ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!のレビュー・感想・評価
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逆襲のペンギン
近年稀に見る完璧な続編。
前作ペンギンとの因縁の対決から30余年。
そのブランクを一切感じさせないストーリー、そしてクレイアニメのクオリティが素晴らしすぎる。
30年以上時間差があるにも関わらず、アニメで言うところの"作画"と"演出"が、前作から全く違和感なく引き継がれている。
これは普通ありえないことだと思う。
通常であれば、特撮がCGに置き換えられたり演出の方向が変わったりして、良くも悪くも時代性が映画に反映するというもの。
だがこの映画は違う。
"あの頃"のウォレスとグルミットがそのままスクリーンの中にいる。
だから懐かしく、それでいて新鮮に楽しめる。
ペンギンの可愛すぎるルックと悪党っぷりとのギャップ。ウォレスとグルミットの凸凹コンビっぷりも健在。
そう、これを見たかった。
これこそ俺たちのウォレスとグルミットだ。
それでいて懐かしいだけじゃなく、AIをはじめとした現代的なテーマも落とし込んでるのが上手い。更にはいつもグルミットに救われるばかりだったウォレスがしっかり活躍する。ここが斬新かつ最高にアガった。
映画ネタのオマージュも盛りだくさん。
マトリックスにターミネーター、エイリアン2にバットマン。それにマッドマックスも!
笑って、ヒヤヒヤして、泣けて、最後にまた笑って。
極上のエンターテイメントが凝縮された82分。
いやー、最高に面白かった。
ノーボット
グルミット 愛しすぎ🫶
賢いわんちゃんグルミットが大活躍
もはや芸術
モリアーティ教授のように
あのペンギンが帰ってきた!というだけでワクワク感が止まらない。
今から30年近く前か、『ペンギンに気をつけろ!』を初めて見た時はそのクオリティの高さ、面白さに度肝を抜かれたものである。
ペンギンがフェザーズ・マッグロウというカッコいい名前を持っていることも今回初めて知った。
天才的な頭脳と大胆さを併せ持ち、運動神経も抜群。まさに大泥棒、怪盗ペンギン、いや怪盗ニワトリと言っていい。
シャーロック・ホームズの永遠のライバル、悪の天才モリアーティ教授のように、いつまでもウォレスとグルミットとドタバタ頭脳戦を繰り広げてほしいと願ってしまう。
アードマン作品はとにかく期待が大きくてハードルを上げまくってしまうせいで肩透かしを食らうことも結構あるが、やっぱりアードマンはすごいスタジオだ。
できればあんまりCGに重きを置かず、コツコツと短編クレイアニメを作ってほしい。
今回の作品、個人的には007のパロディシーンがクスッとなって良かった。
奴がきた
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