「「いつもどおりで。」が通じる仲のいつもの近所の床屋さん 温かいタオルのような雰囲気で 子供たちを育てた女性理容師の半生 ノスタルジーと今を生きる元気に何度も泣けた」本日公休 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
「いつもどおりで。」が通じる仲のいつもの近所の床屋さん 温かいタオルのような雰囲気で 子供たちを育てた女性理容師の半生 ノスタルジーと今を生きる元気に何度も泣けた
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昔ながらの近所の床屋さんは今も営業中。
40年間も経営する女性店主で唯一の従業員。
今日も、最近来ない常連客に営業電話でお伺いを立てていると、その一人”先生”が病床にいることを知る。引っ越した後も、遠くから通ってくれていたその人のために、自宅まで出張散髪することになるが・・・。
「散髪ロードムービー」です。
車での日帰り旅行ですが、道中でお茶をもらった青年と出会って髪を切ってあげたり、やんちゃな若者集団と揉めたり、道に迷ったりとそれなりに色々あって面白い。
理容師として修業した時代、師匠のもと仲間と働いて今の店舗を開業したころなどの回想シーンがまた泣けます。
育てた子供たちのエピソードも交えていて、それぞれがまた人生を奮闘中。
次女は、街の今風の美容室で働いていて、安価の理容店の開店を計画中。
1000円カットで有名な日本の「QB HOUSE」台湾店まで登場しているのにはびっくり。
ただ、ノスタルジーだけでなく、同年代の友人と旅行に出かけたり、元気に今を生きる姿に勇気づけられます。
理容師の女性と常連客の男性の日々を、歌ったエンディングの主題歌も心にしみます。
思った通りの良い映画でした。
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