「ムスリム女性の異議申し立てをアクション青春ミステリーコメディとして描く!」ポライト・ソサエティ 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
ムスリム女性の異議申し立てをアクション青春ミステリーコメディとして描く!
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結婚してしまう姉に取り残された気になるムスリムの女子高生の葛藤を、学園コメディとアクションとインド映画風味と陰謀論に満ちたミステリーを織り交ぜて描くという、ハチャメチャなアプローチがピンとくるかこないかで評価が分かれそうだが、ムスリム女性が日常で感じる抑圧を、どこまでムチャに破天荒に描けるかという監督のチャレンジ精神がサイコーだし、実際に全編に遊びココロが詰まっていて、落ち着きがないけれど楽しい。そして「私は怒りの化身」というセリフに象徴されているように、ムスリム女性の怒りが根底にあって、筆者は男性ながらもっとやれ、ぶちのめせ!って思ってしまう。まあ、ぶちのめすのもぶちのめされるのもだいたい女性なんだけど、おしなべて女性が暴れまわってるのも清々しい痛快さがありました。
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