ポライト・ソサエティのレビュー・感想・評価
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IDENTITY
インド映画だと思ってたら、舞台はイギリス、主人公はカンフーを使うムスリム女子、マーベルって単語も出てくるけど少し『ミズ・マーベル』っぽい。
ただのコメディなのかと思ってたら、最後の方はシリアスになっていきます。
音楽が良くて、60sガールズポップスのシュレルズが流れたり、ビックリしたけど日本語の曲も流れます。
調べたら日本語の曲は、浅川マキ「ちっちゃな時から」で、この浅川さんは海外でも評価が高く、イギリスのレーベルからもリリースされてるそうです。
映画中1番ブッ飛んだのは、女性ボーカルのパンクバンド、エックス・レイ・スペックス「IDENTITY」が流れた事で、まさか映画館で聴けるとは(笑)
ア~イデンティティ~♪ ア~イデンティティ~♪
最高です!!
どこで使われてるかは秘密(笑)
監督は主人公と同じ女性のパキスタン系イギリス人、音楽やパンクが好きで詳しいみたいです。
評価は厳しめ、70~75点ぐらい。
何も調べないで観た方が、どうなんだ?どっちなんだ?とハラハラできるので、あらすじ読まずに観るのをオススメします。
要素多い
怒れる南アジア系俳優
怪しき陰謀に巻き込まれた姉を救おうとする、スタントウーマン志望の妹リアを描く、イギリス製青春バトルアクション。“スクールカースト”の最下層に扱われるクラスメートと力を合わせて、付け焼き刃なアクションで立ち向かうという負け犬達の逆襲というコンセプトと共に、悪役や脇役のポジションに収まりがちな南アジア系キャラの自己主張でもある。
奇しくも日本では、同じく南アジア系俳優のデヴ・バテル主演の『モンキーマン』が本作と同日公開。『モンキーマン』がブルース・リーや『ザ・レイド』、『ジョン・ウィック』テイストなのに対し、本作はジャッキー・チェンや『マトリックス』の影響を感じるのが面白い。バイオレンス度MAXな『モンキーマン』と比べるとアクションそのものはベタだし、劇伴選曲のチョイスなど全体的にタランティーノ風ではあるが(浅川マキの曲を使っているあたりはシブさを感じたが)、自身もパキスタン系イギリス人である女性監督の意地と情熱を買いたい。南アジア系俳優を覆う『ポライト・ソサエティ=凝り固まった社会』を、南アジア系女子高生がアクションでぶっ壊すのだ。
全くもって両極端な2作『ポライト・ソサエティ』と『モンキーマン』だが、共通している点も無きにしも非ずなので、見比べてみるのも一興かも。
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