「北村匠海と河合優実が見たかったらこれ。見応えあり。」悪い夏 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
北村匠海と河合優実が見たかったらこれ。見応えあり。
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北村匠海と河合優実が見たくて見ましたが、映画としてもとても面白い。どちらも朝ドラのあんぱんつながり。
正直バッドエンドかと思って見るのを躊躇してたけど、結構ラストシーンの畳み掛けはエンタメ映画のそれでした。
正直、主人公自体にそれほど好感は持てませんし、登場人物全員が闇を抱えているので、中盤はかなり見ていて辛い感じでした。合間にある貧困のシングルマザーの場面はシンプルに辛い。
ラストはグッドエンド寄りではあったので、良かったかな。ラストシーンで家の中は見せずにそれとなく伝える場面。妊婦さんとすれ違っててなんとなくファミリーが住みそうなアパートで子供の傘もあり、ただいまという言葉で締めくくるのは、あまりに綺麗すぎる終わり。想像の余地を残しつつ、明らかに彼らがファミリーとなり暮らしているという証もある。ドア閉まって終わったら綺麗だなと思ったらちゃんと終わってて素晴らしい。
北村匠海の演技力と河合優実の演技力のぶつかり合いもやはり見どころのや一つ。次第に家族のようになっていく様も小さな演技の積み重ねでとても大切なものに感じてくる。そういう部分の光る映画だと思います。
あと、窪田正孝はいつもの窪田正孝なのに一層怖い。怖すぎて最後はボコボコにしてほしいと思えて、ちゃんとボコれるのが良い。
ほぼ星5です。5じゃないのは、正直もう一度見たいとは思えないから。流石に95%は嫌な気持ちになりながら見ることになるもの。
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