「もちのろん」私にふさわしいホテル カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
もちのろん
のんちゃん、素晴らしい、楽しかった。
のんちゃん?
初見です。
名前は知ってはいたが、
邦画はあまり見ないのでテレビでも見たことない。女優さんです。
いや、既にスター光輪がガンガン出てますね。
こんな子がいたのですね。
姿も動作も間合いも行き行きと、
目線に迷いがなく、
全身が体当たりで愉しさに溢れていて、
イノセンス満載で、
抜群のコメディアンヌ様でした。
山の上ホテルは、
寂聴さんの「奇縁まんだら」で知っていたが、あれが著名作家の監獄だったんだ。
ホテルには特別な良さは見えないが、あの空間に大物作家さえ監禁され、執筆させられた歴史の重みと、敢えて求めて投獄した理由を居心地の良さと感じた。
銀座のキャバレーで、
作家応援歌?作家数歌をのんちゃん歌いましたね!
野坂昭如の「ソソソクラテスか、プラトンか」を思い出されて爆笑してしまった。
あんなふざけた歌い方を普通の女の子はできないよ!
おじさんも笑い殺しされそうでした。
それにしても、
何の意図があるのか、
あの犬の様な食べ方は、
何だっただろうか…
( ^ω^ )
私にふさわしいホテル
堤幸彦監督がのんを主演に迎え、
文壇を舞台に不遇な新人作家の逆襲を描いた柚木麻子の同名小説を映画化。
新人賞を受賞したものの大物作家・東十条宗典から酷評され、華々しいデビューを飾るどころか小説を発表する場すら得られなかった新人作家・加代子。
憧れの「山の上ホテル」に宿泊した彼女は、憎き東十条が上階に泊まっていることを知る。
加代子は大学時代の先輩でもある担当編集者・遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、
締切日に文芸誌の原稿を落とさせることに成功。
しかし加代子にとって、ここからが本当の試練の始まりだった。
文壇への返り咲きを狙う加代子と彼女に原稿を落とされたことを恨む東十条の因縁の対決は、予測不能な方向へと突き進んでいく。
編集者・遠藤を田中圭、
大物作家・東十条を滝藤賢一が演じ、
田中みな実、服部樹咲、髙石あかり、橋本愛が共演。
私にふさわしいホテル
2024/日本
配給:日活、KDDI
^^
あの食べ方、箸の持ち方は演出だという意見をおおかたの皆さんのレビューやコメントで伺い納得しています。彼女は映画の中で、大学以前の自分の話、一切していない・・・