犯罪都市 PUNISHMENTのレビュー・感想・評価
全88件中、1~20件目を表示
新味を出したい意欲が伝わるシリーズ第4作
「犯罪都市」シリーズは韓国製作年で1が2017年、2が2022年、3が2023年、そしてこの第4作が2024年と、着実に製作ペースが上がってきた。主演マ・ドンソクは第2作から共同脚本も継続し、すでに8作目まで脚本開発に関わっているというから、マ・ソクト刑事のキャラクターが相当お気に入りなのだろう。自身も楽しみながら演じていることがユーモラスなシーンなどから伝わってくる。
第1作の敵は首都ソウルを荒らすチャイニーズマフィア、第2作ではベトナムと韓国をまたにかける誘拐殺人犯、第3作では合成麻薬を扱う日本のヤクザと汚職刑事。この最新作では世のデジタル化の波をタイムリーに取り入れ、オンラインカジノや仮想通貨上場の裏で荒稼ぎを狙うIT犯罪組織に、マ・ソクトとソウル広域捜査隊が立ち向かう。
まず犯罪のタイプからして、3作目までの伝統的な犯罪に対し、今作でIT犯罪を扱うことでストーリーに新味を出そうとする狙いはわかりやすい。とはいえ、マ・ソクトはデジタルに疎い昔ながらのアナログ派というキャラ設定なので(IT音痴ぶりを笑いのネタにもしているのだが)、やはりデジタルがらみの捜査は仲間に頼ることになるし、IT関連の犯罪や捜査のパートは活劇的に地味にならざるを得ない。マ・ソクトが鉄拳で悪党たちを次々にぶん殴って倒すアクションシーンの痛快さは健在だが、今作では敵組織における内部抗争にもかなりの尺が取られていて、相対的にマ・ドンソクの活躍が物足りない印象を受けた。
前3作でアクション演出を手がけたホ・ミョンヘンが、今作で監督に昇格した格好。監督作としてはやはりマ・ドンソク主演の「バッドランド・ハンターズ」に続き2本目で、ストーリー全体をスムーズにまとめる演出力にはまだ課題が残る。5作目以降も関わると思われるが、マンネリ化を避けつつ演出の腕を磨いてくれたらと願う。
FDA
前作の予告通りチャン・イスが活躍。4作目となる今シリーズにおいても従来通りマ・ソクト刑事の言いなりになってしまう小者悪人の代表格と言えようか。力は正義とは言いたくないが、マブリーの強さを味わえば味わうほど「兄貴」と呼びたくなってくる魅力がある。
今作でようやく女性刑事(サイバー捜査隊)が登場してくれたので男臭さは若干解消。広域捜査隊になってからは狭い警察署というイメージも払拭されたし、機動隊員も大勢出演。なんだ、警察いるじゃん!てな感じ。
カジノやコインなどという現代的な犯罪も描かれているけど、カジノというのが反社組織の温床になっていることは確か。わかりきったことなのに日本でカジノを作ろうとしている政治家が多いというのも不思議の国ニッポンだなぁ。と観ながら考えていました。
警察署の中では隊長でありながらソクトの子分のような立場になっているのは、1、2作目の班長と似たようなキャラであるのが面白いし、ソウルの広域捜査隊の次長が同じく1、2作目のクムチョン警察の署長から栄転(?)になっている面白さ。署内はなんだか明るくていい雰囲気だなぁ~「真実の部屋」以外は・・・
人気ファミレス店
パターン化してきたけど…
真・鈍足
頼れるアニキ
コナン並みに安定しているワンパンチマン
もはシリーズとして確立
あの男
シリーズ二作目のレビューに、スケールアップしなくていいからクオリティ下げずにずっとシリーズ続けてほしい、って書いてた。まさにその通りになってて楽しい。
マンネリ大歓迎、悪い奴らを叩きのめしてくれるマブリーに溜飲が下がる。
今回はあの男が。みんなが期待してたイス社長。前回の分まで大活躍。表彰くらいしてあげればいいのに。
今回、合コンネタと冒頭のお約束(ヨ、ヨ、ヨウ、ボコボコボコ)がなかったのが残念。
韓国映画は悪役に二枚目持ってくるね。あ、主役がマブリーだからか。二枚目の俳優さんも悪い奴めっちゃ怖く演じてていいな。
次回は、窮地に陥ったマブリーをイス社長が助けにはいって代わりにやられちゃう、マブリーの怒り爆発。って絶対泣いちゃうやろ。
それとも國村隼のヤクザの親分が子分たちを引き連れて、マブリーに仕返しするために乗り込んできて、そこへ親分殺しを依頼されて追って来たちさまひが絡んでひと騒動。なんてのはどうかな。犯罪都市・ベビわるユニバース。
あかんか。
いろいろと想像して楽しめるのもこのシリーズのいいところ。早く次が観たい。(前作から今作まで早かったな!)
スッキリ!
全88件中、1~20件目を表示