「薄暗闇の画面の奥から低く流れるボレロの演奏」パリのちいさなオーケストラ　ねこたまさんの映画レビュー（感想・評価）

薄暗闇の画面の奥から、低く流れるボレロの演奏から映画が始まる。
かなり素敵な導入。

パリ郊外の街に住むアルジェリア系の女性が、オーケストラの指揮者を目指して精進する、という良くありがちなサクセスストーリー。

でも、主人公とその妹（双子)にかなり感情移入できて、私はこういう映画は好きです。

30年前に物語は幕を閉じるけど、主人公達の現在は？
というのをさっくりだけ伝えるのも、上品で良いです。