SOUND of LOVEのレビュー・感想・評価
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クチャラー苦手な人や潔癖性の人は鑑賞注意
言葉以外の音によるコミュニケーションというのは最近観た「Chime」の対極みたいで面白い題材だと思ったが、主役3人の力量が致命的に不足していて正直うんざり。
「トラウマがあるから逸脱行動に走る」という設定はもうやめませんか?
「レストランいい」
今年224本目。
あるレストランの場面。
こう言う場所があるとテレビで見た事がありますがそれを映画で表現は嬉しい。
みなさんアンテナ張っていると思いますが誰よりもアンテナ張っている映画監督がこの表現は、自分の経験が昇華されて感激。
発想は面白いが…
前半は中々観ない映画のようで面白く観れたが、中盤からがキツい。ヒロインのキャラクターが悪い意味で崩壊して、完全に演出ミス
。音を特徴的にとらえた映画なのに音楽でクライマックス前を処理してゲンナリする。低予算は分かるが和田聰宏の意味の分からない施術はチープで見ていられない。
大ラスも「鉄男」かってぐらいぶっ飛んでるが何か見たことのあるような展開に。
「私の奴隷になりなさい」を思わせるがそこまでフェチズムを追求せずに、主人公2人の過去のトラウマを見せられ何かシラケる映画。もっと音を追求して2人の世界を描くと良かったのかもしれない。
こすり愛
公衆トイレの清掃員の男がハマっている顔出しNGのフェチ系配信動画に見覚えのあるトイレに真っ赤なピンヒールの女が現れて···慌てて駆けつけると、多機能トイレの中に女はまだいる気配が。
ハイヒールの内側にサインペンで携帯番号が書かれてあった(笑)
セリフはまったくないほうがスタイリッシュ。
オーディオテクニカのヘッドホンを使っていたのは◎
内容や音楽は70年代後半😎にタイムスリップしたような感じ。
愛着は自己を写す鏡
ミステリアスなASMR配信者・明葉と、あるフェティシズムがきっかけで彼女に出会った守屋の、二人と周囲に存在する愛着と執着を描いた物語。
フェティシズムやマニア心を刺激していた頃のASMRコンテンツやマネタイズが進む前のライブ配信の時代を思わせる世界観の中、一般的なヒーリングサウンドとは少し外れたASMRを始めとする聴覚の刺激を耽美に描いている。
最小限の導入で事が始まり、登場人物が衝突しても有機的にかみ合わない場面と刺激的な背景が続く本編は、短編を連結したような印象を受ける。
守屋や三上の求愛の仕方が独善的で、明葉の孤独が観ていて苦しかった。二人に限らず大抵の登場人物がエゴイスティックな愛し方をしており、物語にカタルシスが少ないところが辛い。フェティシズムに付き纏うマニアック感やダークな雰囲気をネガティブな描写で深めようとしたのかも知れないが、あまりバランスが良いとは感じられず、愛着を否定しているようにさえも見えた。
主演の染谷有香さんのミステリアスな存在感と、樫尾篤紀さんと和田聰宏さんの怪演は良かった。様々な場所に場面が移る一辺倒ではない画面作りや、アングラ感のある場所を生活感あふれる場所と地続きにした作り方も面白かった。
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