「人生は計算できない」本日公休 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は計算できない
成人した子供三人の母でもある理髪店主。
若い頃に理念を叩き込まれ、
基本に忠実に細部まで丁寧に仕上げていけば、
必ず客はつく、をモットーに
また、休めば客の頭を誰が切る⁉️と、
悪くなった膝を気にしつつ店に立つ。
田舎に越して行った近所のコ歯科医院のコ医師が最近
来ないと電話したら、娘さんに出張依頼された。
だいぶ遠方のようだ。
本日公休 にして
列車とバスよりも勝手のきく車で出かけることに。
途中、
農業回帰している男性に美味しいお茶🍵をふるまわれ
お返しに散髪💈してあげる。
バイクと接触したかと思えば脱輪し
子供の頃のお得意の青年に助けて貰いレッカー移動。
やっと辿り着いたコ医師はベッドに寝かされ
周りには子供と孫たち。
店主は、昔夫がいる頃に世話になった旨話しながら
感謝を込めて丁寧に髪を整え髭を剃る。
スッキリしたコ医師の周りに子供と孫たちが集まる。
今までの恩を返せて来た道を列車と徒歩で戻る。
娘二人も人の髪を切れる。
一人はプロで人生にも職場にも悩んでいた。
その元婿が人の良すぎる整備士のチュアン。
もう一人の娘はスタイリストで
恋人が浮気して事故った切符が母の元に送られて来た。
息子はプー❓
実子はもちろん可愛いのだろうけど、
親の話なんか聞かない子ばかり。
元婿のチュアンとは穏やかに話ができ、
車の調子を見て貰ったり散髪してあげたりしていたが、
年明けに再婚すると言うチュアンに祝い金を渡し
祝福する。
冒頭に来店したおじいさんの頭、暗いところで見ると
毛が無いようだった、どこを染めるの?と思ったら
短い白髪が生えていた。
このおじいさんと髪切り直しに来た男の子の出来上がりを
見たかったな。
いろいろあってもお客さんの為に店を開け髪を切る。
そんな店主が公休にして向かった先。
名刺入れからコ医師の名刺を抜き捨てていた。