「中島瑠菜が良かった」蔵のある街 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
中島瑠菜が良かった
岡山県倉敷市の美観地区に住む高校生の蒼と祈一と紅子は、小学校からの幼なじみで同じ高校に通う同級生だった。ある日、蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくんが神社の大木に登って奇声を発している場面に遭遇した。きょんくんを降ろすため、打ち上げ花火をしてあげる、という約束をとっさに口走った蒼だったが、紅子から詐欺師、と言われてしまった。紅子の怒りの涙にその約束の重みを痛感した蒼たちは、約束通り花火を打ち上げようと奔走し・・・さてどうなる、という話。
倉敷の美観地区の風景の美しさを堪能できる作品。
ストーリーとしてはドタバタ感あるけど、街中の神社から花火を上げよう、という一点に絞ってみんなが奮闘する姿が良かった。
蒼役の山時聡真の演技が良かった。
自閉症の兄を持つ紅子の苦悩、大好きな絵を諦めかける心情、中島瑠菜が素晴らしかった。
元レデースで蒼の母親役の陽月華が面白かった。
学芸員・古城役の俳優が伊藤淳史に似てるけど違うし、誰だろうと思ってたら、何とフィギュアスケーターの高橋大輔だった。俳優だと思い込んで観てて、全然違和感なかった。
駅員の伊東さんが出て来た時、観客が湧いていた。倉敷の有名人なんだろうとは思ったが、誰かと調べたら、倉敷市長の伊東香織さんだった。
手嶌葵の主題歌も良かった。
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