「指揮者と奏者が一体になることで奇跡が起きる」パリのちいさなオーケストラ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
指揮者と奏者が一体になることで奇跡が起きる
主人公の姉妹の真摯に音楽に向かい合う姿に感銘をおぼえました。
人種差別が甚だしいパリにおいても、めげずに音楽をやり続ける軸をぶらさない姉妹と
支える家族も素晴らしいなと思います。
指揮者としてチェリビダッケ先生に見出されるザイアの表情で
その時々における感情、悩みなどがわかるという演技にグッときましたし、
指揮をしているときのキビキビした動きも素晴らしかったです。
私にとって、チェリビダッケ先生による
指揮者と奏者が一体になることで奇跡が起きるというセリフが最も刺さり、
これは音楽、オーケストラに限ったことではなく、日常生活においての
コミュニケーションのあり方を説いているようにも思え、
特に仕事では部署間(内でもですが)が一体にならないと、良い演奏(仕事)はできないのは
明らか。といった学びがありました。
終始奏でられる音楽にも癒されましたし、
観てよかったです。
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