ビートルジュース ビートルジュースのレビュー・感想・評価
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ティム・バートンの底力
「シザーハンズ」で魅了され、
「エイジオブイノセンス」でため息つかされ、
「17歳のカルテ」で唸らせられた、
そんなウィノナ・ライダーの久々の活躍を観られれば、というだいぶ邪な動機での鑑賞でしたが、期待は大きく裏切られました。
ストーリーも、映像も、音楽も、まったく手抜かりのないもので、前作のテンポ良い展開もそのままに、ただただ楽しませてもらいました。
続編ながら最後のエンターテイメントに仕上げるところ、ティム・バートンの変わらないクリエイト力を感じずにはいられませんでした。
そして、ウィノナ・ライダーとのスクリーンでの再会の機会をつくってくれたことに感謝です。
終盤の表情が往年のオードリー・ヘップバーンと重なったのは私だけでしょうか。
前作に比べてティム・バートンの空気感が控えめと感じた
前作は36年前という事もあり、前作を2024年の今に観るとそもそもの当時の機材の性能などもあるだろうが屋根裏部屋のファンタシーさや、死後の世界のダークかつファニーな世界が良い意味で魔法のモヤがかかっているように感じた。
今回の続編はなんだか映像も話の内容もパッキっとし過ぎている様な気がした。
前作は死後の世界での出来事はもちろん人間の世界での話の進行も面白くワクワクしたが、今回の人間の世界での話は退屈であった。
ビートルジュース ビートルジュース ビートルジュースに期待したい….!
ティムバートン色炸裂
オープニングからラストまで、オリジナルの「ビートルジュース」の空気感のままでした。80年代ポップカルチャーを現代に甦らせてくれて楽しかったです。
ビジュアル面がとにかくティムバートン色が炸裂していて、ずっと可愛くてグロテスクで最高。ふざけっぱなしのブラックコメディっぷりも良い感じ。ハロウィンとの相性抜群!
すっごい面白いかというとそんなことはないのだけど(笑)、「ビートルジュース」の続編として大満足です。
世界観に惚れたらこの点数になる
好き嫌いあるのでしょうが、唯一無二の世界であることはまず間違いないでしょうね。
不気味でキモ可愛くて怖いけど意外と展開は暖かみがあって悪いやつも結末スッキリさせてくれて、飲んでる間はイモムシ飲んでみたらイケなくもないかな…みたいな味だけど後味はとっても爽やか~~な映画でティム先生ありがと…ってなる私には大好きな作品でした。
お母さんが命と人生を顧みず娘を助けに行くところ、大袈裟にしたり感動的にしたりせず「まあ当然そうするよね」って流れで進むところがね、私は好きです。
ティム先生は母親の愛というものに確かな信頼感を持っているのだな、と思えてティム先生が好きです。
でもBOB…BOBが何したって言うんだ…何したって言うんだよッッッ!彼にもハッピーエンドを用意してよ先生ッッッ!!
ティム・バートンらしいと言う事で
バタバタのおふざけ大騒ぎを相変わらずと観るか楽しいと観るかそれぞれだろうが、手作り感溢れる映像で遊ぶティム・バートンらしいからこれでいいんじゃないかな。それにしても、DUNEの丸パクリと Soul Train には悔しいが大笑いしてしまった。
ようこそティム・バートンの世界へ
…ヒトコトでいうとそんな感じ。
前作は未見ですが、知らなくても楽しめました。
勿論前作をご存知であれば、その方が色々楽しめるのかもしれません。(主要キャストは前作と同じようですし)
この作品については「ティム・バートンの映画だから」という理由で見に行っているので、世界観とか、色彩、展開等については期待通りでしたので個人的には満足していますし、今回は字幕で見ましたが、機会があれば吹替も見たいとは思っています。ビートルジュースの元嫁の感じなんかはナイトメア・ビフォア・クリスマスのサリーを彷彿とさせますし、世界観はコープス・ブライド(よりは現代的ですが)を思い出しました(同じ死後の世界ですしね)
ホラーが指すものが人外の存在であるとするならば、確かにホラー作品ではありますが、コメディ要素の方が強いとは思います。…思いますが、バストアップが食い千切られた(千切られた面が露出)り、凶器が頭や身体に突き刺さった登場人物なんかもいるので、そういった表現が苦手であったり、グロいと感じる方は注意が必要かもしれません。(惨殺シーンなどはないのですが。)
純粋にストーリー、という事になると宣伝にあった「人間恐がらせ屋」の要素は弱い(むしろ皆無かもしれない)し、主人公の母を含め、周囲のキャラクターもだいぶ個性強め。色々「整合性」を求める見方をすると「消化不良」を起こすかもしれません。
「ティム・バートン作品」としては大変満足していますが、若干ストーリーに弱さを感じるので★は1コ、マイナスで。何も考えずに単純に「楽しかったー」で見終われるエンタメ作品だと思います。
【追記】
前作を見てから改めて本作を見ようと思います
【蛇足】
当日はこの作品を見る前に「憐れみの3章」を見ていたので個人的にはウィレム・デフォーの落差に喰らいました(笑)
やりたい放題やってくれました
元妻のばらばらホチキスぱっちんも精気吸取も良いけど、ビートルもしつこいね
Babyまでしつこい
ソウルトレーンならあの世もいいな
ミュージカル契りの儀も笑う
死者たちも楽しいし、母娘もこれが楽しい
ジェナオルテガを観たかっただけだったんだけども
もともと、カートゥーン風なのって苦手でさ、昔の「マスク」もあんまだったんだよ、映像的には。だから一作目もみてません。
でも「あの」ジェナオルテガが出てるなら!と思ってね。「エックス」にも出てたし、未見だけどアダムスファミリーの「ウェンズデー」にも出てるし、ホラーやホラーコメディには合いそうなだったから。ファーストデーだったし。
冒頭から「少し長いなあ」と思いつつ。ビートルジュースの演技がちょっとわざとらしいし、カートゥーンなCGもね、、、、でも途中から良くなっていってさ。やっぱジェナオルテガだよね!表情も動きもいいわ!注目の女優さんだよなあ。
まあ、基本はドタバタコメディなんで、ホラー設定はあっても「ホラー要素」は物足りないよね。これ観る人はあまり求めてない要素かもだけど。
んで、ラストシーンだよ!ここがね、
よかった!
僅かな時間だけど、持ってったな!これで★4.5まで回復!まあ、もうちょいで5まで行きそうだったんだけどね。ソウルトレインとか結構好きな要素はあったんだよなあ。
今回はジェナオルテガ狙いなので、パンフ買いました!でもこれなら一作目も観てみようかな。マイケルキートンは割と刺さらないんだよなあ。バットマン役もあんまだし。1番好きなのはタランティーノの「ジャッキーブラウン」の刑事役かな。「スパイダーマンホームカミング」もまあまあ良かったけどね。でも確かに演技の幅は広い男優ではあるけどね。
ビートルジュース!ビートルジュース!!ビートルジュース!!!
ワクワクするオープニング。
観たかったディム・バートンが帰ってきた!
悪ふざけやりたい放題(ウィレム・デフォーが出てた別の作品もあの監督のやりたい放題だったけど、観る方も楽しめなきゃね)。
怖い楽しい面白い。
順番待ちしてる死人、死因。絶対楽しんで作ってるよね。
ハッピーデイズのリッチーって、フフ!
ソウル・トレインて、ハッハ!
イン・ラビング・メモリー・オブ・ボブって、へへ!
そして、観たかったマイケル・キートンが帰ってきた。
もうマイケル・キートンが出てくるだけで声出して笑っちゃった(周りの人ごめんなさい)。
ウィノナ・ライダーもキャサリン・オハラもマイケル・キートンも変わってるけど変わってない。おさらいしてから観にいけばよかった〜。
久しぶりに涙と声出して笑った。あ〜楽しかった!
バートン監督の古くも新しい世界へ
久々のティム・バートン監督作品が気になったので鑑賞しました。
物語は前作『ビートルジュース(1988)』から35年後、大人になったリディアは亡き夫との間に生まれた娘アストリッドを育てながら霊媒師として活躍していた。だが、アストリッドと折りが合わず、そんな時に街の幽霊がアストリッドを死後の世界へ連れ去ってしまう。アストリッドを連れ戻すべく、リディアは「ビートルジュース」と3回唱える。ビートルジュースに助けを求めるが、ジュースも復活した元妻ドロレスにテンヤワンヤ。その解決策?もあってか、ジュースは念願の婚姻契約を条件にリディアの求めに応じるが…。
後日、前作も鑑賞、本作が少し古めかしく感じた理由が理解できました。
本作のジュースや死者たちは特殊メイクだし、俳優陣も屋敷やセットの会話シーンが多く、最新の映像技術は感じられなかった。まるでテーマパークを巡っているような。バートン監督はあえて一昔前の前作の映像や作風を意識したんだと思います。他、ワイヤー吊り上げやボブのオモチャっぽさ、砂ヘビのコマ送り、愉快な死後の世界など、前作そのまま。古典的だけど、これらが後々のバートン監督の世界観の根底にある気がします。
バートン監督は本作で原点回帰を願っていたかも。
過去のバートン監督作品は『バットマン(1989)』のジャック・ニコルソン、『シザーハンズ(1990)』のジョニー・デップ、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2016)』のエヴァ・グリーンと、怪演俳優が付き物。特に、ジョニー・デップは出演作品が多く、バートン監督に多大なインスピレーションを与えた俳優だと思います。確かに、あのナルシシズムのミステリアスな演技は惹きつけられるけど、それもスキャンダルで大きくイメージタウン。事実、その頃からバートン監督の新作がほぼ無く、アイデアを失ったように思えます。そんな久々の本作は原点回帰も含め、再出発の意味合いもあるのかもしれませんね。
ビートルジュース役マイケル・キートンは一周回って怪人になりましたね。キートンはある時はバットマンでヒーローになり、ある時は『ファウンダー(2016)』など会社重役を演じ、ある時は『スパイダーマン ホームカミング(2017)』など悪役に徹する。どの役も不思議とハマっている。そんな役を経て、前作のチンピラ感のある新進気鋭の人間怖がらせ屋から、創業600年の悪役の品格を得た人間怖がらせ屋が演じられるようになっていました。
他、リディア役ウェノナ・ライダーは今でもゴシックが似合う。ホラーほど暗くも無く、コメディほど明るく無い、バートン監督作品に欠かせない女優です。モニカ・ベルッチは相変わらずお美しい。バートン監督のアニメ作品が実写化したようなドロレスになれる女優はなかなかいないと思います。デリア役キャサリン・オハラも相変わらずパワフルでした。
本作は改めてバートン監督の世界観を知れた作品になりました。平凡な日常にポツンと現れる怪人、バートン監督はそんな童話のような世界観を組み立てられる監督だと思います。本作を機に、再びバートン監督の不可解な世界が覗ける事を願っています。
こら…死んだらどうする
ティム・バートン
ディズニーのアニメーター出身
社内でも有名な問題児だったそうだが
「トロン」などに参加後1985年に
長編映画「ピーウィーの大冒険」を制作
その後1988年の「ビートルジュース」は
予算1500万ドルの3倍を稼ぐ大ヒット
「バットマン」のリブートを託される
CGはいまだにそう使わず
クレイアニメを好んで用いる作風
黒基調の世界観など特徴のある
作風を続けている
またゴジラシリーズの大ファン
今作はその出世作
「ビートルジュース」の35年後を
描いておりそのキャストの
マイケル・ケイン
キャスリン・オハラやウィノナ・ライダー
ら勢ぞろいで作られた続編
どうだったか
こないだの「エイリアン・ロムルズ」
でも思いましたが
最近の名作リブートは表現において
今の技術でCGでという風潮では
なくなっており
あえてストップモーションや
ミニチュアなど旧来のSFX主体の
造りでも若い世代は別に「古い」
とは思わないのかもしれません
むしろバリバリCGの映画にもう
飽きているのかもしれません
オリジナルのキャストも
ノリノリで楽しかったし
マイケル・ケイン全く
変わってない(笑)
相変わらず表現はブラック寄りで
悪趣味(誉め言葉)なんですが
ティム・バートンらしさは
満点
あの世行きの列車
「ソウルトレイン」は
それがやりたかっただけだろ
的なノリで笑ってしまいました
ファーストデーの割に
客全然入ってなかったけど
良作だったと思います
何にも分かってないで見ました 全体のストーリーは きっと初めての人...
何にも分かってないで見ました
全体のストーリーは
きっと初めての人には判らないんだろうけど、
細かい場面でそこそこ楽しめた
それより最初の方で出演者の名前が出始めた時、
ウィノナライダーが出ると初めて意識して、
予告に出てたアストリッド役と勘違いして、
『え??どんだけ年取らないんだ!』って
ツッコミ入れてました
すぐ違うってわかったけど、
自分がアホすぎて笑えた
これは良いハロウィンムービー
面白かったー!
映像の楽しさ、キャラクターの愛嬌、ブラックな笑い、なかなか引くホラー演出、これはハロウィンのこの時期に観るべき季節映画🎃
ちょっと とんちんかんなお祭りイベントだけだと思っていたので、(養)母娘の絶妙な関係性であったり、ティーンエイジャーの恋愛は展開が早いなぁと思っていたらまさかの幽霊でしかも両親殺してたイカれ青年だったとか、このあたりで俄然面白いやん!!と前のめりに笑
死後の世界や死者たちのテンション、デザインは本当に素晴らしいしユーモアに溢れていて、個人的にちょこちょこ笑いました。
特に好きだった部分↓
・世界観
・モニカベルッチ演じる元嫁の美しさと色気
・キャサリンオハラの飄々としたキャラ
・死因を思わず想像しちゃう死者たちのビジュアル
・幽霊青年の設定が判明する時と両親の死に姿が見れる時
・アストリッドが家を飛び出して自転車を漕ぐシーンの音楽と照明
・インフルエンサーたちがスマホに吸い込まれるところ(なんか皮肉〜)
・ボブたちの可愛さ
ちょっと残念・苦手だった部分↓
・もっと死後の世界でのドタバタを見たかった
・元嫁が意外にあっけない、もっと活躍見たい
・幽霊青年の最期もあっけない
・お父さんとの再会、別れもあっけない
・お腹が膨れてビートルジュース赤ちゃんが出てくるところ、妊娠出産系はちょっとリアルでグロすぎた…
・上映時間2時間あっていいのに
ウィレム・デフォー演じる署長の死んだ理由「本物の銃だった」って、前作出演者のアレック・ボールドウィンの銃誤射事件メタですよね?苦笑
ぶっこむな〜
とにかくハロウィンの時期に観てほしい、
楽しさ満点のホラーコメディでした!
楽しめました〜!
先ずティムバートン作が好きかどうか?
マイケルキートンが好きかどうか?
1作目もかなり笑ったけど今回は息つく暇もなく楽しめた!
3作目を作る気だなとラストは思いました!
キャストも豪華だと私は思います!
順番的に1作目を観てからの方が良いかと思いますが逆でも問題無いかと思います!
今回吹替版を鑑賞しました。コメディ系は字幕では難しいので!次は字幕でも観たいと思います!
バートンワールドてんこ盛り、前作履修後がおすすめ
幼少期からティム・バートン監督のファン。未見だった前作「ビートルジュース」を履修した上で劇場へ。
ダークでありつつもポップで楽しい世界観、ティム・バートン節が満載の作品であった。
冒頭詳細は伏せるが、「これこそまさしく『ビートルジュース』!」と言わんばかりのオープニングは、前作鑑賞者のテンションを一気に上げてくれる。当時劇場へ観に行ったりソフト等で何度も観ているようなオールドファンはこれだけでも歓喜するかもしれない。
前作で散々な目に遭ったリディアが、大事な娘の為に最後の駆け込み寺としてビートルジュースを頼る…というストーリーが約35年ぶりの続編としてはアツいポイント。そしてそれだけ時間が経っても殆ど変わらずビートルジュースを演じられるマイケル・キートン氏の演技には脱帽だ。
疎遠になってしまっていた親子が大冒険を経て絆を取り戻す、大事な人との再会……という家族ドラマの要素もあり、ストーリーだけを見れば王道な作りになっている。
前作をなぞりつつもCGや造形でさらにディテールアップされた死後の世界や、サンドワームのCGがストップモーション風になっていたり等、前作を好きであれば懐かしい気分に浸れる事だろう。また、前作を踏まえたニヤリとする小ネタや伏線が沢山なので、初見よりは前作を履修してからの鑑賞をお勧めする。
注意点だが、前作よりも造形技術が進歩した影響か、「本当にこの映画はG指定でいいのか?」と疑うほどかなりグロテスクなシーン・キャラクターが存在するので、カップルやファミリーで観るのはあまりお勧めしない。
個人的に言いたいことは幾つかあるが、前作やティム・バートン監督が好きな方は観て損はない一本だ。初見だけど観てみたい、という方は、可能であれば前作を観てハマるかどうかで鑑賞を決めると良いだろう。完全に初心者の方が観てしまうと、ハマるかかなり嫌いかの2極に分かれてしまいそうな気がする。
ティム・バートンが大好きな世界を楽しむ映画
まさか2024年にビートルジュースの続編が観られるとは思ってみなかった。
トップガンとほぼ同じく前作から36年経っているとのことで内容はうろ覚えだったが、稀代のクリエーターでありアニメーターであるティム・バートンのダークな作家性を楽しくたくさん堪能でき感無量だった。
VFXを極力使わずホラーだけどちょっと笑えるディテールにこだわった特殊メイクやセットで黄泉の世界を楽しく演出。
前作に引き続き出演しているマイケル・キートンは変わらずのテンションだったし、久しぶりのウィノナ・ライダーは少しグラマーになっており驚いた。
キャサリン・オハラは出演していたことを忘れてたが「ホームアローン」のイメージが強すぎたからか。
ウェンズデー以降ホラー顔としてしか見れないジェナ・オルテガは流石にこの世界観の雰囲気にもぴったりだし、モニカ・ベルッチは美しくも貫禄がありラスボス感十分だった。
ウィレム・デフォーはもうクセ強な役ばかりなので今回も至って普通にみえたくらい。
ビートルジュースって結局なんか良い役になっちゃって、最後はちょっと気の毒な感じだったのも面白かった。
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