「266 大脱走する者」2度目のはなればなれ NWFchamp1973さんの映画レビュー(感想・評価)
266 大脱走する者
2024年公開
晩年はバットマンやフォーホースメンの隠れた親玉を
演じて人間味あふれるフォロワーを演じてきた
マイケルケインの引退作。
奇しくも共演のグレンダ・ジャクソンも本作が遺作となる。
館内はワタシと同世代の方たちで溢れており
これから迎える人生のラストマイルにどうするか
を一緒に体験したいと思っているに違いない。
ちなみに過去にオトンが施設から自宅に戻るため
脱走をよく企て、その際は施設内総出で居所を探したらしく
それが海を越えて異国に旅行となると
どのようになるか想像するに笑える。
バーニー(ケイン)は長嶋監督似の元軍人と行動を共にし、
お互いのケジメをつけるためにD-DAY式典に参加せず
米軍英霊墓地を訪れる。
敵であったドイツ兵との語らいも涙を誘う。
奥さんのレネとは残りの時間を一緒に暮らしていこうと
誓う。散歩時いつもイラっとさせる自転車野郎の愛車の
空気を抜くイタズラをしながら。
音楽もサントラほしいね。
あーいい話でした。
字幕は戸田奈津子御大。
この方もまだまだ頻度は少なくなるも頑張ってますな。
70点
鑑賞 2024年10月19日 京都シネマ
配給 東宝東和
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