本日公休のレビュー・感想・評価
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試写会に当選して、一足先に鑑賞です。 台湾・台中の、床屋のおかみさ...
試写会に当選して、一足先に鑑賞です。
台湾・台中の、床屋のおかみさん。
昔ながらの店舗で、娘らにはいろいろ言われながら
近所の常連さん…ご年配さんとか、一家三世代とか、娘の元夫とか…と、穏やかに過ごす様子。
あるお客さんが病で来られなくなり、床屋に休みの札を掲げて、遠くの街まで散髪しに行くと。
道中に出会いや事故もありつつ、どうにかたどり着いて、最後の散髪を。
誰もが平等に歳をとってゆく様子、
いい意味で古風、誠実、職人気質、
お達者女子会ではしゃぐ様子…
なんとも味わい深い映像でした。
ロケ地の床屋さんは、台中の街の南東側とのこと。
台中火車站から、徒歩20分前後で、この床屋さん・実在のロケ地に着くでしょうか。
全く私事ですが、8月に夫婦で台湾旅行してきました。
ですが、台中の街では、駅より西側ばかりを見ていて
(第二市場、宮原眼科、逢甲夜市… 名所は西側が多いのですよね、空港も西側ですし)
先に気づけばよかったです。
主人公を取り巻く人達が凄くいいです!
主人公の美容師を取り巻く人達が凄く良かった。特に次女の元旦那さん。素敵でした!
美容室の常連他、登場人物が皆いい人で心が温かくなります。ラストの展開、主人公の言葉が染みます。
きっと老後にまた観ると思う
泣く準備はしてみた映画だけど、やっぱ泣い
た。
ものすごく優しい世界。
みんなが優しさを持ち寄って助け合って生きていて、常連さん達の付き合いに至ってはもはや親戚。
彼女の仕事に対しての誠実さは、人付き合いにも表れていて、だからこそ困っている彼女に自然と手を貸してしまう。
美容室で語られる日々の出来事は、その人の人生の1ページ。
老いは待ってくれない、でも必ず誰にでも訪れるもの。その人生を側で見てきて語ってくれる人がいるのは、確かに幸せだなと思った。
子ども達それぞれの再出発も、それが彼らの生き方だからと背中を押してあげる優しさと強さがとても素敵だった。
アフタートークにて。
撮影場所は監督のご実家なのだそう。
とても雰囲気のある素敵なお店だったな。
一階に理髪店をして裏に住まいがあるのを家庭理髪店というのだそうで、いわゆる店舗一体型住宅?ですね。
お店のお客さんを観察しながら育ったそう。
監督は映画を観たらわかるけど、お母さんが大好きなんだろうな、と思いました。
とにかく観終わった後にとても温かい気持ちになれる映画でした。
きっと老後にまた観ると思う。
いわゆる床屋さん
2024年9月7日
映画 #本日公休 (2023年)鑑賞
台中にある昔ながらの理髪店、3人の子供が独立した後も一人で切り盛りしていた
ある日店を休み、病床に伏した遠くに住む常連客のもとへ
台湾の田舎の、のんびりとした時間の流れが心地よいですね
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
(試写会の類はすべてネタバレ扱い)自然な流れの描写がとても良い。おすすめ。
今年323本目(合計1,415本目/今月(2024年9月度)9本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
夜はこちらの映画をfansvoicejpさまのご厚意でオンライン試写会として参加しました。
ストーリーの展開としては、日本でも昭和のころなら普通にみられた、あるいは今でも地方だとあるのかな…家族経営の散髪屋さんで、来る方をほぼ暗記していて、その方の好みなども暗記していて、いわばその散髪屋さんが(村や町の)コミュニティになっている、といった趣感のあるところが舞台になります。
そんなのんびりとした散髪屋さんに、いつも来ている高齢の男性が来ていないという事態が。どうも、病気で行けなくなったということで、散髪店を「本日公休」にしてまでも、お客さんの「いつものカット」を、今すぐそこでもてなすのがこのお店なのです。
非常に流れがゆっくりな映画で、台湾の地方部における小さな理髪店にありそうなことはたいてい映画内には登場しますが、それ以外の論点がほぼないので(まったくないわけではない)、見やすい映画かなというところです。なお、家族全員が理髪店をやっているわけではありませんが(ネタバレ回避)、お店の看板には「家族理髪」とあったりします。このあたり、日本と台湾だと漢字文化圏による類推が可能な範囲なんですね…。
採点に関しては台湾の理髪店を描くドキュメンタリー映画というタイプにも思え(ただし、架空の散髪屋さんという扱いではあるが)、少なくともどういう解釈をしても映画に娯楽性を求めるならあまりお勧めはできませんが、日本と文化圏が似て、かつ「散髪屋さん」という文化も大半共通している以上は、「癒しの映画」にもなりえましょうし、ぜひコロナ事情でまだ行かない、という方も多い中、「すぐ近くの漢字文化圏」であるところの台湾の事情をみに、この映画を見られるのは良いことではないかな、と思います。
採点に関しては特段気になる点はないのでフルスコアです。
なお、台湾映画という事情から、ある程度の国語力を推測される部分がありますが(翻訳されていない部分がある)、日本の中学3年程度の国語力でしょうし、ほぼ問題になることはないと思います(字幕もとても丁寧)。
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