「医療ものの傑作、12年間お疲れさま!」劇場版ドクターX 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
医療ものの傑作、12年間お疲れさま!
医療ものは死を想起させるので、観ることに必然的に恐れを抱いてしまうのですが、今回の作品も笑いあり涙ありで、辛い感情を引きずることなく最後まで観ることが出来て感謝です。まさに傑作であり、12年間お疲れさまでした、と声を大にして叫びたいくらいです。この作品での展開は、過去に自分の弟の手術の失敗をした岸部(77歳喜寿)に対して恨みを晴らす染谷(実は失敗ではなく極限までやり尽くした手術だった)の復讐が柱となっていますが、その復讐が完璧なまでに美しい終わり方をするところが見事でした(肝臓、右手、二つの心臓の移植が米倉の神の手で行われます)。しかも、岸部が死んでしまうと思いきや、人工心臓で生き延びるというラストに、驚嘆ばかりか涙まで出てしまいました。まさに最後は全部ハッピーエンドで安着ですから、観ている人はほとんどが大満足で劇場を後にしたと想像しています。ラストで米倉はメロンを持ってきて、請求書を差し出します。しかし、その額はたったの3万円。無欲なところが、彼女の人生を表しているようで、素敵だと思いました。あと、「私失敗しないので!」の本当の意味がわかりました。師匠である岸部が言うように、手術とは怖くて仕方がないが、そんな時の自分を励ますときに言うんだよと言ったシーンを観て、今まではある意味高慢ちきな言葉と感じていたのが、ああ本当は深い自分への励ましの言葉なんだなと知ってめちゃくちゃリスペクトする気持ちに変わりました。また、目の前に苦しむ人がいたら、どんな立場であれ救うという医療の精神に、改めて敬礼です。素敵な人生の機微を教えていただいてありがとうと、この作品にお礼を言いたいです。感謝!
イイねありがとうございました😊😊おっしゃるとおり結末は良かったですね。
ただ アメリカ映画スーパーマンとか 棺⚰️の中からも復活 的なのは良かった反面❓❓❓でした。
診療報酬は保険分は自動的では という 物分かりの悪いジジイの私ですみません🙇
貴殿が正解👍✅です♪。
最近、私はFinalという言葉は信用していません。基本、米倉涼子さんがやる気になったら新作できたりしますからね、晶さんも死んでないし、何年後かにやる気がします。