「不愉快になりたければどうぞ」本心 ハッセルホフさんの映画レビュー(感想・評価)
不愉快になりたければどうぞ
2年後の荒廃した日本を描く作品。
隅田川(?)沿いには高層マンションが立ち並び生気の無い若者たちがたむろしている。
主人公はVF(バーチャルフィギュア)で自殺した母を復活させて自分はリアルアバターとして客から要求された通りの事をする仕事をしている。
老衰した男性客からの依頼でお寺さんや夕日のきれいな海岸線を見に行く辺りまでは良かった。
しかし若い男(連中)からの依頼で病院見舞いをするためにスーツを着て見舞い品をコロコロ替えられて走り回らせてるのを見ていて気分が悪くなった。
別のリアルアバターが人が死ぬのを見たいからとバットで仲間を殴り殺すシーンもあった。超高級レストランで紳士淑女の中で従業員からも白い目で見られてステーキや最高級の赤ワインを飲まされるのもつらいだろう。
高校時分に好きだった女の子に似た女性が母の友人で台風被害で避難所暮らししてるので自分の家に呼び生活を共にする。
暮らしていくうちにお互いを知り好意をもつのだが主人公は…
パッとしない映画が平気な人以外にはおすすめできない作品。
池松壮亮は相変わらずの大根。
妻夫木聡の演技は素晴らしい。何をやらせてもその役になりきるのはさすが。
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