悪い夏のレビュー・感想・評価
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みんな最後はワルでクズ?!
北村匠海くんの役の変貌が見れると言う作品
やっと観れた〜😅
北村匠海くん 河合優実ちゃん 窪田正孝さん
この3人の役柄に注目してて…
匠海くんの演技はみんなが知っての通り
河合優実ちゃんも「あんのこと」を観て以来
どんな演技をするのか気になっていて
今回の役柄も見事にダメ演技がしっくり💦
佐々木役の匠海くんは真面目なケースワーカー
この真面目さがどこまでワルになるのか…
真面目さ故に壊れるのもどん底💧
ダメっぷり良かったなぁ👏👏
そして、まさかラストの方で
あんなドタバタな展開になるとは思わなかった…
あの部屋でみんなが偶然集まるなんて💦💦
なんだよ〜ホントみんなクズでワルだわ😱
窪田くんの悪っぷりも良き👍✨
あぁいう役柄最近はハマってるね!
今回は初めて行く
TジョイPrince品川
コンパクトな劇場だけど…
傾斜が考えられていて
何処で座っていても前の人が気にならなくて
観やすくて良かった👍✨
原作変えて良い面悪い面がはっきり
こんなドアの使い方ってステキ
ふみはずした人、普通の人の転落、裏切り、執着が悪い人の定義ってことですかねー すべてのキャストの演技力、設定に引き込まれて長さは感じませんでした。薮内さんもバラエティと違う魅力でした。俯瞰的に描いた転落していく様子に、ドキドキ心配してしまいました。没入していたってことですね。ドアを開けることで始まるストーリー→幸福→不幸→ハッピーエンド、ラストシーンもステキでした。
オッサンの使った箸が触れた麺は子役に食べさせられないぜ
城定監督作ははずれない。ちょっと長い気もするけど、無駄シーンがない。
原作が良いのかも知れないが、貧困ビジネスを扱ったものとして良いさじ加減と思った。
生保認定の排除体質と不正時給と両方が並べられているが、それに評価を付けず、感動作としないことによって、見る側に考えさせるようになっている。感動を押し付けたり、社会派作品にすると引いてしまう層が居るからね。
北村匠海の演技はもとより、人相が変わっていく様が見事です。
窪田正孝の悪役ぶりは最高です。
箭内夢菜はもうゆるキャン△にはでれません。
伊藤万理華はこんな役もできるんだな。
さて、河合優実ですが。あんのこと→ナミビア→本作と同一人物ではないかと、疑っています(ベランダからは出奔)。あまりのさやぐれ具合がうま過ぎるので、もはや演技ではなく、こういった人を連れてきておいてあるようです。もちろんほめているが、ちょっと同じようなことを続けてみるのに飽きてしまった。キムタクがキムタクで出演しているみたい。これからも期待してます。
楽しめた
はい、やっぱり邦画は「クズばっかり出て来る作品」に限りますよね!
ここ数年の「クズ人間映画」としては、トップクラスに楽しめた作品でした。
どうしてもそういう作品って、ノリが湿っぽくて、観た後どんよりしちゃうものも多い。
もちろんそれはそれで貴重な映画体験なんだけど、この「悪い夏」は、どうしようもないヤツらばっかりなのに、ポップでちゃんとエンタメしてるのが素晴らしかった。
まずは役者陣がホントに良い!
ヤサグレた女性演じたら当代随一の河合優実、綺麗な顔して見事に闇落ちする北村匠海、いつもホントにナニ考えてるか分からない窪田正孝。この辺りのメインに加えて、サブも良い。箭内夢菜はマジでチンピラの権力を笠に着て偉そうにしてるギャルだし、伊藤万理華って「サマーフィルムにのって」のあのコね!可愛くて結果イカれてるの最高。そして、やっぱり木南晴夏ですよ。あの薄幸そうな表情ときたら。
これだけのマイナスオーラをまとめて、貧困と弱者と搾取をベースに積み上げていくと、どうしても救いのない話になるはずが、すごく上手なバランスでコミカルに見える様に作られててる。
それでいて、この映画はちゃんと観客に「正しいってなんなんでしょうね」ってことも語りかけてくる。
彼らには彼らなりの「正しさ」「良かれ」があって、それに従って行動してるだけ。
でも、みんなやっぱりおかしいんだ。
ラスト。
どんどん登場キャラが集まってきて、嵐の中のワヤクチャが始まる感じもすごく楽しかった。
気になったのは、「生活保護」を受けている人がみんな社会的な「悪」みたいに見える描き方なのは好ましくないかな、と。
役所の担当者たちが「どうやって受給者に打ちきりを迫るか」「打ち切りさせたら偉い」みたいな話をしてるのは、(もちろん理屈は分かるけど)本来の制度の意図と異なるワケだし。
作中で不正受給を断罪するなら、他方で「生活保護受給のあり方」や、日本人として当然受ける権利があることを並行して見せる必要があるところだと思う。
いや、それにしても、楽しかった。
役者を楽しむ作品
TBSラジオ「アトロク6two」で取り上げられ、
高評価だったので鑑賞。
ラジオ内での評価の通り、
粒揃いの役者陣はそれだけで楽しい。
全員主役を張れる巧者であり、
その相乗効果は余りある。
特に言えば窪田正孝かな。
元々高い地声の更に上の高い声で、
世間を馬鹿にした様なセリフを吐く
半グレ社長は
ほぼアドリブらしいが胴に入っている。
伊藤万理華も初めて見たが、
元アイドルという目を惹きつけるルックと、
ギャップのあるキレ方、
ラストの猪突猛進感はとても良い👍
「ナデシコちゃん」箭内夢菜も
久々に見られて良かった😊
木南晴夏は抜群の存在感だっただけに、
他との絡みが少なかったのは残念だが、
それもプロットに重みを持たせる重要な役だった。
少しプロットが無茶かなとも。
ケースワーカーのフォローと、
生活保護受給者もフォローが必要かな。
「生活保護費の受給」をテーマにした作品だと思っていたら、「執念深い女」の話だった
こんな夏に誰がした 生活保護制度を通して見えてくるこの社会の歪み
原作は染井為人の大衆小説で中身はスラスラ読めるので時間つぶしにはちょうどいい作品、それなりに社会風刺も効いている。
温暖化による猛暑は毎年のように記録を更新する勢い。今年も各地で観測史上最高気温が記録されるんだろう。もはや地球温暖化どころか地球沸騰化と言われる。そんな中で景気後退により庶民生活は相変わらず厳しく、電気代節約のためエアコンを控えた熱中症のご老人たちを乗せた救急車が町中サイレンを響かせる夏に今年もなりそうだ。こんな夏にいったい誰がした。
市役所の生活福祉課保護担当課に勤める主人公佐々木守はうぶで真面目な青年。そんな彼に生活保護制度に群がるハイエナたちの魔の手が迫る。
守の同僚高野から不正受給を見逃す代わりに脅されていた愛美と知り合い、うぶな守は初めて恋に落ちる。しかしその恋はハイエナたちによる罠だった。高野の代わりに守は美人局の金本らに脅され不正受給の片棒を担がされるはめに。そして初恋の愛美に裏切られたショックで彼は負のスパイラルに落ち込んでいく。
物語はまさに生活保護制度を中心に繰り広げられる。何とか不正受給をしようとするもの、制度を悪用して生活保護ビジネスにしようとする経済ヤクザ、生活に困窮してなんとか生活保護を受けたいというもの、受給者の弱みに付け込み私欲を尽くそうとする職員。それらの思惑が交錯し、二転三転する群像劇。そんなサスペンスが繰り広げられる中で主軸となる生活保護を取り巻く社会の問題点が浮き彫りになる。
守を脅す金本が言う。不正受給はどんどんやるべきだ。まじめに働いても生活保護費以下の収入でしか暮らせないこの国がおかしいのだと。原作ではこれに加えて生活保護を受給している人間に批判の矛先を向けるのではなく、こんな社会にした国に批判を向けるべきだと。
制度の悪用をしている金本に言う資格はないが、彼に利用されたホームレスたちには確かに言う資格のある意見だ。
日本での生活保護捕捉率はたったの2割だという。これは先進各国、たとえばイギリスやフランスなどが9割なのを見ても極端に低い数字とわかる。
日本で捕捉率が低い理由の一つとして、日本人には他人様に迷惑をかけてはいけない、世間に迷惑をかけてはいけないという考えが根強いため、たとえ受給要件を満たしていても申請しない人が多いのだという。それに加えて近年の自己責任論、そして生活保護バッシングがさらに拍車をかけている。ただでさえ先進各国より低い捕捉率が今なお低いままなのはそういった要因による。
他人様に迷惑をかけてはいけないという道徳律は一見立派な考えにも聞こえる。しかしそれは裏を返せば他人に迷惑をかけるような人間は害悪であるという考えになる。生活保護バッシングはその考えが根底にある。
インドでは人間とは他人に迷惑をかけて育つものだという考えが一般的だ。他人に迷惑をかけて生きてきたんだから、あなたも他人を許しなさい、他人が助けを求めてきたら救いの手を差し伸べなさい。これはまさに日本と真逆の考えだ。日本では過去に生活保護を受けるのを良しとせず自宅で餓死した男性のニュースが取り上げられた。その傍らにはおにぎりが食べたいというメモ書きが残されていたという。他人に迷惑をかけてはいけないという考えは他人に助けを求めてはいけないという考えにつながる。それが原因で起きた悲劇だった。
新自由主義的経済政策による富裕層への減税、消費増税、非正規雇用の拡大でかつて一億総中流と言われた日本もいまや中流層は減少し貧困層が増え、富裕層と貧困層の二極化が進んだ。格差は是正されるどころか固定化されその差は大きくなるばかり。貧困層が増えれば今回のようなコロナ禍の影響がもろに出て生活困窮者が増大し生活保護申請もさすがに増えて財政を圧迫しているという。そもそも法人税引き下げのために消費増税で庶民の生活を圧迫したり、正規雇用を減らすことにより生活困窮の土台を作り上げたにもかかわらず一度下げた法人税を上げるのには難色を示す、かわりに社会保障費にそのぶん跳ね返るという悪循環。
そういう社会状況を作り出した国に対して批判の矛先を向けるべきだという金本の意見だけは確かにもっともだ。しかし現実には国民同士の生活保護バッシングである。向けるべき批判の矛先を間違えているのだ。これもよく言う分割統治である。
愛美に裏切られた守は自暴自棄になり窓口に来た母子家庭で困窮していた古川佳澄に厳しい言葉を投げつけて追い返してしまう。後日彼のもとに警察の人間が訪れて彼女が子供と心中を図ったことを知らされ愕然とする。
ここがまさに本作のテーマである制度のゆがみを如実に描いている。制度を悪用する人間たちの申請を受理し、本当に制度による保護を必要としている人間にはその恩恵にあずからせないという。
衝撃的な事実を知らされて自己嫌悪でいっぱいになった守も愛美と心中を図ろうとする。そこで山田や金本、元同僚の高野や彼を追い続けた不倫相手の宮田有子までが入り乱れての大混乱となる。この辺はかなりドタバタ劇の様相を呈している。
ただここで注目すべきは愛美の行動であった。今まで自分の娘はおろか自身のことさえもどこか他人事のように関心のなかった彼女がこの危険な状況から娘美空を守ろうとする。恵まれない生い立ちで自分を愛せなかった彼女が娘を本能的に守ろうという思いが生まれた瞬間だった。守のゴリラの母親の話の伏線がここで生きてくる。救いようのない人間たちの中で唯一彼女だけが救われた瞬間であった。
本作は生活保護制度を悪用しようとした人間たちの姿を通して制度のゆがみ、社会のゆがみを描いた作品。
原作と比べてかなりマイルドな仕上がりで、子供への暴力シーンはさすがに無理だと思うが、守の闇落ちっぷりが生ぬるかったり、古川親子の末路についても変更されている。レイティングのこともあるから仕方がないのかもしれないが。オチも皮肉が効いたものとは違いハッピーエンドに描かれているため社会風刺としての原作の意図はかなり失われている。
本作を見て胸糞が悪いと感じられた方もいるらしいが原作通りにしていれば更に胸糞の悪さを感じるのかも知れない。だが現実に起きてることはこれとは比べようもないくらいなのだが。
作品ラストで生活保護を受けれなかった古川親子もその後受給できたのか幸せそうな姿を宮田有子とのすれ違いざまに見せるがあそこは守がそれらしき親子とすれ違い実は人違いだったとする方が原作がより引き立つのにと思った。
キャスティングは素晴らしい。金本役の窪田をのぞいてほぼイメージ通りだった。愛美役の河合優美もそのまんまだし、荒んだ主婦古川佳澄を演じた木南はやりすぎというくらい真に迫っていた。助演女優賞は彼女で決まり。
金本役の窪田だけが個人的にはミスマッチと思ってたが、鑑賞してみてキャラクター設定がそもそも変えられてるので納得。でもまじめな一市民である守と真逆な闇の世界の悪の象徴である金本の設定は本作のかなめともいえる存在なので変えてほしくなかった。どう見てもあれではただのチャラいチンピラだからねえ。
担当が気になる
レビューでよいことが書かれてなかったが、自分なりには良く出来た作品だと思う。出ている人たち皆しっかりした演技人だし、クズとかワル(それも小物)とかの役はそれほど難しくないはず。一見、ハッピーエンドのようなラストだが、多分誰も幸せになれないだろうな。ところで、スタッフにランボールギーニウラカン担当というのがあったが、何をするのかものすごく気になった。窪田さんはパンフレットで竹原さんをイジメたと書いてあったが、ガチなら当然竹原さんの方が強い。
unのこと。
最後まで見れなかったが…後に鑑賞
■途中で退席した映画はじめて。
なんか嫌だな。生活保護の不正受給とか現実でありあり設定ではあるが、何か扱いが雑。主人公は凄い善意なのに、はめられていく様をみておられん。俺は苦手だわ。最後までみれず半分ほどで途中退席したはじめての映画になった。出てる俳優、みんなハマり役。演技うまい。しかし河合優実さんはいつも複雑な役柄を。竹原ピストルかな?と思ったら、やっぱり!ハマりすぎている笑
因みに、途中退席をしたのは初めてだが、映画がくだらないと同意ではなく、自分と合わない。それたけのことだ。映画も本も人も人間は選ぶ事ができる。人生はどこまで選べるかはわからない。選べるものは選ぼうではないか。そういう考えだ。
■月日が流れアマプラで早回しで見た。
やはり苦手で、じっくり見れず早回しで見る。結論だけ確認したいのだ。
やっぱ予想通り主人公がはめられました。そしてメンタルやばくなり本来は受けるべき助けるべき申請者を自殺未遂に追い込んでしまう主人公。リアルだな。めちゃくちゃリアルで、痛烈な風刺かと思う。
そして追い詰められておかしくなった主人公。最後の差し合い殺し合いみたいな惨劇。きつい。
最終的にこれハッピーエンド?
誰も死んでない。
自殺者意識不明はどうなった?!
多分公務員がクビ?になった主人公(清掃員)と女が一緒にすんでる。
なんか何とも言えない結末だが、思ったほどのバッドエンドでもなかったんだなと安心した。
娘はどうなったんだ。
豪華キャスト!なのに。
かなりの豪華キャストを揃えた印象です。特に北村匠海と河合優実の共演ということで楽しみにしていたのですが。
まぁ原作があるとの事なので仕方ない部分はあるのでしょうが、最後、警官姿の高野が突撃して来て以降はタチの悪い喜劇を見せられている様で苦笑するしかなかったです。そもそもなんであんな台風来ている夜にみんな集まるのさ?
あと生活保護の不正受給と言えば、外国人に斡旋している悪い輩がいると思うのですが、そういう辺りはスルーなのですね。ふむふむ。
思いの外後味悪くない
闇落ちした北村匠海くんが見たくて鑑賞。
気弱な地味青年→仕事ができて包容力のある男→悲しみにくれて自暴自棄になった弱者→後悔と憤怒にかられて暴挙にでる気狂い、とまぁ四面相どころか多様な表情が見れてすごくよかった。彼の情けない姿ってなんであんなに魅力的なんでしょう。
もはやコメディかといえるほどのラストの怒涛の展開に、笑ってしまったのは私だけだろうか。そのラストの展開までずっと淡々としているので飽きてしまう人はいるかもしれないが、全体的に暗くて陰湿で鬱作品なのに、嵐の中の傘差しとか、お決まりの修羅場とかは、演者たちが必死であればあるほど恐ろしいよりコミカルに見えてきてしまう、不思議な作品。出てくるみんな気持ち悪かった(褒めてる)。
木南晴夏さんの憔悴しきった表情はとてもリアルで、これはかなりヤバイ……と思うほどの鬱状態が伝わってくる。あと窪田正孝くん、「春に散る」でもそうだったけど、ニヒルな役が上手いですねぇ。なんだか彼だけは一貫性があってブレない悪人だからか格好良く見えました。
主人公の佐々木は、仕事も精神的にも追い詰められて最悪で悪い夏だったかもしれないけれど、その半分は良い思い出も入っているんじゃないかなと思った。彼女とその娘さんと過ごした時間は本物だったから。思いの外後味が悪くなかったので良かった。
ただ、思ってたよりも主人公が脅されれるまで長く感じたし、胸糞キャラと物語に嫌な気持ちを引きずって胸焼けを起こしてしまう人がいるかも。
クライマックスだよ、全員集合!
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