近未来を描きたかったのかな?
で、結局、このタイトルの意味は、どんなにテクノロジーが発達しても、
本心は本人しか判らないよー、みたいなこと???
ただ、ちょっとハイテクについていけないというか、
ほぉ~すごねー、という感情の方が勝ってしまって、
最終的に、なんだか良く解らなかったです…。
あと、男の人が原作って感じがしました。
代理告白とか、恋愛ターンが中学男子みたいだなぁ…って思っていましたわ。
原作読んでみた方が良いな、こりゃ。
考えさせる為の。。。
母であろうが心は分からない
ショートSF?
知らぬが仏・・・
■サマリー
母を助けようと豪雨の中、川に飛び込んだ主人公の朔也は昏睡状態になり、
1年後に目を覚ます。
刑事から母が「自由死」を選択したと知らされ、戸惑う。
世の中は激変しており、働いていた工場はロボット化により従業員は解雇。
依頼主の指示通りに動く「リアルアバター」と呼ばれる仕事に就く。
ある日、仮想空間上に人間を創る「VF(バーチャル・フィギュア)」を知り、
母の本心を知るため、依頼する。すると、母の親友であった三好と接点を持ち、
一緒に暮らすことに・・・
■レビュー
前半は新技術として、リアルアバター、VFなどが出てきて、
面白い反面、怖い世の中になるのだな、と思いながら鑑賞。
リアルアバター、そうなると思ったよ
困らせるような指示、強盗や殺人を依頼されたら、どうするの?
と思ったら案の定・・・
VF、AIで学習していくといっても、違うことを学習させられたら、どうなる?
結局、別人になるのでは?
本心、知らなくていいこともあるよね
登場人物それぞれが隠しているわけではないが、言わなくていいこと、
周りの人が知らなくていいこと、そりゃありますよ。
知らぬが仏、どう感じようがその人の自由。
主人公の朔也は池松壮亮さん、まじめでやさしい、ただ一度キレると・・・
という役どころを演じていました。
三好彩花役を三吉彩花さんが演じる、しかも一字違うとはネット見て初めて知った笑
あのシャワーシーンが謎。
イフィー役の仲野太賀さん、二週連続で映画館で会ってしまいました。
池松さんと二人、再来年の大河ドラマの兄弟だよ。
エンドロールにて、窪田正孝さんの名前があったけど、どこにいたのか・・・
AIに翻弄させられる人間のおかし味
AI技術を使って亡き人のアバターを作れる未来の物語
AIを使ってるようで使われている人間の愚かさや、社会の貧富の差や、人間の持つ悪意等、人間とAIの関係だけでなく、リアルな人間同士のかかわりも描かれている。
AIの限界と現実と使う人間の意志とが交錯していて、一寸ゴチャゴチャした感じになったかな。
一寸ファンタジーな気もしてきたし。
自死を選んだ母の本心は、本当にこれだったのか!?
原作通りの結末だったのか分からないけど、本心がどこまで本心なのか、疑いたくなりました。
死者と会話する映画なら「ツナグ」の方が好きだな。
中盤から思ってたのと何か違った
auマンデー『本心』
亡くなった母親を.AIを駆使しバーチャル・フィギュアで再現したり、依頼者の要望を指示通りに動くリアルアバターとか・・・
すぐそこまで来てるような感じがリアルな作品
出演陣も超豪華で序盤の展開は面白いですが、チョッと思ってたのと違った
三吉彩花が,三吉彩花って役名で・・・
あのシャワーシーンのチラリは、合成なのか?生身なのか??謎???
近未来のイタコ
平野啓一郎の近未来小説を石井裕也監督が映画化。
自由死、リアルアバター、バーチャルフィギュアなど、近い将来現実にありそうな題材にまず目を引かれるが、そうした近未来的な設定と、死んだ母の話を聞きたいという、昔ながらの切実でかついかがわしい、恐山のイタコのような目論見を組み合わせていることに、強く興味を引かれた。
しかし、母のVFを作っていく中で、母と親しかった若い女性が登場してから、肝心の母の話が後景になって、主人公の過去の出来事やその女性との関係が前面に出てくるが、これは原作どおりなのだろうか?秘密が明らかになっていくというより、だんだんと散漫になっていく感じ。
貧富の差とか、姿の見えない悪意とか、現実に見聞きするモチーフを持ち込むより、もっと母の話を突き詰めてほしかった、というのが正直なところ。
登場人物は、あえてそうしているのだろうが、みな現実感に乏しい。役と同名の三吉彩花は、肌がきれいすぎて本物のVFと見間違えそう。
どんな題材でも軽さや柔らかさを見せるのが石井監督の持ち味だと思うが、今回の題材とはうまくマッチしていなかったかな。もっと硬質で即物的な演出の方が合っていたような…
考えさせられた。けど…
小説も拝見したけど、自由死を選択した理由が薄かった。
確かに「もう十分」というのは一般的な考えだろうけど、大きく『自由死を選んだ理由』と書いてあるなら、それをもう少し話に入れて欲しかった。
映画の始まりと締めは本当に良かったし、演技上手い人が多かった。それに主人公が初めてVFと対面する時の、妻夫木聡が二人になる時とか綾野剛の笑顔をわかってないけど、分かってる風を出す演技が良かった。
あと、池松壮亮のオドオド感も良かった。
他の人からしたら、オドオドし過ぎて発狂するかもしれないけど。
あと寝不足の人は見たらダメ。
SFと人間らしさのバランスがとても良かった
AIで母親をつくる...という設定はもはや現実になってきているが、その世界でのお話。
一番の特徴といえば、SFの世界観にみえるのだが、そこは平野啓一郎の原作ということで、人間にふみこんだ内容になっており、とても興味深く観れる。
途中までは、なんだかゴチャゴチャしていて、絵に描いたような嫌なヤツとかがでてきて、そちらのほうが現実離れして不快感があったり、分断の描き方がステレオタイプ的でなじめないところもあった。
音楽もわかりやすいものが多い。
ただ、本質はそこではなく、もっと人間の内面の部分。
正直最後はフワッとするのだが、それがとてもよかった。
人間なんてわかるようでわからない。そんな作品が好きなのである。
空気が終始重い気が…。
予告でなんとなく気になって鑑賞しました。
思ってたより全体の話の空気が重くて少し拍子抜け💧、とりあえず悪くはなかったがなんかね〜😅。
母の元同僚とはいえいきなり一緒に住むか❓色々事情はあるにしてもよ(笑)、誘う方もやけど行く方も…、どちらの思考にも「❓」が。
でなんだかんだ生活してたら惹かれるよねきっと、いい感じになるかな❓って思えば邪魔が入ったりして二人の関係性に主になってるような感じで母の言いたかった事はなんかあまりスポットあたってないような💧、母が繋げた二人ではあるけどね。
なんか書いてたらマイナスばっかりになってしまったがそれなりには良かったですよ、母の複製にもう少し焦点あててるか思いっきり二人を主にするかに振り切っちゃえばもう少し評価はあげれたかも😅。
ただ池松さんは私は本郷猛なんだよな〜💧、素晴らしい俳優さんってのは今回で2作目なのでわかりました😄。
久しぶりに見た妻夫木さんは安定してて素敵でした☺️。
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