代々木ジョニーの憂鬱な放課後のレビュー・感想・評価
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ずっと会話を観ていたくなった
ミス・マガジンの可愛い娘が次々と現れる映画のふりして、これ主人公を演じた日穏(KANON)くんの魅力爆発ですよね。
登場キャラ全員コミュ障という設定に加え、微妙に噛み合わない会話がとにかく楽しい。
私は基本、会話劇の映画は嫌いなんだけど、この作品はずっと会話を観ていたくなった。
ラストシーン、3人のヒロインの誰が尋ねてきても不思議じゃない作り方含めて上手かった。
でも、桃はつついたり触ったりして確認しちゃダメです!
ちょっと面白いの連続
先に鑑賞後の感想を述べてしまうと、面白くて好みのタイプの映画だったの。
トークショー付きの上映回で観たんだけど、出演していない莉子さんと中村里帆さんが、「木村監督だな」と感想を述べていたんです。
私、監督の作品は今作が初めてだったのですが、他の作品も観てみたくなりました。
それでですね、この映画、台詞と間が面白いんですよ。
爆笑って感じではなくて、フフフと笑ってしまう様な。
それが続くので、楽しいんですよね。
それでいて、カメラ屋での「なんで会える時にちゃんと伝えなかったんですか?」とか真面目な台詞もちょっと有って、チクッと心に刺さるの。
それと、終わり方もいろいろ想像出来て良かったな。
それから、役者さん達はキャリアの浅い人が多かったけど、みんな上手に映画の雰囲気に嵌まっていたと思います。
特に出雲を演じた今森さんはいい雰囲気を持っているから、いろんな事を精算してまた頑張って欲しいな。
あと、トークショーの後に松田実桜さんのサイン会みたいなのが有ったんだけど、明るくて感じの良い人だったから、☆7つくらい付けちゃおうかと思ったんだけど、出来ないのでそのまま映画の印象だけで点数付けときます。
「代々木ジョニーが言葉を超えて行動にでた」
「違う惑星の変な恋人」と同じ木村聡志脚本・監督作品である。カッコイイジョニーとカワイイ女子達との、長回しでかみ合わない会話が相変わらずおかしみを誘う。木村聡志監督の真骨頂発揮だ。
今作は高校生の代々木ジョニーが主人公であり、学校生活の中でちょっと変てこなジョニーの言動が撮られている。ファーストシーンの女子との会話からすでに本領発揮だ。スカッシュ部の存在も面白い。部員のニックネームが面白く、部活をやっていないのも笑える。神父さんやバタコさんのキャラクターがいい味を出している。そこに新入生のデコが入部しスカッシュ部は本格的活動に入る。ただあくまでもスポ根ものにならないのが木村監督らしい。
ただ今作はジョニーの言動にイラつくことがある。不登校の幼馴染の神楽と好きになった出雲さんへの態度である。ジョニーは神楽の本当の悩みを察せられず、神楽は離れていく。
好きになった出雲さんにも同様だ。仲間が背中を押してくれたのに出雲さんに必要な大切なたった一言の言葉をかけられなかったことだ。何度も振り返る出雲さんなのに。
しかしイラついたのは私の誤解であったようだ。ジョニーは言葉より行動を選んだ。ラストシーンのインターフォンの音はきっと・・・。
面倒くさいけど熱い奴らがテニスみたいな競技でなんとなく結束を強める話
ちょっとシビれましたね。
映画は終始オフビートで緩い展開ですし、独特の噛み合わなさを持ちながら核心を突き、次にお話をつなげていく会話劇。途中からジョニーが誰かと話しているだけで、面白くなって笑いがこみ上げてきました。
しかし、代ジョニよ、お前だけなんであんな美少女たちに囲まれるんだ! ずるいぞ!
出雲さんも魅力的だけど、俺なら神楽さんと迷うと思う。
また、神父さんのたたずまいがなによりも最高w
物語のラスト、ベルが3回なったということは……?
KCU作品を見逃してきたことが悔やまれます。
とりあえず配信で見れるものは速攻でチェックしますね。
君の恋人になれますように
「違う惑星の変な恋人」が大好きだったので今作もどんな感じで攻めてくれるのかなーと思いワクワクしながら鑑賞。
ゆるゆるっとした会話劇が今作でも炸裂しており、ジョニーくんと周りのキャラクターたちの不思議な掛け合いが超楽しかったです。
主人公のジョニーくんが最初は物事を俯瞰して見ているのかなと思ったら、面白いくらい興味があったらグイグイいくタイプでしたし、会話のラリー数がめちゃくちゃ多くて、人によってはくどさを感じてしまうものでもあるんですが、そのラリーが個人的には結構観続けられるものだったのも良かったです。
スカッシュ部とは名ばかりにそれぞれの活動をしている面々が個性的で良く、ジョニーくん・神父さん・バタコさん・デコとあだ名が絶妙すぎてしっかり頭の中に入ってくるのが上手かったです。
押し問答もどこか淡々としているのでヒートアップせずにくすくす笑えましたし、それぞれの経緯もポップと闇が交錯していて楽しかったです。
ジョニーくんのバイト先での先輩の出雲さんも可愛さとおとぼけさ全開でとても良いですし、この2人ならではの掛け合いや少しドキッとするシチュエーションもあったりとでニヤニヤしっぱなしでした。
家こもり少女とのカメラ屋初訪問コントも不条理すぎて好きでしたし、コンビニでのゼリーの押し問答も話があっちへこっちへ行きまくってて笑えました。
かなりポップだった前半からスカッシュ部の活動が本格化していくとスポ根になり、家こもり少女の話になると少し重くなり、出雲さんが地元に帰るという話になると往年のラブコメになったりとジャンルが右往左往しながらしていくので前半よりかは少しトーンダウンしてしまったかなと思いました。
それでもこまめにジャブ打ってくるので効きますし、キャラクターの個性がどんどん染み込んでくるので、その点でも味付けがうまいなーと改めて思わされました。
惜しかったのが大学生に進学してからのストーリーは蛇足だったかなと思いました。
大学に行って、有耶無耶な講義を聞いて、桃を見繕って、桃をカットしての繰り返しをするのですが、ここの掛け合いに面白さはあまりなく、ラストのドアを開けた後の誰?感も凄まじく、最後の最後で失速してしまったなぁという印象です。
カネヨリマサルの主題歌は良かったなと思いました。
前半から中盤にかけての掛け合いはずっと笑えましたし、独特な雰囲気だからこそ成せる映画だったなと思いました。
木村監督の次回作も期待しています。
鑑賞日 10/31
鑑賞時間 18:40〜20:30
アイドル映画と侮るなかれ
間とくどい会話、日常のような非日常
中島歩の贅沢使い
自然に話しているはずがおかしくて
走るにはまだ早過ぎる
木村聡志監督のオフビートな会話劇が好きで鑑賞。
やたら女性キャストが多いと思ったら、今回は『さよならエリュマントス』と同じ企画なのね。
グラドルがメインなので、会話のテンポや間による面白さは落ちるだろうと覚悟していた。
しかし今回、会話の内容自体が過去作より刺さらず。
そのせいもあり、ダラダラ感自体はいつも通りながら、ややしつこく感じた。
話としては、主人公である代ジョニの部活にバイトに恋に友情という、青春フルコース。
幼なじみパート(自動的に名波の存在も)とボタン君の登場が丸々いらない。
最後の大学生部分も、スカッシュやるでも出雲さんと再会するでもなく意味不明。
女の子を出す企画とも合致してないし。
色々と枝葉は伸びるものの、どれもオチ直前で止まるようなモヤモヤ感も。
焚き火の件などもまったく活きない。
お馴染みのスターシステム的な出演も、本当にオマケ程度でちょっと残念でした。
教室でのバタコはお嬢様というよりただの乙女で、熱子は別れたんだか別れてないんだか。
出雲さんが一番好みだったのでヒロイン枠で嬉しかった反面、次に可愛かった神楽の扱いは不満。
やはり登場人物を増やしすぎると難しいんだなぁ。
「分かんない」何回言ってるの?
何でこんなに面白いやりとりを作ることができるのか不思議
…なるほど。
名前だけスカッシュ部のちょっと変わった高校3年生代々木ジョニーの人付き合いと恋愛感情と青春の話。
彼女に別れ話しをして、彼女に対する好きは日本史が好きと同じものとか、そもそも勉強が好きなのか解らない中での好きとか、ちょっと面倒くさいやり取りをするジョニー君。
そして今度はスカッシュ部に新入生がやって来てボタン君?スカッシュ部の部室部?焚き火部?新しい顔をくれるのは違う人じゃね?という感じで、ズレていたりすっとぼけていたりちょっと回りくどかったり…。
それが楽しい感じなのはわかるけれど、このノリでこの尺は流石に長いし、しかもなんすかその言い訳じみた流れからの締め方は。
大きな笑いも盛り上がりもなく、ぬろ〜っとした作品だった。
主人公の性格には好感が持てるんだけど
堅物な男子高校生の会話劇が楽しい
顔はかっこいいのに、性格が真面目すぎる男子高校生、ジョニー。
会場は、ジョニー役の日穏さんのファンなのか女子多めでほぼ満席。
ジョニーのキャラクターが、自分の友だちに似てて、実在感がすごかった。中学、高校くらいって特に女子に精神年齢が追いついてない男子ほど自分の良さに無自覚だったりして、女子とのコミュニケーションが食い違うってよくわかる。このあたりの噛み合わない感じを表現した会話劇が楽しい。
この手の青春モノで、なんらかの目標を持ってがんばるみたいなのでまとめたくないことが伝わって、その試みに誠意を感じる。
大げさに聞こえるかもしれないけど、不器用でもいいから、周りのみんなに愛されて生きることが一番幸せなんだよなあと、同世代の親の立場からしみじみ思う。
オープニングから、タランティーノの映画「ジャッキーブラウン」のパロディ。サービスで後半の空港でももう一発。この遊び心が最高。
👉ジャッキーブラウンは、CAの話なので、本物も空港のオープニングから始まる。
ラストの桃のくだりは何かのパロディ?わからなかったけど、最後まで笑わせてもらったので◎
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