劇場公開日 2024年11月8日

「朔也と彩花だけがリアル」本心 ゲドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0朔也と彩花だけがリアル

2024年11月15日
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鑑賞方法:映画館

近未来、感情を持つ人間の生きる世界がこんな不条理になるなら、弱者でも感情はあるわけで、感情の持って行き場が無く希望が持てないけれど、

朔也と彩花の感情の動き「本心」が俳優の上手い演技でよく表現されていました。
真面目に向き合う2人のセッションのような心の動きがよく分かります。

原作が良かったので楽しみにしていた映画、原作とはまた違いましたが、不器用に真面目に生きる朔也と彩花を観ていて静かに応援したくなりました。

ただ、登場人物は男性多く、女性は少なく、彩花以外の女性はリアルな深みが無く、
シャワーシーンで彩花の上半身胸を映すのは、男性視聴者サービスでしょうか?
セックスワーカーのトラウマから身体接触に恐怖を感じている彩花なのに、カメラが裸体を撮って赤の他人の視聴者に晒してしまうのは、女性として嫌な感じがしました。

ゲド