「今年の夏は暑すぎないように。」悪い夏 makotoさんの映画レビュー(感想・評価)
今年の夏は暑すぎないように。
市役所の生活福祉課に勤める佐々木守は、同僚の宮田からある相談を持ちかけられ、渋々応じて、シングルマザーの愛美の元を尋ねる。佐々木はある不正を知ることになる。
全員がワルでどうしようもない人達。
そこに行き着くには、意図的な背景とやむにやむを得ない場合ががある。
生活保護不正受給とやむを得ない人。
それを審査する役所のケースワーカー。
人間の性根の悪巧みと人間関係を利用した関係を巧みに表現されて嫌な部分を表現してるにも関わらず、鑑賞後の爽快感があったのは
佐々木の愛美の娘に対する優しさと、ラストシーンの全員が集合する乱闘シーンのテンポ感の良さは喜劇列車に乗ってるようだった。
日本の蒸し暑い夏が舞台のこの作品。
松本清張の「鬼畜」も真夏の作品だった。
昔も現代も夏は人の理性を狂わせるのは変わらない普遍。
今年の夏は暑すぎない方が良い。
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