「堅物な男子高校生の会話劇が楽しい」代々木ジョニーの憂鬱な放課後 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
堅物な男子高校生の会話劇が楽しい
顔はかっこいいのに、性格が真面目すぎる男子高校生、ジョニー。
会場は、ジョニー役の日穏さんのファンなのか女子多めでほぼ満席。
ジョニーのキャラクターが、自分の友だちに似てて、実在感がすごかった。中学、高校くらいって特に女子に精神年齢が追いついてない男子ほど自分の良さに無自覚だったりして、女子とのコミュニケーションが食い違うってよくわかる。このあたりの噛み合わない感じを表現した会話劇が楽しい。
この手の青春モノで、なんらかの目標を持ってがんばるみたいなのでまとめたくないことが伝わって、その試みに誠意を感じる。
大げさに聞こえるかもしれないけど、不器用でもいいから、周りのみんなに愛されて生きることが一番幸せなんだよなあと、同世代の親の立場からしみじみ思う。
オープニングから、タランティーノの映画「ジャッキーブラウン」のパロディ。サービスで後半の空港でももう一発。この遊び心が最高。
👉ジャッキーブラウンは、CAの話なので、本物も空港のオープニングから始まる。
ラストの桃のくだりは何かのパロディ?わからなかったけど、最後まで笑わせてもらったので◎
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