代々木ジョニーの憂鬱な放課後のレビュー・感想・評価
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個性的なキャラクターが独特の会話をするのが面白い ユニークな青春ストーリー 。れがゆえにもやっとするところも。
個性的な青春群像劇。
スカッシュができる部員が1名しかいないスカッシュ部に、普通にスカッシュ化したい新入部員が入部。
それまでスカッシュ部部室部だったクセツヨな部員たちは本格的にスカッシュを始めざるを得なくなるが…。
キャラクターがみな個性的で、会話が独特で超面白い。
オフビートコメディ的に話は進むけれど、いつしか”ちゃんとした”青春恋愛劇になってくる。
ミスマガ受賞者が6人もいるアイドル映画的な企画なのに、全くそれを感じさせない。
それを知ったのはパンフを読んでからでした。
それほど、自然な演技でうまかった。
これも監督の腕か。
同じ監督の「違う惑星の~」「このハンバーガー~」が好きだったので鑑賞。
期待通りの内容でしたが、今回は前述通り、”ちゃんとした”青春恋愛劇なので、終盤でジョニーが一切告白しない、試合については嘘までつく展開は、マジでイラついた。
特に別れの場面!!!
その語の大学のパートは意味不明の蛇足。
唐突な桃のくだりは笑えず意味不明。
彼女を迎えるために不慣れなフルーツを出してあげようと奮闘するぎこちなさを描きたかったのか?
伏線が、ヒントがなく唐突だからわからない。
差後に訪ねてきたのは誰か?
彼女だろうと誰もが期待して終わり。
これも伏線も何もないのでただk対しただけ。
実にもやっとした。
ちょっと面白いの連続
先に鑑賞後の感想を述べてしまうと、面白くて好みのタイプの映画だったの。
トークショー付きの上映回で観たんだけど、出演していない莉子さんと中村里帆さんが、「木村監督だな」と感想を述べていたんです。
私、監督の作品は今作が初めてだったのですが、他の作品も観てみたくなりました。
それでですね、この映画、台詞と間が面白いんですよ。
爆笑って感じではなくて、フフフと笑ってしまう様な。
それが続くので、楽しいんですよね。
それでいて、カメラ屋での「なんで会える時にちゃんと伝えなかったんですか?」とか真面目な台詞もちょっと有って、チクッと心に刺さるの。
それと、終わり方もいろいろ想像出来て良かったな。
それから、役者さん達はキャリアの浅い人が多かったけど、みんな上手に映画の雰囲気に嵌まっていたと思います。
特に出雲を演じた今森さんはいい雰囲気を持っているから、いろんな事を精算してまた頑張って欲しいな。
あと、トークショーの後に松田実桜さんのサイン会みたいなのが有ったんだけど、明るくて感じの良い人だったから、☆7つくらい付けちゃおうかと思ったんだけど、出来ないのでそのまま映画の印象だけで点数付けときます。
君の恋人になれますように
「違う惑星の変な恋人」が大好きだったので今作もどんな感じで攻めてくれるのかなーと思いワクワクしながら鑑賞。
ゆるゆるっとした会話劇が今作でも炸裂しており、ジョニーくんと周りのキャラクターたちの不思議な掛け合いが超楽しかったです。
主人公のジョニーくんが最初は物事を俯瞰して見ているのかなと思ったら、面白いくらい興味があったらグイグイいくタイプでしたし、会話のラリー数がめちゃくちゃ多くて、人によってはくどさを感じてしまうものでもあるんですが、そのラリーが個人的には結構観続けられるものだったのも良かったです。
スカッシュ部とは名ばかりにそれぞれの活動をしている面々が個性的で良く、ジョニーくん・神父さん・バタコさん・デコとあだ名が絶妙すぎてしっかり頭の中に入ってくるのが上手かったです。
押し問答もどこか淡々としているのでヒートアップせずにくすくす笑えましたし、それぞれの経緯もポップと闇が交錯していて楽しかったです。
ジョニーくんのバイト先での先輩の出雲さんも可愛さとおとぼけさ全開でとても良いですし、この2人ならではの掛け合いや少しドキッとするシチュエーションもあったりとでニヤニヤしっぱなしでした。
家こもり少女とのカメラ屋初訪問コントも不条理すぎて好きでしたし、コンビニでのゼリーの押し問答も話があっちへこっちへ行きまくってて笑えました。
かなりポップだった前半からスカッシュ部の活動が本格化していくとスポ根になり、家こもり少女の話になると少し重くなり、出雲さんが地元に帰るという話になると往年のラブコメになったりとジャンルが右往左往しながらしていくので前半よりかは少しトーンダウンしてしまったかなと思いました。
それでもこまめにジャブ打ってくるので効きますし、キャラクターの個性がどんどん染み込んでくるので、その点でも味付けがうまいなーと改めて思わされました。
惜しかったのが大学生に進学してからのストーリーは蛇足だったかなと思いました。
大学に行って、有耶無耶な講義を聞いて、桃を見繕って、桃をカットしての繰り返しをするのですが、ここの掛け合いに面白さはあまりなく、ラストのドアを開けた後の誰?感も凄まじく、最後の最後で失速してしまったなぁという印象です。
カネヨリマサルの主題歌は良かったなと思いました。
前半から中盤にかけての掛け合いはずっと笑えましたし、独特な雰囲気だからこそ成せる映画だったなと思いました。
木村監督の次回作も期待しています。
鑑賞日 10/31
鑑賞時間 18:40〜20:30
走るにはまだ早過ぎる
木村聡志監督のオフビートな会話劇が好きで鑑賞。
やたら女性キャストが多いと思ったら、今回は『さよならエリュマントス』と同じ企画なのね。
グラドルがメインなので、会話のテンポや間による面白さは落ちるだろうと覚悟していた。
しかし今回、会話の内容自体が過去作より刺さらず。
そのせいもあり、ダラダラ感自体はいつも通りながら、ややしつこく感じた。
話としては、主人公である代ジョニの部活にバイトに恋に友情という、青春フルコース。
幼なじみパート(自動的に名波の存在も)とボタン君の登場が丸々いらない。
最後の大学生部分も、スカッシュやるでも出雲さんと再会するでもなく意味不明。
女の子を出す企画とも合致してないし。
色々と枝葉は伸びるものの、どれもオチ直前で止まるようなモヤモヤ感も。
焚き火の件などもまったく活きない。
お馴染みのスターシステム的な出演も、本当にオマケ程度でちょっと残念でした。
教室でのバタコはお嬢様というよりただの乙女で、熱子は別れたんだか別れてないんだか。
出雲さんが一番好みだったのでヒロイン枠で嬉しかった反面、次に可愛かった神楽の扱いは不満。
やはり登場人物を増やしすぎると難しいんだなぁ。
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