「SFと人間らしさのバランスがとても良かった」本心 ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
SFと人間らしさのバランスがとても良かった
AIで母親をつくる...という設定はもはや現実になってきているが、その世界でのお話。
一番の特徴といえば、SFの世界観にみえるのだが、そこは平野啓一郎の原作ということで、人間にふみこんだ内容になっており、とても興味深く観れる。
途中までは、なんだかゴチャゴチャしていて、絵に描いたような嫌なヤツとかがでてきて、そちらのほうが現実離れして不快感があったり、分断の描き方がステレオタイプ的でなじめないところもあった。
音楽もわかりやすいものが多い。
ただ、本質はそこではなく、もっと人間の内面の部分。
正直最後はフワッとするのだが、それがとてもよかった。
人間なんてわかるようでわからない。そんな作品が好きなのである。
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