「悪に取り込まれませんように、。」悪い夏 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪に取り込まれませんように、。
これまで毎日の生活に困ることもなく普通に生きてこれたのはたまたま運が良かっただけだと思うことがある。世の中には悪が確実に存在してるのでボーっとしてたら詐欺に引っかかるし、弱みにつけ込まれ強請られたり、恨みを買われたら酷い復讐が襲ってくるかもしれない。そのような悪にこれからも関わらずいられることがこの世で普通に生きていける条件なのかと思う。
生活保護の支給に関してはその仕組みを悪用し不正に受給される(竹原ピストルのような)問題と本当に困ってる人に支給が届かない(木南晴夏のような)問題があり、よく報道されたりするが、本作はその生活保護支給を管理する側が(毎熊克哉のように)悪用したり(北村匠海のように)弱みにつけ込まれ不正受給の片棒を担ぐという話である。そこに(窪田正孝のような)とんでもない奴と生き方がうまくできない(河合優実のような)シングルマザーと自分のプライドをコントロールできない(伊藤万理華のような)一途な女性が絡み物語はぐちゃぐちゃな終盤を迎えた。ラストはハッピーエンドのようだが、あまり気持ちがいい映画ではない。
「サマーフィルムにのって」で爽やかな高校生だった河合優実と伊藤万理華が僅か4-5年でこのようにな難しい女性を演じてるのが凄いと思います。北村匠海は「あんぱん」で相変わらずのぶ(今田美桜)に想いを伝えられてないので、まずはそっちで頑張って欲しい、。
コメントする