「悪い何か」悪い夏 Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
悪い何か
登場人物みんながクズ(潔白を象徴していた天使を除く)。
しかし、みんなが口にするのは、それなりの正論。
だから、クズを生み出している何かが存在するように思えてしまいます。もしかしたら、クズではなく弱者と表現すべきかもしれません。
終盤に嵐とともに訪れる、若干笑いが漏れそうになるような修羅場も、それぞれにもがき苦しんでいる、現代の我々を映し出していたようにも見えました。
「イケナイものはイケナイ」とキレイに割り切れたらどんなに楽か、そんな風に考えさせてくれました。
そのときどきの心情、立ち位置を「眼」で見事に演じ分けていた北村匠海さん、河合優実さんが素晴らしかったです。
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