劇場公開日 2024年11月8日

「登場人物が揃って機械的で人間味に欠け、魅力を感じない。」本心 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5登場人物が揃って機械的で人間味に欠け、魅力を感じない。

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

本作では、機械の、いや文明の進化の軍門に降った、愚かな人間の群像劇が展開されていく。
持つ者と持たざる者の二極化した世界で後者は何とかして前者になろうとするが、結局、前者も後者も機械の軍門に降り、そのことに対して抗うことすらしない、人間味を捨て去り同化しようとしている。
ただただ全く無味乾燥な人間の葬列を観た気がする。要するにこの映画は人間味にかけるため、個人的には魅力を感じない。
石井裕也は常に魅力的な人間的弱者を画いてきて、そのことに共感してきたが、本作は人間の心の弱さより物質的弱さが目立つため、いつもの彼らしさを感じなかったのかもしれない。
次回作に期待したい。

ちゆう
光陽さんのコメント
2024年11月14日

この映画はAIに翻弄される人々を描いていますね。
すでに色々な業務がAIに変わってますし人事評価にAIを取り入れている会社もありますが、たださすがにこの映画のように働くものを馬鹿にするようなシステムになってはいけないと思います。でも結局はそれも人間の判断や活用次第ですね。

光陽
かばこさんのコメント
2024年11月9日

私も登場人物に関心が持てない、というか薄い関心しか湧きませんでした。圧倒的なAIに翻弄される人間、というモブみたいな感じです。

かばこ