「絶望のバーゲンセール」エア・ロック 海底緊急避難所 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
絶望のバーゲンセール
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あざとい展開はあるものの、開始10分で囚われる絶望に身慄いする。
乗ってた飛行機が鳥の群れに突っ込んでエンジンが損傷して海に不時着するだけども、瞬く間に海中に沈む。
墜落していく機体の内部描写は迫力あって、先制パンチとしては強力だった。
そこからはサメの恐怖に脅かされる事になるのだけれど、まぁ次から次へと絶望の目白押し。
ぼぼほぼ何もしない客室乗務員だったり、何故かイニシアチブを発揮する主人公が謎だったりはするのだけれど、物語を楽しむようなものでもないので…まぁいいかと。
とは言え、段階的に沈む機体には戦慄を覚える。
ズズッと海底を滑るたんびに、俺の体は座席にのめり込むような感覚だ。
最後に海底に落ちていく機体な海流にのまれて、なかなか浮上できない主人公のカットとかは、よく出来てるなぁと感心する。
救助されて良かったよ、ホント。
この手の作品では突っ込んではいけない所なのだけど、登場人物達の肺活量は凄まじく…わかってはいても萎えるといえば萎える。
機体から脱出する主人公とか、オリンピックレコードを大幅に更新しそうな容量だ。
肝も冷えたし、暑い夏にはピッタリな作品だと思われる。オマケとして、飛行機と海への恐怖心も増幅される。
…今思えば、オープニングが凄腕の子守役から始まるのが謎と言えば謎だった。
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