「期待度○鑑賞後の満足度✕ クソつまらん。実は社会主義国家な日本と階級社会である日本の暗部をついた社会派サスペンスエンターテイメントを作りたかったのだろうが完全な失敗作。何の取り柄もない映画。」悪い夏 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度✕ クソつまらん。実は社会主義国家な日本と階級社会である日本の暗部をついた社会派サスペンスエンターテイメントを作りたかったのだろうが完全な失敗作。何の取り柄もない映画。
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(原作未読)
①ソーシャルワーカーがそこまでするか?と思わせる時点で既に失敗作。そうしないと話として面白くないのだろうが、もう少し話の持っていきようがあっただろうに。
松本清張ならもっとリアルに上手く書いていたと思う。
②佐々木は馬鹿な男だが、私も自分の甘さから騙されたことがあるので余り冷たく突き放せないか、騙される方も悪いというし。
③社会福祉課の同僚の女性職員も最初から挙動不審て正論を話してばかりで却って胡散臭いが途中で言動の裏側にあるものが察せられて(しかも実に陳腐な真相)、クライマックスシーンでのその狂乱ぷりは気色悪いばかり。
ただ、そのキモさが本作では唯一面白い点と言えるかも知れない。
④河合優美は早くもタイプキャストされ出した感じがする。NHK-TVとかではもう少し幅広い役もしているみたいだけど。
⑤窪田正孝の悪役は軽すぎて板についていない。
⑥無理心中する母子の脇エピソードはもっと膨らむのかと期待していたら、ホントに脇エピソードに終わってしまってつまらん。
ラストの方でよく似た母子(幸せそうな感じ)が映るので、もし同じ母子だったら”助かったんだ“ということだけれども、それで「良かったなぁ」とか「救われた」なんて少しも思えないのも本作の中身のなさの成すところ。
⑦竹原ピストルの部屋の方はまあまあだったけれど、河合優美の部屋の方はいかにも作った貧しさという感じ。貧しさと惨めさとが伝わってこない(その点、『あんのこと』の実家の部屋の方はリアリティーがあった)。
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